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【終章完結】神谷神奈と不思議な世界  作者: 彼方
十一.一章 神谷神奈と政府の秘密
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214.1 太る原因はやっぱり食事


 四方八方に跳ねた黒髪の少女、神谷(かみや)神奈(かんな)は目を見開く。

 目に映る物が信じられないと唇を震わせ、やがて現実を受け入れると天を仰ぐ。


「……五キロ、太った」


 自宅の脱衣所にある体重計で自分の体重を(はか)ったところ、神奈の体重は一週間で五キロも増えていた。たったの一週間でそこまでの増加は滅多にない。しかし心当たりはある。


 今日は一月五日。正月休みの真っ只中。

 正月といえばおせち料理、雑煮、餅、おしるこ等々定番の食べ物が盛り沢山。食べたい物が多すぎてついつい食べ過ぎてしまう。正月太りなんて言葉が存在するように、短期間で太ってしまうのも仕方のないことだ。


「最近死闘を繰り広げたばっかりなのに」


 何気なく呟いた独り言に右手首の腕輪が反応する。

 上半分が黒、下半分が白、シンプルな二色デザインの腕輪は万能腕輪といい、知能を有する魔道具だ。尚、口がないのにどうやって声を出しているのかは不明である。


「確かに神奈さんは戦いで動き回っていますが、普段は運動不足ですからね。そりゃ食べ過ぎたら太りますよ」


 一月一日。初詣で神社に並ぶ屋台を巡って食べ歩き。

 一月二日。精霊界に招待されて新年を祝う宴に参加。

 一月三日。知人を集めて藤原家でパーティー。

 一月四日。藤原家に来られなかった知人達の様子を見に行き、正月料理を一緒に食べた。

 新年になってからの四日間を思い返すと誰かと食事した記憶しかない。


「運動についての推測ですが、神奈さんはエネルギー消費が他の人より少ないのではないでしょうか。身体能力が高い分だけ、少ないエネルギーで動けると思うのです。全力で動かなければエネルギーは多く消費されませんよ」


 身体能力が前世基準で普通の一般人と神奈を比べれば分かりやすい。

 一般人が重量三十キログラムのダンベルを持ち上げたとして、神奈はそれを紙のように軽く持ち上げられる。長さ一キロメートルの走り込みをしたとしても、神奈の場合は一瞬で終わる。つまり同じことをしても運動量が少なく、運動不足という結果になってしまう。


「うーん、運動不足なのは分かったけど、一週間で五キロは増えすぎだよなあ」


「でも神奈さんの現在の体重、同年代女性の体重平均を八キログラムオーバーした程度ですよ」


「八キロもオーバーしてたら肥満体型だろ。腹の贅肉も気になるし」


 神奈は自分の腹部を手で掴みながら不満の表情を浮かべる。

 手でしっかり脂肪を掴めてしまうのが問題だ。モデル体型を目指しているわけではないが、せめて指で少し摘まめる程度まで脂肪を無くしたい。前世では魔法のための無茶な修行を続けたこともあり、男性にとって理想的な細マッチョな肉体だった。現世が女性とはいえ、脂肪で少し太くなったウエストには思うところがある。


「……よし、ダイエットしよう! 脂肪じゃなくて筋肉を増やす!」


「えー、嫌ですよ私。筋骨隆々な神奈さんなんて。ブ○リーやオー○マイトみたいな神奈さんなんて」


「誰がそこまでの筋肉付けるって言った。軽くでいいんだよ軽くで」


 筋肉が隆々とした姿を想像して嫌な顔になった後、理想の姿を想像して二度頷く。


「明日からダイエット頑張るぞ!」


 今日はもう午後八時と遅い時間なのでダイエット開始は明日にする。

 珍しくやる気を出した神奈は、翌日の早朝に腕輪のアラームなしで起床して、爽やかな気分でランニングに出掛けた。冷える時間帯だが加護で気温を感じないようにすれば問題ない。


 走るコースは特に決めず、ひたすら長距離を走ろうと神奈は思っていた。

 しかし走っている途中、腕輪からのアドバイスでランニングからウォーキングに変更した。腕輪によれば『早歩きダイエット』というものがあるらしく、早歩きはランニングよりカロリー消費が多い。そんなわけで早歩きを始めたわけだが、通行人が二度見する程に歩くのが速かった。すれ違う車やバイクよりも速い。通行人が二度見してしまうのも仕方ないし、中には五度見する人間までいた。


「……ん?」


 気分良く早歩きしていた神奈は前方に一人の女性を見つける。

 ボリュームある紫髪が首に巻き付く髪型。お世辞にも健康的とは言えない肥満体型。走るために足を進める度「ぷご、ぷごお」と口から漏れ出る呼吸音。

 後ろ姿を見ただけで神奈はダイエット中の同志だと理解する。


「……ああはなりたくないな」


 知り合いでもないなら挨拶する必要もないかと神奈は、ランニング中の女性を早歩きで追い抜く。その瞬間、女性はサングラスの奥にある目を見開き、道路の隅に飛び退く。


「――人違いですうううううう!」


 突如上げられた声に神奈は驚いて立ち止まり、女性の方に振り向いた。


「人違いって、私は何も言っていないんですけど。……あれ、でもその声、どこかで聞き覚えがある気がする。髪型も見たことある気がする。見覚えも聞き覚えもあるのに、なぜか思い当たらない」


「いえいえすみません! 私とあなたは決して知り合いではありません! 申し訳ないですが私はランニング中なのでもう行きますね。あなたも何か急ぎの用事があるのではありませんか? お互いやるべきことに注力しましょう」


 慌てて女性は走り去ろうとするが「夢咲さん」という神奈の声で止まる。

 ただでさえ多く掻いていた汗がさらに流れ、アスファルトにボタボタと垂れる。


「いやすみません。声と髪が友達に似ていたんで、つい友達の名前が口に出ちゃいまして。でもあなたが違うのは分かっていますから、気にしないでください。その友達とあなたじゃ体型が全然違うんで」


「え、ええ、そうですよね。こんなデブじゃないでしょう」


 大量の汗をタオルで拭きながら彼女は神奈から顔を逸らす。


「ランニングはダイエットのためですか? 実は私もなんですよ」


「え、あなたがダイエットですか? やる意味あります?」


「ははははは、実は正月で太っちゃって」


「その程度で太ったとか言うなああああああああ!」


 怪物の咆哮と間違える程の大声量で女性が叫ぶ。


「神奈さんは痩せてるよ! 私みたいに体が大きくなったり、階段を上がれなくなったわけじゃないでしょ!? 標準体型の人の太った発言はこの世の全デブの怒りを買うよ!?」


 最初は何となくだったが今は八割方、神奈は目前の女性が夢咲(ゆめさき)夜知留(やちる)ではないかと思っている。声も髪も似ているし、なぜか神奈の名前を知っている。知り合いにここまで肥満の女性は居ないが、本当に知り合いなら夢咲が一番近い。


「……えっと……やっぱり、夢咲さん?」


「…………人違いです」


「もう隠すの無理だろ認めろよ」


「はい、私は夢咲夜知留です」


「いや何があったんだよ! クリスマスまでは太ってなかっただろ!」


 神奈が夢咲と最後に会ったのはクリスマスだ。当時は普段通りの標準体型だったはずなのに、たった二週間程度で贅肉が膨れ上がっている。もはや病気や怪奇現象を疑うレベルで太っている。


 そういえば、と神奈は思い出す。

 新年になってから昨日まで夢咲とは全く会えなかった。

 初詣は人が多すぎて見つけられなかっただけと思っていたが、藤原家のパーティーに参加していないのはおかしい。タダ飯が食えると知ればすぐにでも行くはずなのだ。参加していた霧雨(きりさめ)和樹(かずき)に夢咲のことを訊いた時、彼の様子も奇妙だった。目を逸らして「知らん」と言っていたが明らかに何か知る反応である。


 いったい、二週間程度で夢咲の身に何が起きたというのか。


「……実は昨年の夏頃から体重が増え始めてね。クリスマスの時だって、霧雨君特製のコルセットで贅肉を押さえていたの。でも翌日にコルセットが砕けた。今まで押さえ続けていた反動なのか、一気に体が膨れ上がったの」


「人体って不思議だな。で、太ったからダイエットか」


「もう隠しきれないからね。本当は藤原さん()のパーティーに行きたかったんだけど、太ったのバレたくないから断ったんだ。そう、バレたくない。なんとか学校が始まるまでに痩せないとね」


 今は一月六日。学校が再開するのは四月なので時間的な猶予はある。

 しかし膨れた腕や脚、丸く突き出た腹から贅肉を四月までに落とさなければ、宝生中学校の教室で笑われるのは目に見えていた。百キログラム以上ありそうな体型から元通りになるのは厳しいが、夢咲の目はやる気に満ち溢れている。


「神奈さんも一緒に走る?」


「付き合うよ。あ、走るよりも早歩きの方がエネルギー消費するらしいぞ」


「じゃあ私も早歩きで頑張ろっかな」


 神奈は夢咲と共に早歩きを再開した。

 二人で早歩きを始めてから、神奈は夢咲の速度に合わせるので休憩中のようなものだ。夢咲程に急いで痩せる必要はないので、今日一日は夢咲に付き合うつもりでいる。


「くっ、つ、疲れた。きゅ、休憩」

「はやっ!」


 早歩き開始から七秒で夢咲が立ち止まった。

 肥満体型だと生物は疲れやすくなる。最近神奈が魔界で出会った魔王は、太っていても俊敏な動きをしていたがあれは例外。……ただ、太っているから疲れやすいとはいえ、さすがに七秒の運動で休憩を必要とする程には疲れない。


「おいまだ十秒も経ってないぞ。まだ動けるだろ」


「無理でーす。動けませーん。大丈夫大丈夫、まだ三ヶ月も時間があるしさ、ゆっくり痩せようよ」


 甘えだ。夢咲の心には自分への甘さが強く、さらに物事を軽く見すぎている。

 ほんの少し運動して休憩してを繰り返しても大した意味はない。こんなダイエットではあと三ヶ月続けたとしても、元の体型に戻れる保証はどこにもないのだ。学校再開が間近になれば焦るだろうが、その時から本気でダイエットしても痩せるのは間に合わない。

 この甘さは夢咲のためにならないと神奈は思い、自分がコーチ役になると決めた。


「決めたぞ、私がダイエットをサポートする。もし本気でダイエットしなかったら飯抜きだ」


「え、そんな勝手な」


「飯抜きにされたいのか! 早歩きはしなくてもいいから普通に歩けえい! 長く立ち止まっていると尻を蹴るぞ! 蹴られたくないなら動け動け、とにかく動けえい!」


「は、はいいいい! 歩きますううう!」


 厳しく夢咲に当たる神奈だが鬼畜指導者ではない。

 二十分のウォーキングと三分の休憩を繰り返し、辛そうな表情の夢咲を激励する。そのおかげか約一時間も運動が出来たし、かなり疲れているのでダイエット効果は高いだろう。

 約一時間頑張った夢咲に神奈は「よくやったな」と声を掛ける。


「……ぜえ、ぜあ……ばあ……お腹、空いた」


「そうだな、朝食にしよう。ダイエット中だし健康的な食事にするぞ」


 二人は喫茶店『マインドピース』へと向かう。

 朝食にはぴったりのモーニングメニューがあるので神奈はたまに利用している。

 喫茶店の料理なら高カロリーな料理はあまりないし、何を頼んでもダイエットに支障はないはずだ。


 喫茶店『マインドピース』に到着した二人が扉を開けると、来店の鈴の音が鳴る。

 音を聞いて「いらっしゃいませ」と赤紫髪の店員が入口にやって来た。


「神奈……と、あなたとは初対面ですよね。初めまして、レイと申します」


「ナイストゥーミーチュー。アイム、チルチル」


「初めましてじゃないぞ。こいつ夢咲さんだから」


「え、本当かい!?」


 初対面と思っていただけあってレイは愕然としていた。

 謎の外国人キャラを演じていた夢咲も正体をバラされて驚く。


「ちょ、なんで言っちゃうの!? バレないようにアメリカ人のフリしたのに!」


「レイは他人の悩みを周囲に話すような奴じゃないから大丈夫だって」


 夢咲が太ったことを知られたくない気持ちも理解出来るが、誰にもバレずダイエットを続けるのは難しい。霧雨のように事情を知る人間を増やし、協力者となってもらう方が賢い選択だ。


 今の時代SNSで他人の悩みを拡散する輩も居るがレイはそんなことしない……というか出来ない。彼はSNSの類いを一切やっていないし、情報を話せる知り合いも少ない。神奈が話さないよう言えば彼は話さないので、情報が漏れる可能性はないと断言出来る。


「ごめん、気付けなかったよ。以前と体型が随分違っていたから」


「しょうがないよ太っちゃったんだから。醜いでしょ」


「今までとは違う魅力があるんじゃないかな。君は優しくて丸い、惑星ラブアのカタブラ人みたいだよ」


「全く分からないからその例え止めて」


 訳の分からない宇宙人のようだと言われても誰も嬉しくない。

 神奈と夢咲はモーニングセットを注文してから空いている席に着く。

 他の客、店前の人通りは少ないので偶然知り合いが通る可能性は低いだろう。もし誰かがやって来たら、その時は仕方ないので先程の外国人キャラで通すしかない。外見が違いすぎるのでバレないはずだ。


 席に着いて数分後、目つきの悪い青髪の店員が水と料理を運んで来る。


「お待たせしました。こちらモーニングセットになります」

「サンキューグラヴィー」


 運んで来たのはレイではなくグラヴィー。

 事情を知らない彼は料理を置いた後、夢咲の顔をジッと見つめる。


「あ、あの、何か?」


「申し訳ありません。知り合いに似ていると思ったんですが、気のせいでした。種族が違いますので」


「何と間違えたんだよお前は」


 グラヴィーは神奈に近寄ると「人間だ」と耳打ちした。


「人間で合ってるけど?」


 何も間違っていない。いやそれはそれで夢咲を人外と思っているので問題がある。

 目を丸くして驚いたグラヴィーは夢咲を二度見してから、神奈に「豚と勘違いした」と小声で囁く。

 いくら太っているといっても人間と豚を間違えるのは酷すぎる。


「せめてカタブラ人とやらと間違えろよ」


「すまんすまん。あ、お客様、こちらのモーニングセットの目玉焼きはベーコンエッグとなっています。共食いにならないようベーコンは取り除いた方がよろしいでしょうか」


「だから豚じゃないっての! わざと間違えてるだろお前!」


「私豚だと思われてたの?」


「すまんすまん冗談だ。だがな、夢咲夜知留は早く痩せた方がいいと思うぞ。雌豚と呼ばれたくなければな」


 さらっとグラヴィーは夢咲の名前を出す。

 途中で気付いた様子はないので彼は初めから分かっていたのだ。

 目の前のチャーシューにでもされそうな人間の正体はとっくにバレていた。

 顔をじっくり見たのも、驚いて二度見したのも全て演技である。


「気付いてたの!? 本当にわざとじゃねえか!?」


「当たり前だろう。知り合いでなければ豚なんて言わない」


「知り合いにも言うなよ」


 最後に「善処する」と告げてグラヴィーは厨房に戻って行く。

 元から口は悪いが豚は言い過ぎだ。高校生から小学生に若返った名探偵も言葉は刃物だと言っている。見えないから鋭さに気付かないだけで、言われた人間は致命傷かもしれない。悪口というものは安易に口に出さない方がいい。


「……ったく。おい夢咲さん、気にすんなよ? あいつはいつも剣山くらい言葉が鋭いから」


「気にしてないよ。事実だから」


「い、いや、事実ではないだろ」


 夢咲は本当に気にしていない様子でモーニングセットを見つめる。

 朝食用のメニューであるモーニングセットはフレンチトースト、ベーコンエッグ、ハッシュドポテト、新鮮な野菜のサラダ、珈琲(コーヒー)の組み合わせ。味はもちろん栄養もバランスの良いメニューだ。


「……少ない」


「え、そうかな。普通だと思うけど」


「うーん、まあいっか」


 そう言って食べ始めるのかと思いきや、夢咲は懐から色々と取り出した。


「マヨネエエエエエズ」


 彼女はマヨネーズをサラダにたっぷりとかける。


「ラアアアアアアア油」


 瓶容器のラー油をハッシュドポテトとベーコンエッグにかける。


「スライスチイイイズ」


 フレンチトーストにチーズを乗せてガスバーナーで溶かす。

 見事に元の料理がトッピングで埋もれて見えなくなってしまった。

 チーズが良い具合に溶けて美味しそうではあるが、マヨネーズとラー油も合わせて超高カロリーな組み合わせだ。全部合わせていったいどれ程の脂質量になるのか想像も付かない。


「デブの欲張り三点セットか! しかもなんでガスバーナー常備してんだよ!」


「私は新たな世界に足を踏み入れたの。今の私はマヨラーであり、ラ油ラーであり、チズラーよ!」


「ラ油ラーとチズラーは聞いたことねえよ! 勝手に作んな!」


「バーナーは霧雨君が自作してくれてね。なんと浴びた太陽光をエネルギーに変えるの」


「どうでもいいわ! お前、まさかそれ頻繁に使っているんじゃないだろうな!?」


「最近は毎食使ってるよ。なんせ私はマヨラ油チズラーだからね」


「合体させんな! つーかそんな食生活じゃ太るに決まってんだろうが!」


 マヨネーズもラー油もチーズも少量なら夢咲はここまで太らなかったかもしれない。しかしどれも大量に使い、脂質に塗れた料理を毎回食べていれば当然太る。短期間で激太りする。本当はダイエットじゃなくてデブ活をしていると言われた方が納得出来る。


「ダイエットは健康な食生活から始まる。ダイエット中は全部使用禁止!」


「そんなあ、せめてマヨネーズだけでもおおお」


 神奈の指示で夢咲はこの日から高カロリーになる物を控えた。

 何度か目を盗んで使おうとしたが、当然神奈が見張って阻止した。

 激しい運動と食事改善を三ヶ月続けた結果、夢咲の体は引き締まり、女子中学生平均程度にまで体重を落とせた。


 しかし神奈は見てしまう。偶然町の飲食店で見かけた夢咲が、料理に大量のマヨネーズとラー油とチーズをかけている場面を。……彼女がリバウンドする日は近いのかもしれない。


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