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MP1の転生者  作者: 赤い人
第3章-MP1の新人冒険者-
51/64

騎士契約

主人公のMP1はこんな認識でした


気づいていませんでしたが前回で50話達成していました!

文量が少ないのでまだ10万文字もいってませんが・・・。

3章-MP1の新人冒険者 其の13-



「『騎士』ですか? 持ってませんよ」


おそらく職業のことと思い、そう答えた。


「ん? ちょっと認識に齟齬があるね。私が聞いた『騎士』というのは確かに職業もだけど、騎士契約を結んでいるのかって言う意味だけど・・・知らないのかい?」

「ええ、初めて聞きました」

「そんなバカな!」「ウソでしょ!」「何言っているんだ!」「からかっているんでしょ!」「・・・」


今までリーダーであるウサミさんが話しやすいように黙っていた他のラビットファミリーのメンバーも声を上げた・・・ウサオさん以外。

どうやらまた常識はずれな事だったようだ――カオリがまたですかみたいな顔をしている。


「だがショウ君、君はMP1なのだろう」

「!? まだ言ってなかったはずですが、どうして知っているんですか?」

「簡単だよ、2日前私らもオオサカのギルドにいたからさ。でどうなのさ」

「なるほど、あのお姉さんめ・・・情報だけでは割に合わなかったかな。確かに僕はMP1ですがそれと騎士契約ですか?にどう関係するんです?」

「まあ衛視にも見せているんだからどっかから漏れていたさ。何で『騎士』か聞いた理由かい? 単純だよ、MP1なのに「剣聖」で「攻撃魔導士」さらに「冒険者」なんだろ――『騎士』でない理由が見つからない」

「えっと先に『騎士』について教えてくれませんか? よくわかってないだけかもしれないので」



-説明中-



ふ~この世界の超々基本常識を教えてもらったぜ!


まず国の成り立ちから

この世界には魔物という一般人には到底太刀打ちできない存在があり、普通に生活するのも困難

⇒「王」が誕生し結界を張ることにする

⇒しかし結界は「王」の日消費MPを使うため維持は大変

⇒国民契約が生まれ、「王」に結界で守ってもらう代わりに自分の日回復MPをささげる契約をする

⇒人口が増え結界の範囲を広げようとするが、ただ単純に広げると結界を維持するための日消費MPが非常に多くなるので効率が良くない。ただし「王」を中心に結界は展開されるので離れた位置に結界は作ることができない

⇒ここで騎士契約、「貴族」が誕生した。「王」は国民から徴収した日回復MPを別のものに与える契約をし、その者に別の結界を張らせることにした

⇒しかし結界を越える魔物や侵略者がいる。これを撃退するにも力を持った奴が必要になり、結界を維持しないが戦う戦力として騎士契約を結ぶようになった


つまり騎士契約とは

・王族や貴族と契約し日回復MPを得るもの

・なお貴族以外で騎士契約したものは限定職業として「騎士」を得、貴族や王族がなる場合は「貴族」⇒「騎士」のように一般職でクラスチェンジする

・領地を持つようになった貴族や王族は爵位をもらい「貴族」⇒「男爵」のようにクラスアップする

・一般職としての「騎士」を持つものは限定職の「騎士」のことを偽騎士や限定騎士とかいって蔑むこともあるようだ

・なお契約は任命した人物に上位権があり、自由にやめさせることもできる


ちなみに国民契約は

・日回復MPを国王に捧げ、その土地に住む権利を得るもの(他にも納税の義務があります)

・国民契約したものは限定職「ニホン下流国民」などを得る

・下流国民は日回復MPを1しか捧げていない者で農民やへき地に住む

・オオサカとかに住もうとしたりランクの高い職業に就くには、より高い日回復MPをささげる必要がある

・契約は王と一対一だが書類で済ますことができる

・ニホンでは12歳までは契約しないでよく12歳の時に残って契約するか出ていくか決めなければいけない

・国王は契約を破棄できないが国民は契約を破棄できる


さらに奴隷契約は

・MPの交換はないが「奴隷」は主の命令に逆らえない

・誰でも契約ができるが基本的に双方の合意が必要

・「捕虜」や犯罪職を持つものは強制的に契約される

・同様に犯罪職の一部の者やマジックアイテム「奴隷の首輪」を使えば相手が誰であろうと奴隷に出来るらしい

・奴隷になったものは限定職「奴隷」を得る

・奴隷を売買するには「奴隷商人」らの仲介がいる

・主の意志によって契約は破棄できる

・子どもは奴隷にはならない



ふ~

長々と説明を聞かされたが今のところ4つの方法でしかMPは日回復しないらしい

①「加護」

②騎士契約

③ギルドの登録による祝福(冒険者ギルド以外もある)

④国民契約の受けてたる「王」


④は除外しても①は最大MPの100分の1なので(そう思われている)日回復量は1であろう。

③は登録して間もないので大した量のはずがない。

もし①と③だけでは「剣聖」、「攻撃魔導士」、「冒険者」の日消費MPを支えられるはずがないから②の騎士契約をしているはずだという結論になったらしい。


う~「加護」の熟練度上げは神話級攻略情報だから説明できないし、厄介な事になった。


他にも契約はありますが限定職を得るようなものは一般的にこの3つです。


今後主人公のギルドランクが上がればそういう見方はされなくなるでしょうが、しばらくはボンボンのカモとして標的にされる可能性が高いです。

まあバックがいる可能性も考えられるので衛視など一般人は下手に藪をつつこうとはしないでしょうが・・・。

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