表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
MP1の転生者  作者: 赤い人
第4章-MP1の”13人目”の冒険者
62/64

牝狗2匹

今日2本目


あと2本。


残酷表現あり。

第4章-MP1の“13人目”の冒険者 其の7-



「た、助けてくれ~」

「無駄だ、【サイレント】をかけているし、明るみになって困るのはお前の方だろ」

「ひ、ひぎ~」



俺はとりあえずギルマスをぼこった。

女をいたぶる趣味はないが豚みたいな容姿の男なら罪悪感全くないわ。


とりあえず他の契約とか聞き出すついでに、腕をちぎってはくっつけたり、指の先から一寸刻みに潰してみたりして拷問の練習をした。


おかげで拷問の経験値がたまって、いくつかのアクティブスキルも手に入った。


この世界は治癒魔法があるから怪我させても治せるから非常に便利だ。

――ただ俺の治癒スキルは低いので完全に治せないし、痛みはあえて残るようにしといたけど。



-1時間後 拷問終了-



調べた結果、不利になる契約だらけでマジ笑えた。

わかりやすく言うと一生ギルドの奴隷になります。

稼いだお金も全部没収です。



「ん~君たちの処遇だけど決めたわ。1つは当然だけど今後俺や俺の仲間に害を指す行為と嘘をつくことの禁止。2つ目はホイミの契約や借金はすべてルカニ(ギルマスの名前)が肩代わりしろ!」

「そ、そんな!」



俺は【威圧】を再びかけて睨みつける。



「今の立場わかっているよな? 俺がお前を訴えたら一生終わりだぞ?」

「うぐ・・・」



というのもギルマスが俺にしたことは完全に犯罪行為で、俺が犯罪だ!と断定すると犯罪職【契約詐欺師】を習得してしまう――正確には隠し職から一般職になって、ギルドカードに表示されるようになる。


ちなみに俺が先に契約のサインをしてしまうと訴えることもできなくなっていた。


ああ、俺の拷問行為だが今回は先にあちらが犯罪行為をしてきたので何をしても問題はない――俺の場合転生者という種族なので元々何をしようが犯罪職は得られないのだが・・・。



「3つめだが喜べ俺は非常に優しいから3つの絶対命令権でゆるしてやる。しかもギルド規約や国法に反する行動はさせない」

「・・・」



もう諦めたのか何もいわない。

男の奴隷なんていらんし、もし奴隷にしてこいつがなんかしたら責任も取らされそう――犯罪職持っている奴だしね――だから出来るだけ関わりを持ちたくない。



「4つ目はホイミ・シャンハイを奴隷にして1日後、お前が買い取れ。値段は100億MPだ」



ホイミにも罰を与えたいし、どうせ売らないといけない。

なら最悪の相手の方がいいに決まっている。

こんな状況に陥った原因とも言えるホイミが奴隷となればこいつはその怒りをすべてホイミにぶつけるに違いない。

・・・お金はついでだ。



「ちょっと待ってください」

「ん? どうした?」



ベホイミが声をかけてきた。

なおベホイミはギルマスの企みを知らなかったみたいなので許してやった・・・俺って優しい!

――本当のところは手を出したら犯罪だからであるが。

犯罪職は得なくても現行犯なら捕まる、まあいくらでもごまかせるんだがこの場では弱みを見せたくなかったので。



「ホイミは私にすぐ売ってくれませんか? 乱暴な事をしないであげて欲しいんです」

「いやだ。実際被害を被っているのに何も罰を与えないわけにはいけないだろ? しかもギルマスと違ってお前には支払い能力がない」

「じゃ、じゃあ私が代わりに奴隷になります! 幼い時に両親を亡くして私にはあの子しかいないんです!」



・・・なるほど。

ホイミがああなっちゃったのはこいつのせいなんじゃないだろうか。


超シスコンで甘やかしすぎて、悪い事をしてもこいつが全部引き受けていた。

で、何が悪いこと何か分からなくなったと。


なんかこいつもむかついてきたな。



「そうだな・・・もしいくつかの条件をのむなら、お前が奴隷となるならホイミの代理主としてもいい。1つは罰を与えないわけにはいかないが2時間で済ましてやるからホイミといっしょに受けろ。以後ホイミには過剰な暴力行為はしないと約束する。2つ目はホイミが今後一切言葉を発することを禁じる。あいつの口は災いしか生まん。3つ目が俺の奴隷とするがこのままギルドで働き、常に情報を流すように、ただ個人情報の流出などのギルドの規約に反することや国法に反することはさせない」

「奴隷を職員にするなんて・・・」



ギルマスが口を挟む。



「奴隷契約の段階で規約を守るようにしておけば問題ないだろう?」

「ひ! そうです」



1時間だけだが痛い目を見させられるし、口からの災いは口を閉じれば問題はなくなるだろう。

で職員のままにすることで盗賊対策になって、最新情報をゲットできる。


ちなみに【フレンドチャット】を使えるのでギルド職員の情報収集能力はかなりすごいことが分かっている。

他人に【フレンド登録】するのは危険だが相手が自分の奴隷なら問題ない。



「でどうする?」



俺は再びベホイミに問いかけてみる。



「それで構いません・・・」



その後、契約は俺の言う通りに直されホイミとベホイミは俺の奴隷になった。

で2時間の間で・・・・



「ご、ご主人様・・・そ、そこは~」

「む~む~む~~~~」



何をしたかは内緒だが何かを目覚めさせてさせてしまい、忠実な牝狗2匹を手に入れました。


本来奴隷を職員にすることはできないんですが、ギルマスを脅したのと、はじめの契約上でギルド規定を守ることが遵守させられていたので可能になりました。


初めはホイミは奴隷ではなく契約で2度としゃべれなくなってもらい、プラカードキャラになるだけの予定だったのですが・・・。


どうしてこうなった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ