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MP1の転生者  作者: 赤い人
第3章-MP1の新人冒険者-
53/64

メイ・ソウル

祝10万文字突破!

(あとがきを入れたらすでに突破していましたが)


昨日何故かアクセス数がすごかったです。

1本しか上げていなかったのに不思議です。


それとタイトルを変更しました。

理由としましてはいつまでも練習用として甘えているのはみっともないと思ったからです。

今後「MP1の転生者」としてよろしくお願いします。


タイトルを変えたからアクセス数が増えたのだろうか?

3章-MP1の新人冒険者 其の15-



状況を整理しよう

・ウサミさんはいい人・・・ただし獣人に限る

・俺がレア職業を持っていることに気付かれた――何やら感動している風なので悪いようにはされなさそう?

・さらに俺が元王子でメイ・ソウルの息子だとバレた←今ここ


というか俺の事情ほとんどいい当てられたよ。

これが職業「賢者」持ちってことなのだろうか。

完全に確信しているようなので言い訳してもどうしようもなさそうだし、流れに任せるしかないのか――ウサミさんの人柄にかける!


(はい、そうです。僕はこの国の王であるオウマ・オオサカ・ニホンと元冒険者のメイ・ソウルの息子です。父はわかるのですが母を様付けということは会ったことがあるのですか?それと何で僕がこの2人の子供だとわかったのでしょうか?)

(やはりそうだったのかい・・・。メイ様の息子に会うことになるなんて年を取ったものだね。メイ様はね、私やウサオがまだ新人だった頃に初めて会ったんだ。今でこそ獣人の扱いはマシにはなったけど45年前は結構酷くてね~ ヒューマンの中堅の冒険者に理不尽ないちゃもんをつけられて10人くらいで囲まれズタボロにされて・・・危うく奴隷に落とされそうになったのさ。そこにさっそうと現れたのがメイド姿の若いヒューマンの女だった。現れたのが1人の女だったことに安心してか、その10人は彼女にも襲いかかったんだ。私は思わず声を上げて「逃げて!」と言ったんだ。だってメイドが中堅の冒険者10人に太刀打ちできるはずがないと思ったさ。だけど彼女は「ゴミ掃除します」と言って10人を一瞬の内に消してしまったんだ。本当に消えたんだ、10人が急に消えるなんて意味がわからなかったからそう聞いてみたんだけど「メイドですから」とそれ以上教えてくれなかった。・・・これは今でもどうやったのかがわからないよ。ああ、彼女がメイ・ソウルだったのさ。彼女はそれからわずかな間だったけどいっしょにパーティを組んでくれて、1人前の冒険者になるように調きょ・・・もとい訓練をつけてくれたのさ。おかげで1人前の冒険者になれたけど・・・あのころを思い出すと今でも震えるよ。他にもね・・・)


母の英雄譚の話が長かったのでまとめると

・メイ・ソウルはソウルのとある名家の使用人の子供として生まれ、天職「上流使用人」を持っていたので生まれてからずっとその家に使えていた(メイ9歳まで)

・しかしチョウセン国の「王位継承」失敗で国の結界が解け、兵の秘密兵器たる「騎士」がほぼ全員死亡した。当然国中が魔物の大襲撃等で大パニックになってメイが使えていた屋敷も燃え、メイは1人で生きていくことに(メイ10歳)

・国中大混乱になっているのに使用人を雇う余裕などあるはずもなく、仕事を貰っては首になる事を繰り返す。この時に数々の種類のスキルを身に付け「万能メイド見習い」になった。(メイ12歳まで)

・そして定職に就くのをあきらめ「冒険者」になった。(12歳)

・何を思ったのかメイはメイド服を着たまま冒険者として活動を続け、成りあがっていった。17歳になるころにはギルドランクAになり、このころからメイド冒険者メイの名が爆発的に広まる・・・なおこのころにウサミは助けられる。(17歳)

・彼女はその後、冒険者の「マナー研修」、「ゴミ掃除」と呼ばれる活動を積極的、徹底的に行い彼女のおかげか、冒険者にも秩序というものが生まれた。(30歳程度~)

・なおテリーも研修対象だったらしく、度々ガチのバトルが繰り拡がれていたらしい。ちなみに2人は最速争いもしており、40歳を超えることにはバトルは互角、ただ最速はメイと言われていた(40歳くらい~)

・その後もギルド最強の1人として君臨し、様々な恐怖の調教が行われた・・・。しかし12年前にいきなり引退し、その後はほとんど知られていないらしい(49歳)


でウサミさんは母上とたまに会えばお茶をするくらいに仲が良く、引退の理由のニホン国王へ嫁ぐことになったことを教えてもらっていたらしい。



-メイ・ソウルの英雄譚終了-



(早くに母を亡くしたので、母の昔の話が聞けてよかったです)

(ふふ、どういたしまして)

(でも嫁ぎ先がわかっただけじゃ僕が息子だってわからないですよね?僕と同い年でオオサカ出身ということでもかなりいると思いますが)

(君は天職がどういう風に決まるか知っている・・・って知らないよね。天職は基本的に遺伝する――稀に君のレア職のように全く違う場合もあるんだけど、神が1つ候補として決める。でも上級以上の職を親が持っている場合は一つ位階を下げてそれもまた候補になるんだ。つまり天職は神が決めたものと上位職特典の候補の中から基本的に1つ選ばれ、またあぶれる職業が発生する。ただこのあぶれた職業は12歳の時に選べるようになっているのさ。もちろん日回復MPが足りないと選べないし、上級職以上を持ってない人には無縁だから一般的には知られていないけどね。でだ、君の職業は「剣聖」、「攻撃魔導士」、「冒険者」だったね。天職はレア職、これは絶対に遺伝じゃないから神から選ばれた職業はこれで決まりだ。つまり他の職業はすべて上位職特典になる。「剣聖」、「攻撃魔導士」を持っている時点で、片親は3つの古代級職――「『生きた伝説』の王」、「『一撃必殺』の剣聖」、「『滅殺』の攻撃魔導士」――を持つオウマ様しかあり得ない。そしてオウマ様の妃様のなかで「大冒険者」の職業を持っているのはメイ様だけだ。というわけだ)

(なるほど、納得しました)


ん?俺、確か12歳の時の候補って「剣聖」、「攻撃魔導士」、「冒険者」、「万能執事」だけだったような・・・。

俺には神に選ばれた職業がなかったの?

もしかして「剣聖」で被ったってことなのだろうか、それなら残念だな。

というかもし他にあったとしても、選べなかった時点でもうどうしようもないか。


「さて、今後の話なんだけど・・・」


!?

いきなり「念話」をやめたぞ。


「いっしょに旅をしないかい?」


すみません。

思った以上にメイ・ソウルの話が長くてまた次に続くになりました。

おそらく次でこの章も終わりです。


ちなみにショウの神が選んだ職は「剣士」で「剣聖」も候補に挙がっていたので上書きされました。

今後本編で判明することはないです。


上位職特典の天職候補は同系統の職の場合は融合します。

例、「弓士」+「短剣士」⇒「短剣弓士」

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