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おまけ、次回予告(ロダ兄風)

じかーい、次回!

 

「はーっはっはっ!船か!釣りか!とりあえず俺様に任せておけ!」

「皇子、何でこの人居るの……」

「悪いな、オーウェン。何というか懐かれた」

「いや何でさ!?あと何なの皇子にぴったりくっついてるあの女の子!」

 

目指す先は、少し前に救った湖の都市。今回共に歩むのは、親睦の足りない仲間達。

 

「や、やりにくいよゼノ君。やっぱり……」

「あーにゃんとが良かった。反りが合わない」

紡ぐのは大変なる縁。

 

「……おえっ」

「船酔いか、はーっはっはっ!寝てな寝てな!晩飯は釣果、俺様が全員分釣ってやるよ!」

「いやロダ兄ちゃん、一人だけ小魚一匹釣れないボウズな人が言うことじゃなくないかなそれ!」

「3つ獣が混じっててもどれひとつとして漁が得意じゃないだろロダ兄!」

騒がしい一時に乱入するは、一人の少年!

 

「何者だ、少年」

「ヴィルフリート・アグノエル。リリ姉の事でいてもたっても居られなくなって、アグノエル領から駆け付けた従弟だよ。本当に無事で良かった、リリ姉」

幼さを残す少年ヴィルフリートとの出会いがもたらすのは、如何なる縁か。

 

「うーん、居たっけ?」

「リリ姉は相変わらず、こーりゃく対象?の人ばっかり見てる。覚えられてなかったの悲しいよ」

ま、正直あまり良い縁じゃなさげだが……袖振りあうも多少の縁、折角の修学旅行、青春の縁、悩みなんざ吹っ飛ばせ!

 

「女の子のお風呂……」

「水着……」

「ベッドでの旅の思い出……」

っと、その辺りは正直良くはないと思うが、どうしたもんか……これも皆の思いを合わせるひとつの形か、悩ましい。

 

「放て、月花迅雷」

「っ!?がぁっ!」

そんな中、夜闇に走るのは一条の蒼雷。

「貰っていくぜ、お前の神器も、恋も、何もかもをよ」

奪われた月花迅雷。狂う縁の歯車。

 

「《独つ眼が奪い撮る(コラージュ)は永遠の刹那(ファインダー)》。

さようなら、ゴミカスクソハーレム皇子。お前の総ては撮らせて貰った。もう用済みだ、大人しく死んでろ」

俺様の知らない円卓の牙が、平和な修学旅行に牙を剥く。

 

「あ、あいつなら死んだよ。崖から湖に落ちてな」

「これが、円卓!」

「ヴィルフリート、オーウェン、無茶だ」

「そういうこった、だから俺様が居るんだっての」

上等上等!さぁ、断ってやろうじゃないか、悪縁をな!今回ばかりはどんぶらこと流れてきても、寝てても良いぜワンちゃん一号!別に死んでる筈もないがな!

  

次回、蒼き雷刃の真性異言

第二部三章 第七皇子と修学旅行

 

「でも、僕は……」

「あはは、私とおんなじだね、オーウェン君」

そして芽生える小さな勇気と恋心の蕾。

「勇気が無いなぁ、僕。誰よりも強い力はあるのに。皇子の言う覇灰を祓った力。

皇子達の手にあれば、良かったのに。きっとあんなに傷付かずに世界を護れたのに。何で僕のところにあるんだって」

「私もそうだよ。助けたいって思うけど、あんなに恐ろしい相手だと逃げたいって思っちゃうよ。

ヒロイン向いてないよね、本物なら相手があんなだからこそ、皆のために戦えると思うもん」

咲くかは未だ、誰も知らない。

 

「来い……っ!AGX-ANC11H2D、《ALBION》っ!」

 

さぁ、ワンちゃん一号。俺様と目指すは、どんなハッピーエンドだ?

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