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Chapter13. ラストバレット

「へへへ。全弾命中。あとは野となれ山となれだ。」

山崎は追いかけっこで息を切らせ、膝に手をつきながら言った。


勝ち名乗りを受けるとともに、多数の緑エイリアンがネフィリムを回収に現れた。

ネフィリムはうつぶせに倒れこみ意識は無いようであったが、

「ナイスファイト!」

山崎はそう言うと、関係者と思しき多数のタキシード姿の獣人たちとともに

花道を引き上げた。

「山崎様、どうぞこちらへ。」

花道を歩きながら、記者会見よろしく宇宙的SNSのようなもので

多数のアバターから、空中から質問が飛んできた。

山崎は会話で、思念で、それらに答えながら引き上げた。

「これは地球では何て?なんて言われているのですか?」


「スピリチュアルな力を弾に込めて打ち込むのです。」

「やや武器的な側面もあります。やや、ですが。大切なのは意志の力です。」


「ほほぅ。」

「ブキワ、キンシナノデハナイノカ?」


「それこそが相手を欺く、という行為なのです。」

山崎は饒舌になってきた。


「つまりUSO、嘘と呼ばれるものです。」


「U、U、USO、ウソ・・オゥ・・・。ひ・ヒキョウネー。」

「これが人間か…。」


あちこちでそのようにささやく声がアバターから聞こえた。

しかし、卑しめるようなものではなく、驚きを込めたトーンであった。


山崎は残弾0となった、M92Fを構えてファイティングポーズをとった。

地球方式にのっとって試合後写真撮影のようなものもリクエストしておいたのだ。


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