本を読もう
ちょっと第一章のプロットを考えたいので今日はこれで最後です。何も考えずにすると永遠とスキル確認とかの話になりそうなので・・・
第1章-MP1の王子其の10-
情報収集といえばインターネット――はないし、聞き込み――僕一人だし、つまりここでは本しかない。
幸い日本語で読めることはわかっているし、たくさん本はあるので、何かしら情報は得られるのではないか。
・・・と甘く考えていました。
はい、読めません。
本棚にある本全部読もうとしました・・・何語であるかも理解することはできませんでした。
5歳までに読んでいた本は日本語でここにある本は別の言葉で書かれているということなのだろか?
どんないじめやねん!!!
-絶叫中-
ふう、とりあえずここにある本は読めないことが分かったけど、もしかしたら読める本もどこかにあるかもしれない。
本の隠し場所って言ったらベット下だろう!
ってあるわけないk――――ありました。
ベットの下の上に張り付けてあるどこか趣のある謎っぽい本を発見しました。
早速読んでみる。
-本の内容-
僕は勇者を輩出したことで有名なある町にやってきた。
「ここは アリアハンの 城下町。」
町人の一人がそういった。
「すまないが、宿屋はどこだろうか。少々疲れていて休みたいのだ。どこでもいいので教えてくれないだろうか?」
私はその町人に尋ねた。
「ここは アリアハンの 城下町。」
聞こえなかったんだろうか。
「宿屋はどこか!」
今度ははっきり聞いてみた。
「ここは アリアハンの 城下町。」
・・・通じなかった。
「ここはどこですか?」
「ここは アリアハンの 城下町。」
やった通じた! ってこっちが合わせてどうするんだ。
「もし御不快にさせてしまったのでしたら申し訳ございません。ここに来るのは初めてでここの礼儀を知らぬのです。もしよかったら夕食をご一緒しませんか。今日の御縁を祝して奢らせていただきますよ?」
「ここは アリアハンの 城下町。」
だめだ。ここはあきらめよう。
「ありがとうございました。自分で探してみます。」
「ここは アリアハンの 城下町。」
最後まで変わらなかった。
この町は明らかにおかしかった。
ほとんどの者はどんな言葉をかけても同じ言葉しか返さないし、いつも同じ行動をするのだ。
・・・僕は怖くなって逃げだした。
-1ページ目終了-
2ページ目からは読むことはできなかったが、この話ってドラ○エIII?
ぼーん。――あの人がやってくる
神2?『ショウ・オオサカに「なんか趣のある謎っぽい本」の所有権が譲渡されました
「なんか趣のある謎っぽい本」はショウ・オオサカ以外に読むことはできません
「なんか趣のある謎っぽい本」の内容を言葉にすることはできません
「なんか趣のある謎っぽい本」の所有権を放棄することはできません
「なんか趣のある謎っぽい本」はショウ・オオサカが死んだ時同時に灰になります』
・・・呪われた?
感想お待ちしています。
訂正情報
排出⇒輩出