耳かき美少女にバレたかも・・・?
ちょっと手違いで意味不明な文章が投稿されましたが、きにしないでもらって(汗)
「・・・昨日の昼休みか?」
「あれ?先輩気付いてたんですか?」
「いや。毎回昼休みに来てたから昨日も2年のフロアに来ててもおかしくないなと思って」
「正解ですよ。と言っても、盗み聞きするつもりは無かったんですけどね。お姉ちゃんが先輩に告白したって話をれ聞いて、ちょっと気になっちゃいまして。すみません」
・・・え?
そんな噂が流れてたん?
それはそれで困るんだが。
「まあでもみなさん本気にしてる様子は無かったので、大丈夫だとは思いますよ」
「なんだよ。ビックリさせんといてくれ・・・」
それがガチだったら多分俺莉音にシバかれてたから。
「ふふっ、ごめんなさい。それより、何で隠してたんですか?」
「あー、それな・・・」
どうしよう。なんて言おうか。
『花音に甘えられたいからでしょう?』
あー、クソ。さっきから莉音の言葉がチラつく。
これこのまま話すの恥ずかし過ぎるんだが。かと言って、これ以上花音を騙すのもなぁ・・・。
そうやって俺が葛藤していると、
「もしかして、私に気を遣ってるんですか?」
「ん?どういうことだ?」
「いえ、私が先輩が思い出すまで耳かきするって言ってしまったから。それで遠慮しているのかと・・・」
「ああ。いや、そういうことではないんだが・・・」
なんかめっちゃ都合の良い解釈されてる。
「黙秘じゃだめか?」
「・・・・・・」
ジトー
「な、何だよその目は」
「いえ。先輩、よくヘタレって言われません?」
「言われたことねえよ!」
失礼なやつ。
「ふーん。じゃあこうしましょう。先輩が隠してた理由を話すまでの間、また毎日耳かきすることにします」
・・・・・・
それはズルくね?
どっちにしても花音に耳かきしてほしいってことになるじゃん。
白状したのと一緒じゃん。
やべえ、罪悪感と羞恥心の板挟みなんだが。
もういいや。腹括ろう。
「実は、」
「あっ、もう言っちゃうんですか・・・」
ん?心なしかがっかりしてるような。まいっか。
「その、さ。耳かきされるのも、そんなに嫌じゃなくなったというか・・・」
日和ったああああ!コイツ一番大事な時に日和っちゃったよ!
あっ、でも花音めっちゃ目がキラキラしてる。
「つまり、先輩はわたしの耳かきの虜になっちゃったということですね!」
なんかめっちゃ曲解された。あながち間違いじゃないのもタチ悪いし。
もうそれでいいわ。
「じゃあこれからも耳かきしてもいいですよね?」
「好きにしろ」
「やったー!」
こうして、花音に耳かきされる日々は続くのであった。
気が向いたらこの話の長い版を短編の方で書こうと思います。気長に待ってもろて。