遊び人
自分で書いといてなんですが展開に納得がいきません。
書きなおしたいところなんですが今は忙しくて時間が取れないのでしばらく活動を停止します。
再活動後は改訂して1から始めようと思います。
ノリで出してもいい作品にはならないですね。
毎日更新とかにしなければよかった。
今手元にある書きため分4話はまとめて明日の11時に投稿します。
第4章-MP1の“13人目”の冒険者 其の5-
-とあるメイドカフェ(貸切)-
「ショウ、災難だったね。話には聞いてたけどあんな子がギルドの受け付けやってるなんて・・・。私なら絶対近づきたくないし、もし被害をこうむったら速攻で魔物のエサにしてやるね!」
獣人以外には優しさの欠ける師匠がこうのたまった・・・いやすぐに殺してやるだけ優しいのか?
「一応奴隷法では衣食住を補償しないといけないし、意図的に殺してもいけないんでしたよね?」
「まあそうだが世間的にばれなきゃ問題ないよ。ん? あの穣ちゃんを引き受ける気なのかい?」
「いえ、すぐに売り払おうかと思ってます。神官系職を持っているので面倒ですしね」
お仕置きはするつもりだけどね・・・。
「おやもったいない。性的になぶり倒してからにしたらいいのに」
「・・・師匠って女性ですよね?」
-どっかーん!-
師匠がグーで思いっきり殴ってくれた――あまりの衝撃で椅子は壊れ床に穴が開いた。
「痛いじゃないですか」
「ウソつけ! あんたの【古代級対物理耐性】なら結界内で弱っている私の拳くらいどうってことないだろ!」
などと言っているが未だにウサミさんの方が強い。
確かに俺は古代級職になったがMP1のため上級下位スキルくらいしか自由に使えない。
そのため実質的な実力は上級の中位から上位に留まっている。
一方ウサミさんは古代級職になれるのにあえてなっていない変わり物で、上級の最上位の実力を持っている。(ギルドで20位以内に入る実力)
ウサオさんも上級上位の実力の持ち主で勝率はまだ5割を切る。
まあ古代級職を持っているハッタリはかなりのものだし、奥の手の必殺技もあるので何とかなるだろう。
-修繕費+迷惑料を払って、椅子を変えてもらった-
「まあもう私からは独立したんだから好きに決めるんだね。あと私のことはウサミと呼びな! いつまでも師匠と呼んでるんで甘えるんじゃないよ!」
「1日考えるつもりです。それとまだ未熟なのは理解していますので、今はウサミ先輩で我慢してもらえますか?」
「ふふ、しかたないね~」
こうは言っているが若干うれしそうだった。
基本的に面倒見が良くて、仲間意識も強い人だから絆を大切にしているんだろう。
だから突き放す行為をしたのにまだ慕ってくれるのがわかったからうれしかったんだと思う。
「でもあのギルドマスターには気を付けときな。さっき見た時何か企んでそうな顔をしていたからね」
「わかりました。こちらもレア職のスキルを使って警戒して望みます」
始めウサミさんは俺が悪い者か判断した理由として「見る目」があるからだと言っていた。
だが確かに正解だが実際にはスキルの効果だ。
【真実の目】:賢者系スキルで相手の感情を読むことができる
まあ相手が高位職の場合は読みにくいんだが俺も使える、ただ経験値はウサミさんの方が圧倒的に高くパッシブスキルとしての性能は劣るため、ギルダマスターの企みに気付かなかったのだろう。
ふ、ふ、ふ・・・。
ギルマスよ。
もし今の俺にちょっかいをかけるつもりなら覚悟しておくんだな。
-閑話休題-
「あ、スズ! 誕生時間まであとどれくらい?」
この世界では生まれた時間が正確にわかり、きっちりその時間にならないと年を取らない。
「あと30秒だにゃん!!」
「ん、じゃあカウントダウンだ!」
30・・・25・・・20・・・15・・・10・・・5,4,3,2,1
「「「「「「「「ゼロ!! 誕生日おめでとう!」」」」」」」」」
「ありがとにゃん!」
-ぼーん-
スズが神さんと天啓を交わしている。
おそらく【初心者】を失って代わりの職業を貰ったのだろう。
「スズ! 何か職業を手に入れた?」
「うん!! 【遊び人】を手に入れたにゃん!!」
「あ、【遊び人】? スキルは?」
「【遊び人的行動】、【初級童心】、【初級不老】、【初級悪運】、【初級遊び創造】、【初級遊びの教え】だにゃん!!」
ふ~
【遊び人】というのは中級の特殊職だ。
そういう意味ではレアなのだが問題は【初級童心】と【初級悪運】だ。
パーティメンバーのステータスも見ることができるようになったので調べてみた。
【初級童心】:特殊スキル。日消費MP0。自動的にランクアップする。精神年齢が子供のままになり、強制的に【不老】を発動する。ただし不老の適性値を+2
【初級悪運】:特修スキル。日消費MP0。自動的にランクアップする。エンカウント率増加、レアドロップ率増加。ハプニング体質になるが乗り越えれば幸運が得られる。【不運】+【幸運】の複合スキル。
【童心】・・・これのせいでスズはもうこれ以上肉体的にも精神的にも成長しなくなるというのか。
でも
一生小さいまま――ありでいいよね?
神様グッジョブ!!
そういえば【初心者】の時は手に入れていない天職候補職の影響を受けるらしいから、スズの精神が幼かったのはおそらくこれのせいだったのだろう・・・。
【悪運】・・・これは厄介だ。これい以上の厄介事が押し寄せてくるなんて御免だ。というか俺今まで持っていなかったのか?
人神『ほほ、心配せずともやるぞ!』
精霊『ショウ・オオサカは【上級悪運】を習得できます』
―――いらね~よ!
精霊『強制的に【上級悪運】が習得されました』
「の~!!!」
「ショウ様大丈夫ですか?」
「ああ、いや俺も【悪運】を手に入れてしまったみたい・・・」
「おいおい、こっちに来るなよ! はは、今日で分かれることになって正解だったね」
ラビッツファミリーの皆がいじってくるが本気で嫌がっているわけではなさそう。
・・・【悪運】を手に入れることになったのはおそらくパーティの共有化のせいだろう。
スキルはどういうものか正確に知らなければ習得できない。
さらに知識があればOKというわけでもなく、感覚がわからなければ習得できない。
知識はさっき【パーティスキル情報開示】で知ってしまったし、感覚はパーティ共有化でなんとなくわかってしまった。
でスキル習得条件がそろったと。
はっきりいって呪いみたいなスキルなので強制的にに習得させられたが・・・すでに上級だったの今までの経験値が溜っていたからだろう。
この世界ではスキルがなくても熟練度や経験値は溜るし、失われることはない。
例えば、パーティ共有化でスキルがない人に料理を作ってもらえば、表示はされないがちゃんと経験値は溜る。
あと辞職したりしてスキルを失っても、のちのち復職すれば前のままの熟練度が維持されている。
つまり今までのハプニング経験のおかげで上級スタートとなったのだ!――うれしくね~
「大丈夫です!! ショウ様なら乗りきれます! 私も全力でご奉仕させていただきますので!!」
「ああ、気にしてないよ。それとありがとうね」
そう言いながらカオリの頭を撫でてやった。
顔が赤くなっているがしっぽがかなり揺れている・・・うれしいようだ。
言動や行動がちょっとおかしくなったがこうしていると非常に可愛い。
「あ、ひゃん」
つでに耳もいじってやる――しっぽが1.5倍速になった。
「今日はスズが主役だにゃん!」
そう言って隣に座っていたはずのスズが膝の上に座って来た。
カオリと同時になでてやる。
「ごろごろにゃ~ん」
スズは完全に俺のペットと化していた・・・。
スズの初期設定
鈴をつけたペットな子猫。
戦闘力は随一。
名前は鈴から
子猫にしているんなら精神と身体を成長させちゃだめだろう
⇒そういうスキルを作ろう【童心】
⇒どの職業がいいだろう?
⇒何時までも子供【ピーターパン】
⇒いきなりそれは不味くないか・・・【遊び人】
てな感じで決まりました。
上級職の【ピーターパン】は空を飛べるのか?
訂正情報
いちよう⇒一応
くせですね・・・