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MP1の転生者  作者: 赤い人
第3章-MP1の新人冒険者-
48/64

ミスった。

予約投稿するはずが・・・

まあ短いのでちょうどいいかも

3章-MP1の新人冒険者 其の10-



俺は一階で軽く遅い昼食を済ませ、2人と合流すべく食堂を出た。

まあアワジシマの村はほとんどが農地や牧草地と民家で、店とか今俺のいる一区画だけだからすぐ見つかるだろう。


案の定、装飾具を見ているカオリと後ろにへばりついているスズの姿を速攻で見つけた。


「お~い。おはよう~」

「あ、ショウさん! おはようございます。ずいぶん早いですが大丈夫ですか?」

「・・・お兄ちゃんこんにちはだよ」


スズがピトっと俺の側にへばりついてきた。

そういえばスズは人見知りするんだったな・・・にしても怖がりすぎなような。


「そうだねこんにちは! えっとどうしたの?」

「えっと、食事が終ったあと、新しいところに興奮したのか一人で飛び出して行ってしまったんです。それで3,40分ほど迷子になってまして・・・実は10分前に見つけてここに来たところなんです」

「あ~迷子か・・・。大変だったね、一人でどっか行っちゃいけないよ」


俺は何歳の子相手にしているのか疑問に思うがこんな対応でいいのだろうか・・・


「うん・・・ごめんなさい」


うるうると目に涙を浮かべるスズ――すまんが萌える。

お持ち帰りはOKですか?


「ここはオオサカじゃありませんし、また迷子にでもなって何かがあったら大変ですよね」


さすがのカオリもスズのこの現状には危機感があるようだ。


「せめて迷子になってもすぐにわかるようなものがあったらいいのですが・・・」


発信器みたいなものか・・・あるのか?

俺は装飾店(装備品ではなくマジックアイテム)の物品を眺めてみる。


「!? コレだ!」


俺は赤い首輪とそれにつけられた鈴を手に取った!

迷い猫=鈴装着ですよね?


「店主! これください!」

「あ、はい。MP1000ですがよろしいでしょうか?」

「もちろん!」


俺は速攻でMPを支払い、カオリとスズの方に向きあった。

・・・若干引いているような気もするが気のせいだろう。


「スズ! 今からこれを付けなさい!」

「「え!?」」

「これをスズにですか?」

「これはねMPを込めた人から遠くに行くほど鈴の音が大きくなるマジックアイテムなんだ」


・・・さっき「所持品情報開示」で調べてみたらそんな効果がついていた。

正直見た瞬間買ってしまったので後付の理由になる。


「スズはまだ一人が怖いんだよね?」

「・・・うん」

「これを付けていたらもし離れてしまってもその鈴の音で、俺やカオリがすぐに見つけてあげる。だから一人になっても泣いちゃだめだよ」

「・・・うん!」


そういって俺から首輪+鈴を受け取って装着した。

どうやらうれしいらしく泣きやんで可愛らしい笑顔を見せてくれた。


「お兄ちゃん! これ大切にするにゃ!」

「でも迷子には気を付けてね」

「そうです。もう勝手に行っちゃだめですよ!」


スズが泣きやんだことでカオリが説教を始めた――う~ん、話だけ聞いていると姉と妹というより母と娘だな~

カオリの説教はもう少しかかりそうだ。



-ひと段落して-



「それじゃあ冒険者ギルドに行こうか。依頼期限はまだだけど達成しているし、カオリもレベルアップしているだろうからね」

「はい!」

「にゃん!」


俺たちはこれまた近くにあったオオサカのより2回り小さい冒険者ギルドの中へ入って行った。


感想でご指摘されたようにスズ←鈴装備が名前の元ネタだったりします。

ただし1章で出てきた人物には特に由来はありません。

今後ないキャラが増えるかもしれません。

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