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Have a great holiday

第1話 Have a great holiday


<夢というのは不思議なものだ。僕は龍になっていて宇宙へと昇ってく。

見た事もない綺麗な景色が心に焼き付いていた。>


朝、目が覚めるとハッとした。

「よかったー、今日は休日か、、、」


言ってみれば僕は休日の為に生きている。

二度寝はしない。


虚な目でクローゼットを開ける。

World jungle fevers. 通称wjfのTシャツ。


ヘンテコで馬鹿げたネーミングに少しだけ鼻で笑った。

「これを作った人はきっと能天気な人なんだろうなぁ」

妄想だけで創り上げた人物像は自分と対極だった。

だがどこか惹かれるものがあった。


(人と違う服が着たい)と買い求めたそれに着替え、コバルトブルーの空の下、ランニングに出かけた。


照りつける太陽

風の匂い

1匹の蝉の声


夏がきたようだ。

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