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第1冠 その者魂操れし

「はぁ……ついてないなぁ……」

と私こと〈神田(しんでん)鏡子(きょうこ)〉は朝からため息をついていた・・・

なぜなら登校中に野良犬に追いかけられるわ、怖い不良の人たちとぶつかってしまったりとか・・・(不良の人にはちゃんと謝ったけど………)

「今日は厄日かなー」

と一人馬鹿みたいなこと言っていると……


キーンコーンカーンコーン

と、ありきたりな学校のチャイムが鳴った

ガラッ

「はいお前ら席につけー!今日は転校生を紹介するぞー」

と私のクラスの担任の男性教師が対して若々しくもない声で朝から大声を出していた。

「どんな人かなー?カッコいい男子だったらどうするー?」

「美人カモン!もしくはかわい子ちゃん!」

とクラス男女どちらとも興味津々のようす。

それに私はというと…私も興味津々だった(笑)

「どんな人だろうねー?!」

「うーんカッコイイ人だといいねー!」

と前の席の友達と和気あいあいと話している

「おーい!静かにしろー!入ってもらうぞー!

じゃあ纒はいれ!」

ガラッ

コツコツコツ……

「皆さん初めまして僕の名前は〈(まとう)(じん)

と言いますこれからよろしくお願いします」 ペコッ

パチパチパチ……

一通りの自己紹介が終わった後、転校生の仁君は一気に質問ぜめにあっていて困っていた……とそこに先生から一言あった

「纒は生まれつき体が悪いらしくて授業中によく抜け出す

ことになるが気にしないでやってくれよな」

「「「はーい!」」」

とクラス全体からの返事

ここで纒 仁のルックスを私から説明しておく

顔や身長といったところは普通な感じ…声も年相応だと思うまぁ要するに普通な男子だ

それから授業を6時間うけいつも通りの日が過ぎようとしていた……あんなことになるまでは……


「あっ!」

私は教室の窓から携帯電話を落としてしまった

そして裏庭にいくところで奇妙なものを見てしまった……

あの私があの戦いに巻き込まれる原因を…

ゴフォーゴフォー

「何あれ……パンダ…?」

私の目の前にいたのはパンダのような体や模様はしているが大きさがおかしい私の四倍…大体6mくらいはあるであろう、そして通常では黒の模様の部分は紫色になっている

「あっ私の携帯…キャッ!」

隠れていたのだが携帯を見つけて動こうとした時に転んでしまった…

ガウゥ?ゴァァァァ!!!

「キャァァ!」

と叫びながらも頭の中ではやっぱ厄日だ…とか考えていたゴァァ!

あのパンダの巨大な爪が私に襲いかかろうとしたその時!

ガァコン!

グォア?

「えっ……?」

そこにはあの転校生 纒仁が巨大な剣で爪を防いでいた

「大丈夫ですか?さぁ逃げて!」

「あいつは一体…?それに仁君って…」

「話は後!早く!」

急かされるままに建物に隠れたものの私は顔だけをだして様子を見ていると……

「チェンジ!」

と仁が叫びながら剣を撫でるとみるみる剣はよくアニメなどでみるような鎌に変化した!

グォォォ!

怪物の一撃!それを鎌をひと振りし退けた仁は何かをつぶやき始めた…

「我が身に巣食いしカノモノよその力我が武器に授けたまえ! 〈ベリアル〉!!」

と叫ぶと鎌の周りと赤い炎のようなものが纏い、炎が晴れると鎌の形は豹変した……まるで地獄の武器のような…

グガァァァァ!

怪物が咆哮と共に両手で引き裂こうとするのをバックステップでかわし

「ベリアルよ!お前の地獄の炎で焼き払え!

剛炎の三角形!」

鎌を3回振ると怪物を中心とし炎の線のようなものが三角形状に引かれた

アガァァ!ゴゴォォ!

怪物が三角形から出ようとするとその巨体に炎が当たり

グガァ!

と叫びのような声と共に中心にもどってしまった

「これで終わりだ! 」

最後に鎌を縦に振ると三角形の内側の地面が赤く染まり次の瞬間

ゴォォォォォォォ!

と炎が吹き出し怪物は声も上げることなく紫色の塵となった


「ふぅ…大丈夫でしたか?」

「えっ?…あっえぇ…助けてくれてありがとう…それで君は一体?…それにあれは?」

「あれは〈グレーム〉というこの世界に住まう怪物の一種で僕は………〈魂の操作者〉(ソウルソウサラー〉さ」


次冠に続く……

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