284 暇乞――子離れ――
魔人クウリとの激闘から一日。
重傷を負っていた神奈と速人の怪我も、日常生活に問題がないくらいには回復していた。
木造の仮宿にある白いベッドで寝ていた神奈は起き上がり、隣のベッドで体を起こしている速人に視線を向ける。特に理由があるわけでもないが、なんとなく、この男がソラシドの義父の役目を持っていたと再認識する。
「なあ隼、お前が父親とか似合わないわ」
「いきなり何を言い出すんだお前は。そんなことを言うならお前の方こそ母親なんて似合わないぞ」
どっちもどっちだ。そう神奈は思う。
自分が義母になるなど冷静に考えてみればおかしな話なのだ。前世では性別が男性であったし、そのとき男性愛者だった記憶はない。実際に性行為をして、妊娠して、出産したわけではないが、自分を『母上』と子供に呼ばれる日が来るなど誰が想像しただろうか。
不思議と、ソラシドという息子に嫌悪感などなかった。もしかすれば神奈も速人も子供好きであるかもしれない意外な一面を知れた。あの出会いは尊く大事なものであったと改めて思う。
「あー、ソラシド来ないかな」
「親バカめ」
「お前に言われたくないわ親バカ」
コンコンと扉がノックされる。
二人は「ソラシドか」と期待して身を乗り出す。
「お二人共元気してるー?」
入室してきたのは恵であった。
二人は顔を背けて「チッ」と舌打ちする。
「え、なになになんで舌打ち? いやほんと傷付くからね?」
神奈は「ごめん」と謝ると恵の方をしっかり見る。
「なんの用?」
「朝食できたって。洋一のご飯は美味しいから腰抜かすわよ」
「ああそういえば先生が弁当じゃなくて食材を買ってきたんだっけ。分かった、わざわざありがとうな」
まだ謝らない速人には腹を立てながら恵は出ていく。
ベッドから降りて立ち上がると、神奈は備えられている鏡で身だしなみチェックした後で扉の方へと歩く。そうして部屋から出ようとして、まだベッドから離れない速人を見やる。
「ほら行くぞ、ぼさっとすんなよ」
ベッドから速人は動かない。
「早く行くぞ父親。ソラシドが待ってるだろうから」
そう告げると瞬時に着替えなどを済ませて神奈の隣に立つ。
「何をしている早く行くぞ母親」
「お前ほんと分かりやすいな」
ため息を吐いて神奈は扉を開ける。
貸し与えられている部屋を出て真っ先に向かうのはリビングだ。そこにはもう食卓についている洋一、恵、ソラシドの三人がいた。
用意されているのは朝食らしく焼き魚、味噌汁、卵焼き、白米という天界らしさゼロの和風朝食である。まあ天界の食事といえば雲であり、天使は味覚がないために人間が食べても美味しくない。つまりいつも地上で食べている朝食の方がいい。
「あ、母上父上お目覚めですか。一緒に食べるために待っていたんですよ」
「そっかそっかごめんな待たせちゃって」
「ふん、先に食べていればよかったものを」
ツンツンしている速人の脇腹へ神奈は「おい」と肘打ちする。
「……父上とも一緒に食べたかったんです」
「おい何をしている、早く食べるぞ席に着け」
またしても高速で動いて速人は空席に座った。
その行動に神奈は煮え切らない態度と返事で向かい側へ座る。
全員揃ったので「いただきます」と両手を合わせてから箸をとった。卵焼きをまず一つとって、神奈はソラシドの口へ運ぼうとする。
「うっ、僕はもう子供じゃないのに……」
「そ、そうだよなあ、あーんなんてもうしないよな……」
「でもありがたく貰いますね!」
パクッと一口でソラシドは差し出された卵焼きを口に含む。
よく噛んでから飲み込んだソラシドは「美味しかったです」と告げ、少し口角を上げた。
「母上も父上からやってもらえばいいと思います」
突然の意地悪な仕返しに神奈は「……え」と驚く。
さらに「見てみたいなー」などといじけたように呟かれては、速人の分かりやすい性格上動かないわけがない。多少の羞恥心くらいソラシドのためなら捨ててしまうだろう。
「……ったくしょうがないやつだな。この歳になって一人で食べることすらできないとは呆れる……あーん」
案の定、羞恥心を捨て去っていた速人が白米の――茶碗を手に持って近付ける。
「いや待て、なんで茶碗ごと!? ちゃんと箸を使えよな!?」
白米だけならともかく茶碗は食べられない。そもそも一口サイズでなければ『あーん』など不可能である。しかし神奈は気付かない……そうすると間接キスになるということに。
「……たくしょうがないやつだな。この歳になって白米も食べられないとは」
「白米じゃないよね。明らかに食べ物ですらないよね」
「もう父上ー、真面目にやってくださいよー」
要望に応えるために速人も今度はしっかりと白米を箸で掴む。
黙々と食べていた洋一と恵の手と口が止まって、まさか本当にやるのかと視線が一か所に集中する。
ゆっくりと近付いてくる箸と、その先に乗る白米。それを神奈は覚悟を決めて口に含む。
「うわっ、隼と間接キスだよ神谷さん」
――そして動揺により箸と白米を噛み砕いた。
当たり前だが神奈は間接キスしたいわけではない。こんなことも本当はしたくない。ただ結果的にそうなることを失念していたせいで、固めたはずの覚悟が砕け散った。
「おいなんで箸も噛み砕きやがった!」
さらに事故が起きる。
神奈が「うげっ」と吐き出した箸の先と白米が、速人の味噌汁にボチャッと入ってしまった。これにより精神的ダメージを受けて速人は味噌汁を食べられない。
「し、信じられん……この味噌汁、味がよかったのに捨てるしかなくなった」
「だ、大丈夫だよ隼君! あと一杯分残ってるから!」
さすがに神奈も「悪かったよ」と小声で謝る。
残っていた一杯分……焔の分であるのだが本人がいないのをいいことに、速人はキッチンにあった器と自分の器を入れ替える。
「ねえ洋一、私達もキスしよーよキス」
「神谷さんは不本意だったし、間接キスだったし! ……そういうのは二人っきりのときでね」
「……二人きりならするのか、ラブラブカップル」
恵の好意に絆されて、段々洋一は羞恥を感じながらも恋人っぽいことをするようになっている。なんとなく遠い存在になったなと神奈は心の中で思った。
「不純異性交遊はんたーい。切腹してくださーい」
「子育てしてた人に言われたくありませーん。切腹してくださーい」
「まったく、先生に注意されろ。あれそういえば若空先生は? 味噌汁とかあっちにあるってことは朝食べてないよな?」
この場に、この家を借りている立場の焔がいないのは不自然だと今さら気付く。神奈達よりも重傷を負っていたので元気に外へ出れる状態ではないはずだが、こうしていないなら散歩か何かで外出しているということに他ならない。
「……まあ、ちょっと話をしに行ったんだよ」
複雑な表情で洋一はそう告げた。
神奈は再び食事に手をつけ、白米を口に運ぶと窓から外の景色を眺める。
白い雲が広がっている天界はその窓からの景色だけなら平和なものであった。
* * *
天界の一番高い場所にある中央広場。
この世界を一望できる場所で、焔とドーレはボロボロの廃村のような天界を見下ろしていた。
「酷い有様じゃな」
「ええ、特に死の大地などもうほとんど残っていません」
クウリが残した大きな傷痕。元々キテツしか住んでいなかったが死の大地など九割程は崩壊している。住宅街も中央広場へ続く螺旋階段が倒れたことでいくつもの家が潰れている。螺旋階段がなくなっても中央広場が無事なのは、元々階段と柱が支えていたわけではなく中央広場自体が浮いていたからであった。
「あの場所には一人天使が住んでおったな……コテツの孫じゃったか?」
「息子ですね。名前はキテツ、ただの鍛冶バカです」
「酷い言われようじゃな」
沈黙が降りた。
元々仲が悪い二人なのでこうして会話が途切れることなど珍しくない。
しばらく無言の状態が続き、やがて二人同時に口を開く。
「すみませんでした」
「すまない」
同時に出たのは謝罪の言葉だ。これには互いが見やって目を丸くする。
「……なんの謝罪ですか」
「そちらこそ……まあ見当はつくがの。あれじゃろ、人工聖剣の件……性能を偽って儂を嵌めたことじゃろう」
人工聖剣をドーレの元に持って行ったとき、焔は性能が本物より遥かに下だと知っていたにもかかわらず、敢えて同質な物と伝えた。それは憎しみがあったゆえの間違った判断。状況が世界の危機だというのに私怨を優先するのは愚の骨頂である。
結果、ドーレは完治四か月の重傷を負ってしまった。
焔は「……ええ、まあ」と言いながら赤い髪を弄る。
「あの状況が私怨を晴らすのに最適だったのは確かです。しかし……あなたの孫を庇ったときに気付きました。頭でっかちの天使全員を恨むのはお門違いだと、ようやく今になって分かったのです」
「そうか、ならば許そう。儂にしたことを反省しているのならよい」
「ああいえ別にあなたにしたことは悪いと思っていません」
「お主の発言矛盾だらけではないか!」
てっきり反省していると思っていたドーレは目を剥く。
「何も矛盾していませんよ。天使全員を恨むのはお門違いでも、あなたを恨むのはむしろ当然だと思っていますので」
その言葉にドーレは「ううむ……」と唸る。
恨まれる覚えのことを謝ったのだから当然心当たりはある。
「……儂の謝罪はその件についてじゃ。あのとき、お主の子を殺したこと……あれは本当に正しい判断だったと今でも思っている。だが時々、ミーファと接しているときに……お主が空想の子と遊んでいる姿を幻視した。心のどこかで後悔、いや心が責任に圧し潰されるような感覚じゃった」
「それがあなたの罪ですねえ。一生許しませんよ」
予想していた言葉だったのでドーレは「分かっておる」と返す。
もしも自分がミーファを殺されたなら怒り狂うのは想像に容易い。それと同じなのだ。たとえ魔人になる可能性があった生命であったとしても、命の重さというのは誰のものであっても変わらない。重さを感じる者次第ともいえるが、少なくともドーレには小さな子供の命ということで同質だと感じられた。
それからまた少しの沈黙が生まれる。
仲が良好なわけでもないし当然だろう。会話をしようという気概もない。
「……あれは」
沈黙をドーレが破る。
「聖剣は、まだ存在しているのか」
「質問の意図が分かりません。それではまるで今頃消えているかの……よう、な……まさか……まさかソラシド君は――」
聖剣という存在の終わり。
ソラシドの定められた運命がドーレの口から語られ、黙って聞いていた焔は驚きを禁じ得ない。
残酷な運命を持つ一本の剣と、それを本当の子供のように可愛がっている二人を心配して祈ることしかできなかった。
「おじいちゃーん、おねえちゃーん! そろそろ時間だってえ!」
白い翼をはためかせて中央広場にミーファがやって来た。
もうそんな時間になったのかと時の流れに軽く驚きつつ、焔とドーレは天界の一番下にある広場へと向かう。
* * *
天界で最も下にある広場。
一番最初に足をつけた場所へ神奈達地上組は戻ってきていた。
理由は一つ。地上へと帰るためだ。
「これで天界ともお別れかー、何気に早かったなあ」
「でもすごい面白い場所ではあったよね、魔人云々は置いといてさ。ね、洋一」
「……そうだね」
天使、天界、大いに世界の未知を味わった神奈達だが、洋一は覇気のない返事をしてソラシドを見やる。
そんな話をしていると、上へと繋がる階段からドーレと焔、それにミーファの三人が降りて来る。
「もう帰るようじゃなお主ら。正直、祝宴でもやりたいところではあるのだが、お主らを楽しませるようなことが儂らでは出来ん。詫びもある、ここにいる間同胞達が不躾な視線を浴びせて申し訳なかった」
天使達の見下すような視線など神奈達はそこまで気にしていない。最初は多少の不快感こそ感じたが、慣れてしまえばこういうものなのだと無視できた。クウリを打倒した件の祝宴についても、住居などが多く崩壊している今の天界に求めるなど酷であろう。
「全然いいですよ、次から直せば」
神奈の返す言葉にドーレは多少の笑みを浮かべて「そうか」と呟く。
「……ソラシド君、ちょっといいかな」
洋一がソラシドを呼んで少し離れていく。
呼ばれたので付いていったソラシドは不思議そうな顔をしている。
「どうしたんですか?」
「別れの言葉くらい二人に贈りなよ。これが最後なんだから」
ハッと息を呑むソラシドは動揺して瞳が揺れる。
先程までの明るかった表情が失せていき、俯いて問う。
「……いつから、気付いていたんですか」
「出会ってから少しでね、僕は君を視て分かった。もう……時間は残っていないんだろう?」
顔を上げることなくソラシドは「はい」と答えた。
何かに葛藤して、俯いていた顔を上げて神奈達に向かい声を上げる。
「あの! 父上母上、ちょっといいですか!」
勇気を絞り尽くして上げた声に神奈達が振り向く。そのとき何かを察したようにドーレ、焔、洋一は目を逸らす。
「お話があります、僕の……今後について」
「……言ってごらん。どんな選択をしても私は恨まないから」
速人は中央広場を見上げて「故郷か」と呟く。
ソラシドにとって天界こそが本来いるべき場所なのだ。ここに残りたいと思ってもなんら不思議ではない。もしそう告げられたなら神奈と速人は、悔しさに身を震わせながらも引くつもりであった。
「……僕は役目を終えました」
「うん」
魔人を倒すために作られたのだからその役目は確かに終わっている。だからこそこれからを考えることができ、故郷か自分達かを選ぶ必要があるのだと神奈は思う。
「……だから」
本音を言えば神奈達は残らないでほしいと願うように思っている。ずっとこのまま家族として近くで過ごしたいというのが嘘偽りない本音だ。しかし選択するのは他でもないソラシド自身。どんな選択であろうと受け入れるつもりであった――次の言葉を聞くまでは。
「死にます」
その言葉により衝撃を受ける前段階、そもそもその事実を呑み込むことにさえ神奈達は数秒を要した。
中央広場を見上げていた速人も目を剥いてソラシドを見やり、他に全てを知っていた者達以外も驚愕に目を見開いて凝視する。知っていた者達は悲しみで顔を歪ませる。
「正確に言えば僕は死ぬのではなく、消滅します。魂が完全に消えて生まれ変わることもありません」
どんな選択でも受け入れるつもりだった先程までの気持ちは粉々に吹き飛ぶ。いくら選ぶのはソラシドの自由といっても消滅だけは納得できない。
「ちょっ、待て、待て待て待て! ソラシド、お前……冗談だろ?」
「……ごめんなさい。黙っていて……ごめんなさい。こんなこと、なかなか言い出せなくて……悲しませたくないから」
「冗談だろおい冗談だって言えよおい。だってそんな、そんなのってないよ、頑張って辛い思いして宿敵倒したから、役目終えたから消えますってそりゃないだろ。だってそれってもう会えないってことじゃんか……」
段々神奈の声の大きさは尻すぼまる。
事情を知っていた者達も、そうでない者達もなんと声を掛けていいのか分からない。誰のせいでもない消滅を責めることはできず、時間はかかっても受け入れるしか道が残っていない。
「もう、どうにもならないのか」
速人に問いかけられたソラシドは「……ごめんなさい」と俯いて謝る。
「腕輪、何か方法は」
「存在しません。ソラシドさんの消滅は決定事項です」
歯を食いしばって、拳に力を込めて握りしめて問いかけた神奈に、返ってきたのは無情な現実。これから助かることなどありえないという結論――定められた運命。
全て変えられないと悟ると神奈はソラシドへと歩き出し、元が剣でも涙を流している我が子を抱きしめた。
「母上、ごめ――」
「いいよ、謝るな。お前のせいじゃないんだから」
本当の子供じゃなくても、人間じゃなくても、ここまで共に過ごしてきた時間と想いは尊く愛おしいものだ。
速人も歩み寄って、背後からソラシドの頭へ手をそっと置く。
「父上……」
「これが運命だというのなら……呪いながら受け入れてやるさ」
優しく穏やかな表情を、涙を零しながらも神奈達は浮かべている。
もう消滅するというのなら、もう二度と会えないというのなら、せめてこうして笑顔で送り出そうとしていた。
「僕は……お二人に会えてよかった」
まだ共に過ごしたかったという気持ちはソラシドも同じだ。どうして心など、剣である自分に与えたのかと創造者を恨む。
「今までの所有者も含めて、この出会いはいいものでした。できることならまだ母上父上の子供でいたかった……誕生日なんかもお祝いしたくて、一緒にケーキでも食べられたらいいなと思いました」
――ピシッという亀裂の入るような音がソラシドの体から発生する。
「本当は別れなんて辛くなるだけだから言わないつもりだったのに……やっぱり、思い返すと言わない方が辛くなりますよね。結局どっちも辛くて……別れが運命だとしても、僕は受け入れたくないです……悲しい……苦しい……胸が、痛い」
亀裂が奔り、ソラシドの全身に胸から広がっていく。
ドーレを除いて全員が涙を流していた。
「ソラシド君! 死んだら嫌だよお、まだ一緒にお星さま見ていたかったのに!」
時間は短くても仲良くなったミーファが叫ぶ。
「……僕、見守るよ。この魂がどこに行くのか分からないけど……きっとあのお星さまみたいにミーファちゃん達を見守っているからね。だからみんな――」
青白い光の粒がソラシドから漏れていく。
天界よりも高い天へと昇るそれらは夜空の星々のように煌めいて広がる。
「さようなら」
まだここに居たいという気持ちがあっても崩壊は止まらない。
ソラシドの体は全て光の粒となり、大空へと広がった。
天界から地上へと帰還する最後の最後。神奈達は胸に穴が空いたかのような喪失を覚え、悲しさに呑まれないよう精神を強固に保つ。
穏やかな笑顔で全員が青空を見上げていた。
「神谷神奈、お前の誕生日……いつだったか」
唐突に速人から訊かれたので神奈は口を開く。
「十二月の二十五日」
「そうか……それならその日、あいつの分まで祝ってやる。真っ白なショートケーキでも買ってな」
「ありがと。逆にお前の誕生日もソラシドの分まで私が祝うよ」
空を見上げながらありえなかった未来を想像する。
もしソラシドが生きていたら、きっと賑やかな誕生日になっていただろう。互いに認めたくはないが、ソラシドの前でだけは父親母親として家族だと認めていた。いつまでもそうして過ごせればよかったと思いながら、神奈達は天界から降りていった。
※後書き(どうでもいいことだから読み飛ばしていいです)
ちょっと多めに余白をとってみました。
これにて聖剣編は終了になります。初構想からけっこう変化した形です、特に最初はソラシド消滅エンドじゃなかったんですけど……。いったいどうしてこうなったのかな本当に。
最近は八章の加筆修正にも取り組んでいるんですが、相当展開が変わりつつあるというか……まあ八章の方は勢いで書いていたのもあって、いつもに増して粗が多いから良いと思うんですけど。
それで現在修正していて思ったんですが、やっぱり感想ってほしいもんですね。
あ、評価も。
感想ってそう難しくて長いものを求めているわけではなくて、あくまでも読者の「ここが面白い、よかった(シンプル)」「ここが糞過ぎてつまんねえよゴミクズ(さすがに酷いけども)」「は? 執筆やめれば?(これはやめてほしい)」という意見が欲しいだけなんですよね。
あ、評価も。
――というわけで今さらだし図々しいんですけど、感想を常に募集しています。
あ、評価も。
腕輪「ほらね、読み飛ばしてよかったでしょう。こんなものは彼方の自己満足。読者に強制させる権利なんてものないですし、読者様は今まで通り読むだけでもいいんですよ?」
聖剣編 完




