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旅の楽しみって?

作者: ひろゆき

 旅行に行った際、いつも感じられる気持ちを書いてみました。


 突然ですが、旅行に行ったとき、その日程のなかで、一番気持ちが高ぶるものはなんでしょうか?


 旅行先の現地でしか食べられない、美味しい食事。そうした食べ歩き?

 レジャー施設で目一杯楽しむこと?

 観光地をゆったりと歩くこと?


 きっと人にとって、旅行で楽しむ時間はどうなのかな、とふと考えたとき、自分のなかでそうした思いが1つあるな、と思ったわけです。

 

 それは、旅先の玄関でもある、駅なのかも、と思いました。


 はい? となるかもしれませんね。

 まあ、そうだろうと、我ながら思います。

 というのも、僕としては旅先の最初に踏み込む一歩がとても嬉しくなるんですよね。

 ただ、そうなれば、旅の足としてまず電車を利用しての話となるのですが。

 そもそも、旅行には車を利用して、自由な時間を楽しみたいという方も多いかもしれませんね。

 ただ、僕としては、電車を利用しての旅行が好きなんです。

 

 なぜでしょうか? 車やバスといった乗り物よりも、電車を利用し、駅に降りたときの方が、嬉しくてワクワクしてしまうんですよね。

 海が近い駅ならば、潮の匂いがして楽しくなるとか。

(地元が海から遠い場所なので自然とそうなってしまいます)

 また、山だとどこか風が冷たく空気が凛としているような感覚。

 なんかそうした雰囲気が嬉しくなっていくんです。

 それだけでもなく、地元の通い慣れた駅と雰囲気が似ていたとしても、旅先の駅であると何かが違うんですよね。

 通勤、通学の人々の姿を見ていると、どこか自分が浮いているような感覚といいますか……。

 恐らくですが、自分が日常のなかで旅行者という罪悪感みたいなものがあるのかもしれません。

 駅を利用する方々が普段の生活をしておられるなかで。

 それが、平日に旅行をしているとならば、尚更なのですが。

 でも、それを感じられるのも旅先の駅独特の感覚なのかな、と思います。

 なんでしょうか、これは子供のころ友達の家に遊びに行ったときの感覚に似ているのかな、と思います。

 その家族独特の空気感があり、自分の家とは違い、居心地が悪いわけではないけれど、軽い緊張感がずっとつきまとっているいるような違和感。

 そうした普段と違う空気感。

 それを旅行先で降り立った駅のホームで最初に肌で受けるのが嬉しいのかもしれません。

 だからですかね。旅行の入口でもある駅のホームに高揚感に包まれているんでしょうね。

 また、鉄道の車両にも変化があることが、僕としては気持ちを高めてくれるのです。

 出発の地元の駅から特急列車などに乗り進んでいると、。普段見慣れている風景が次第に見知らぬ風景に変わっていき、いつしか初見の風景に変わっていくと、心がどうも騒いでいくんです。

 極端な話、未知の世界に入っていったぞ、というように。

 そこで見慣れていたローカル車両が次第に姿を潜め、目的地に近づくにつれ、知らない車両が増えていき、当たり前の光景になっていくと嬉しいんですよね。

 感覚的にも視覚的にも、旅行に来たんだ、と比較的強く受けられれる駅が嬉しくなってしまい、僕としては、旅行の際、一番の楽しみの場所になってしまったのかもしれません。


 もちろん、こうした感覚の根底には、僕自身が鉄道好きなことも影響しているのですが……。

 だからこそ、旅行の終盤に地元に近づき、普段の見慣れた車両が目立つようになると、計り知れない寂しさもあるんですけどね。

 まあ、それも旅行の楽しみなのかもしれませんね。

 

 だからこそ、みなさんも、旅行において、楽しみや嬉しさを最初に肌で受ける場所ってありますか?


 もちろん、感じ方は人それぞれなので、偏った気持ちの持ち方だなあ、と笑ってください。

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