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・・・・・・(只今気絶中)

「・・・・・・」


「・・・・・・・・・」


「こ・・・さ・・・う・・・すわ。」


 なんか声がする。


「次・・・こち・・・ですわ。」


 静かにしてくれませんかね。僕はすっごい眠いんです。


「きゃー。こ・・・ぴった・・・ですわ。」


 うるさくて眠れない。いったいなんですか、まったく。


「なんか起きそうですわね。では最後に・・・。」


 ・・・起きそう?服?なんか体を触られてる?徐々に意識が覚醒していく。たしか僕はミリ母に弄られて・・・それから気が遠くなって・・・。ってヤバイ、起きないと溺れる。


「これでよし、完璧ですわ。」


 その言葉と同時に、僕は目を覚ました。よかった助かってた。溺れ死んでなかったよ。


「ここは?」


 目の前に恍惚の笑みを浮かべる食堂のお姉さんに声を掛けた。


「ここは2階の私の部屋ですわ。貴女どこまでおぼえてらっしゃるの?」


 笑みが消え、心配そうな声で僕に問いかけてきた。


「・・・たしか、ミリちゃんのお母さんに担がれて川まで連れて行かれ・・・、それから・・・裸に剥かれて・・・胸揉まれたり・・・お尻を触られたり・・・」


 だんだん思い出してきた・・・。恥ずかしさで顔が赤くなっていくのがわかる。


「体験こともない感覚があって、それから気を失った・・・ような?」


 最後のほうはほとんど覚えてない。うそです、ちゃんと覚えてます。でも、僕の男としての何かが無くなりそうなので忘れることにします。


「うちの妹が迷惑をかけたようですわね。ごめんなさい、姉としてあやまりますわ。あとできつくお仕置きをしておくのでそれで許してちょうだい。」


「そこはお任せします。」


 申し訳なさそうにするお姉さんに、僕はそう言うしかなかった。最初の様子から、ここで庇ったりなんか言ったりするととばっちりがきそうで怖い。もちろん庇う気はないけどね。


「お体の具合はいかかです?どこか痛いところとかございません?」


 別にどこも痛くないし、変な感覚もない気がする。


「なさそうですわね。一応は私も、お体の隅々まで見せていただきましたが、きれいなお肌で傷一つございませんでしたわ。」


 担がれたり放られたりしたけど、ちゃんと怪我させないように気をつけてくれたんだねぇ・・・え?


「すいません、さっきのところもう一度言ってくれません?」


「きれいなお肌で傷一つありませんでしたわ。」


「いえその前の・・・。」


「隅々まで見せていただきましたが?でしょうか・・・。本当に素晴らしい(おいしそうな)お体でしたわ。妹には釘をさされましたが、よろしければ私と新たな世界をみませんとこ?」


 無理です、いやです、相手がS百合とか僕には敷居が高すぎます。


 やはり、「この姉にしてあの妹あり」だったようだ。

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