神官系奴隷
2万ユニーク突破!!
ありがとうございます。
前回の1万に比べてからかなり速かったです。
今日は23時にも投稿する予定です。
第4章-MP1の“13人目”の冒険者 其の4-
「貴方様に失礼を働いた、ホイミ・シャンハイは解雇させ、賠償金として100万MP分の借用書をお渡しします。それと私も辞職します。ですからどうかお許しいただけないでしょうか?」
――俺がアワジシマで会ったのと同一人物だと気づいているはずなのに態度が全く違うのは、新人と古代級職持ちの差だろうな・・・。
ちなみに冒険者の平均年収だが下級なら10万MP、中級なら100万MP、上級だと1000万MPだ。
古代級は13人しかいないのできれいな平均は取れないが約1億MPだ・・・。
つまり古代級職持ちの俺からすると安いが――100万MPは日本円で1億円なので大金と言っていい。
面倒事を避けるならこの条件を受けた方がよさそうだが、ホイミさんにはいらっときているしな・・・。
「いやそれではだめだよ! ベホイミ君」
「ギ、ギルドマスター・・・!」
後ろから壮年のヒューマンのおじさんが現れた。
「前のギルドから引き受けるとき契約をしたように、ホイミ・シャンハイは【奴隷】となってもらう」
「そ、それは・・・」
「これは決定事項だ。・・・この度はうちの者がご迷惑をおかけしてしまい申し訳ございません。お詫びとしてホイミ・シャンハイと奴隷契約を結んでもらえないでしょうか?」
-考え中-
・・・本来本人の意思なしで【奴隷】には出来ないはずだが、ギルマスは契約と言っていた。
おそらく次失敗したら【奴隷】として引き渡すぞ!と決められていたのだろうけど・・・そんな契約を結ばされるなんて、この50日でどれだけやらかしたんだよ!
だが奴隷ね~
・・・マジでいらね~
容姿だけみたら20歳くらいでかなり美人になるだろう。
男として性奴隷に興味もある・・・しかし。
今俺はカオリ、スズの2人といっしょに寝ている――忘れているかもしれないがまだ12歳だ。
まあそろそろOKじゃないと思わなくもないが、カオリはともかくスズの情操教育によくないような気もする。
エロエロ展開も悪くないような気もするが・・・今はまだ時期早々だと思う。
暴力展開もさっき見たところ本人に悪気がないからやりにくいし、やっぱりスズへの影響がよくない。
まあ両方とも隠れてやれば問題ないけどね!
うん、ちょっとくらいギタギタにしてもOKだよね。
まあいらない一番の理由はホイミさんが神官系職を持っているからだ。
神官系職は一般職だが特殊職に相当し結構珍しい。
ちなみに【賢者】、【戦士】、【騎士】、【王】とかも特殊職になる・・・珍しい職業でスキルが特殊、強力と思ってくれたらいい。(ただし日消費MPが高くなり、熟練度が上がりにくいが)
―――数が多くないからホイミさんは今までクビになってなかったのだろう。
ヒューマンの神官系なのでヒューマンや冒険者ならどこでも天啓が出来るので便利なのだが、1部のやつらが熱烈に欲しがっているため非常に危険だ。
誰が欲しがっているのかというと――犯罪職を持つものだ。
犯罪職を持っている場合は町に入れない。
つまりギルドでレベルアップとかスキル習得、転職等が出来なくなるのだ。
だから神官系の職を持つものは狙われる。
ただ冒険者ギルドにいるときや移動中は、天啓の仲介料等で荒稼ぎしたMPで凄腕を常に大量に雇っているのでそんなに危険はない。
だが今回のように個人が所有しているとわかると危険度が跳ね上がる・・・。
それを考慮してまでホイミを連れていたいかというと――はっきりいってNOだ!
そもそも俺は神官系を持っているし、ホイミさんのうっかりはパーティを危険にさらす。
ではどっかで働かして貢がせる――ホイミさんも登録しているので1カ所に留まれない。
売る・・・神官系を持つ奴隷は危険なので安く買いたたかれる。
ならクラスアウトさせてから売る――特殊職辞職クエストは非常にめんどい、本人を連れていく必要があるから危険だし、少なくとも1年はかかる。
結論――とりあえずお仕置きしてから安くても売るのが無難。
-考え終了-
「今日はこれからパーティなんだ。今渡されてもうっとうしいから明日にしてくれないか。ああ、また余計な事言われても困るから明日までどっかに閉じ込めておいてね」
良く考えたら性急に決める必要はないよね。
てか今日はスズちゃんの誕生日なんだ!
邪魔者はいらん!!
すみません。
まだ引き延ばします・・・ので23時にも投稿します。
決着は3話先です。
どうしてこうなった。
1話でさらってと済ますはずが・・・。
よくわからない結末に動揺しています。
しかもその後の展開にも影響して、この章1話の時に軽く書いたプロットとかけ離れている。
本当にどうしてこうなったのだろう・・・。
一部残酷でR15な感じなんですがどうしよう。
訂正情報
いちおうをいちようと間違えていたことが発覚。
プロローグのところは訂正しまいたが他にもあるかもしれません。
気づけば直すつもりです。