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【終章完結】神谷神奈と不思議な世界  作者: 彼方
四章 神谷神奈と運動会
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54 獅子神――強いなお前――

次かその次で最終種目は終わりにするつもりです。








 腹に頭突きを喰らったことで、神奈は空き地から勢いよく吹き飛ばされた。直線状に家を破壊しながら突き進んでぐんぐん空き地から遠ざかっていく。


 獅子神が屈んでいたのはダメージを受けたからではなく、力を溜めていただけだったのだ。加えて、天寺が呟いた魔法らしき言葉で何かしらパワーアップしたと見て間違いない。

 そんな風に考えていると腹が押される感覚が消えており、気付いた瞬間には雲が傍にある程の高さにいた。獅子神が急に頭を上げたことにより空へと打ち上げられたのだ。


「ぐげっ!? 何だあいつ、急に空にぶっ飛ばして!」


「フヒャハハハハハヒャッハア!」


 空中で身動きをとるために「〈フライ〉」を唱えた神奈の上に、獅子神が跳び上がって攻撃してくる。だがまだ対処可能な動きだ。伸ばされた手を掴んで真下へ投げ飛ばす。

 勢いよく獅子神が地面に衝突した直後、彼は神奈目掛けて跳んで来た。ただの突進だったので躱し、アパート二軒の隙間へと降りて身を潜める。


「オオイ! 俺の名は獅子神(ししがみ)闘也(とうや)! 出て来い神谷神奈あああ! 俺と戦えええええ!」


 うるさい、声がでけえ、と神奈は心の内で叫ぶ。

 発見されづらい細道に隠れているが油断出来ない。どうも獅子神は人間とかけ離れた野生動物っぽいので見つかるのも時間の問題だろう。色々と気になったことを腕輪に相談するタイミングは今しかない。


「気のせいか、あいつの動き……やけに速くなってる気が。……天寺が魔法使ってたっぽいけどそれが原因なのか?」


「そこに目をつけるとはさすが神奈さんですね。まだ詳細は分かりませんが、天寺さんの使った魔法は速度を上げるものであり、あの獅子神という男はどうやらダメージを負うごとに強くなっているようです」


「ダメージを負うごとに?」


「いうなればダメージを受けるごとに身体能力が上昇していくのです。十中八九固有魔法でしょうね。中途半端な攻撃は逆に不利になるだけですよ」


 予想以上に厄介な能力に神奈は顔を顰める。

 つまり一撃でノックアウトしなければ相手をパワーアップさせてしまうだけ。強くしすぎても殺して失格になってしまう。力加減の苦手な神奈にとってこれほど嫌な相手はいない。


「厄介だな、どうす――」

「見つけたぞおおお!」

「――うわあっ!?」


 真上から獅子神が勢いよく落下し、地面をに着地すると衝撃で亀裂が走る。


「親方、空から獅子神が!」 

「受け止められるかあんなん! 飛行石でゆっくり降りて来いや!」


 緊張感のない腕輪にツッコミを入れる神奈は正面に目を向ける。

 猛獣のように血走った目で、凶暴そうな笑みを獅子神は浮かべていた。薬物の禁断症状でも出てるのかと思うくらい顔が怖い。


「見つかったんならしょうがない、ここで決着つけてやる」


「俺は生まれた時から王者だ。両親は俺が生まれた時一番に感じた感情は恐怖だと言っていた、赤ん坊の俺がものすごい威圧感を放っていたからだ。それからも俺は全ての生物の頂点に君臨していた。あの雲固学園でも俺は頂点だった。だからお前は俺よりも弱いはずでなければならない! ここでこの俺の糧となれ!」


「なげえよ! もっと簡潔に喋れ!」


 長い自分語りを終えてようやく殴りかかってきた獅子神だが、それを見て神奈はハッと何かがおかしいと気付いた。戦闘の癖とかではなく、もっと根本的な何かがおかしいのだ。

 そう、この種目は元々こんな戦闘を行うものではなかったはずだ。


「――てかボール使えよ! この種目のルール理解してるんだよな!? そっちが攻撃してくるから私だって反撃しなきゃいけなくなってるんだよ!」


 雄叫びを上げながら突進して殴りかかる獅子神の攻撃を躱す。連撃を放ってきても結果は同じ。今までこれほど苦戦することはなかっただろう彼は段々と、内に溜まるイライラを隠せなくなっている。


「クソッ! 何で当たらねえ!」

「速さが足りないからかな」


 彼の攻撃は工夫がなく単調で読みやすい。

 単純な速度なら魔技(マジックアーツ)未使用のレイに勝るとも劣らないのに、体術という面で見ればド素人もいいところ。そこらの不良の方がまだいい動かし方をする。スピード、パワー、テクニックでも勝っている以上は負ける要素が見当たらない。


 神奈は大振りの右ストレートを躱し、瞬時に背後へ回り込む。

 動きについていけない獅子神は「どこだ!?」と叫ぶ。そんな彼に「じゃあな!」と言い放ち、後頭部に回し蹴りを叩き込んだ。


「グボウアッ!」


 神奈は「ふぅ」と一息ついて倒れた獅子神を見下ろす。

 ダメージで強くなるというなら一撃で倒してしまえばいい。動きをよく観察したおかげでおおよその戦闘力は把握出来たため、大雑把に力の調節をしたのである。


 事前に配られていた赤いボールをポケットから取り出して、倒れている獅子神に当て――られなかった。

 動揺して動きを止めてしまった。目前の光景が信じられず何度も瞬きする。


「なっ、お前まだ……後頭部に蹴り食らって立てるか? そこは気絶しててほしかったよ。力の調整は結構上手くいったと思ったんだけどな」

「――――」

「あれ? 何か様子変じゃないかこいつ。さっきまでヒャッハー状態だったのに黙り込んで、どうした? 具合でも悪いのか?」


 立ち上がったはいいが何も喋らないで俯いている獅子神に不気味さを感じる。

 テンションの上下が激しすぎる。パーティーが葬式になるレベルで酷い。


「あの神奈さん、この人意識ないんじゃないですか?」


「何言ってんだよ、ちゃんと立ってるじゃん」


「闘争本能だけで立ち上がる人って稀にいるんですよ。戦闘狂とかは特に」


「そんなバカな!?」


 無言の獅子神が先程までと比較にならない速度で殴りかかる。

 後頭部への蹴りに力をかなり込めていたのが仇となり、彼の身体能力はレイすら上回っていた。まだ実力差が離れているので余裕はあるがうかうかしていられない。


「こうなったら足を砕いて動けないようにするか」


「いいんですかねそんなことして」


「良くはないけどこうでもしなきゃ止まらないだろ!」


 神奈は素早く屈み込んで彼の足首に蹴りを思いっきり入れる。

 何かがバキッと折れるような音もした。

 骨を折った罪悪感がないわけではないが、神奈は勝つために仕方ないことだと言い聞かせる。こうでもしなければ永遠に攻撃が止まらなかっただろう。


「これで……嘘だろおい!?」


 彼の足の骨は折れて力が入っていない。倒れると思っていた神奈だが彼は両腕だけで移動し始める。しかもその身体能力はさらに上がっており、神奈の強さに少しずつ近付いていた。

 縦横無尽に、自由に、苛烈に、腕だけで獅子神は動き回り攻撃を仕掛けてくる。


「おいおい、ふざけんなこいつ! くっそ!」


 これ以上強くさせると不味いため神奈は思考を加速させた。

 〈超魔激烈拳(ちょうまげきれつけん)〉では戦いが終わった後に動けなくなる。

 魔力を全て集めるのではなく、七割程度でいい。獅子神を一撃で倒せるように、再起不能になるくらいの威力を出すならそれでいい。


 両手しか使えない獅子神の猛攻を捌きつつ、確実に一撃を決められる隙を待つ。

 足が使えない状態で移動と攻撃を繰り返すのならば隙が出来て当然。彼は移動の際にバランスを崩して、一瞬動きが遅くなった。


 今ならやれる、そう思った神奈は魔力を七割程集めた右拳を彼の胴へと叩き込む。

 拳の衝撃で近くの窓ガラスは割れ、家の壁すら吹き飛んでいき、獅子神の体も家を貫通しながら勢いよく飛んでいく。


 周囲百メートルは道路や建物が崩壊した場所で神奈はため息を吐いた。

 やはり〈超魔激烈拳〉は高威力だが被害も大きい。

 今回は異空間だからいいが、本当に町中で使ったらとんでもないことになる。


「神奈さんの考えていることは分かりますよ。必殺〈超魔激烈拳〉の被害が大きいのを悩んでいますね?」


「ああ、誰か傍にいたら迂闊に使えないよなこれ」


「なら今度衝撃を敵に一転集中させる極意を教えましょう」


「お、マジ? 助かるわ」


 先程の一撃で神奈は魔力の七割を一気に使い果たした。この後に天寺という強敵との戦いがあるのは承知しているが、獅子神に勝つのも大変だったので仕方ない。残った魔力でどうにか勝つしかない。

 面倒な戦いが一区切りしたので神奈は獅子神のもとへ歩き出した。




 * * *




 隼速人は住宅地で迅速に雲固学園の生徒を仕留めていた。

 またもや雲固学園の生徒を数人見つけてボールをぶつけたが――その生徒達七人は強制帰還されなかった。おかしいと思い観察していると、少し前に自分の家にやってきた人形を思い出す。


「これはまさか……人形?」


「正解、僕の人形は生徒じゃないからボールを当てても意味がない」


 独り言に答えが返ってきたことに驚きバッと後ろを向くと、緑の髪をした暗い少年が立っていた。


「ほう? ならお前なら意味があるわけか」


 突然現れた少年、日戸操真の背後に回り込みボールを投げつける。

 しかしそれは、持っていたボールを人形が投げたことによりボール同士が衝突し、方向を逸らされたことにより回避される。速人は自分のボールがどこかに飛んでいく前にキャッチし、同時に別の人形が自分に投げたボールを躱す。


「……待て、なぜお前の人形は全員ボールを持っている? ボールは一人二個のはずだ。これではお前一人に十六個支給されていることになるぞ」


 それぞれの生徒には二個ずつボールが配られているが、人形は日戸の魔法で作られたものなのでボールを持っているはずがない。七体の人形全てが二個ずつ持っているのは明らかにおかしい。


「さあ、まあボールくらい静香さんが作れるからね」


「どこまでも卑怯な奴らだ。真正面から叩き潰してやろう」


「好きにするといい。でもこの数の差、八対一だ。君に勝てるかな?」


「舐めるな。この程度の人形風情では俺を足止めすら出来ん……!」


 速人は一瞬で全ての人形を上半身と下半身で真っ二つにした。再起不能にしてすぐに再び日戸へとボールを投げるが、それは来るのが分かっていたかのように無駄のない最低限な動きで躱された。


「お前自身も少しはやるということか」


「驚いた、まさかほぼ一瞬で七体全てを斬るなんて……予想外だったよ」


「その割には余裕そうだが」


「うん、なんせ僕の人形はまだ残ってるからね」


「ならばそれを出してみろ、まだあるならな」


 速人はもう人形がないと確信していた。もしあるならそれはもうとっくに出しているだろうから。


「じゃあ……遠慮なく」


 日戸がパチンと指を鳴らすと、それが合図だったのか周囲の分かれ道からぞろぞろと同じ顔の人形が十体も出て来た。

 人形が出てくることが予想外だったので速人が驚くが動きは停止させない。人形相手なら加減する必要もないので容赦なく手裏剣を投げつける。


 十体いる内の人形の一体に手裏剣が命中するが動きに支障はない。人形なので痛みも感じない、いわば不死身の軍団なのだ。


「チッ……まさか本当に隠していたとは」


「これらは君が倒した偵察用人形とは違う。戦闘用人形……強さは比べ物にならないよ? 一体一体が裏社会のプロの殺し屋に匹敵するからね」


「下らん……所詮人形、この俺が負けるとでも思うのか?」


「なら……倒してみなよ」


 バカバカしいと嗤う速人に少しムカついたのか、日戸は十体の人形を一斉に動かす。

 戦闘用人形十体が速人目掛けて跳び上がり懐から武器を出す。

 槍、鎖鎌、剣が三体ずつ、拳銃が一体。それぞれが武器を構えて攻撃に移る。


 正面からくる槍使い三体の突きを、三体の間をすり抜けることで躱す。

 左右同時に迫る鎖鎌を屈んで躱し、発砲した拳銃使いの銃弾を横に転がって躱す。

 真上から剣使い三体の振り下ろされる剣を、持っている刀で三本同時に受け止める。速人は力で押し返そうとするが、予想以上に強いことで三本の剣が近付く。さすがに三体同時に力押しされると厳しいらしい。


 舌打ちする速人はわざと体の力を抜き、一気に力を入れることで普段より速く動く。人形と比べると圧倒的な速度で剣使い一体の背後へ回り込む。


「消えろ、木偶の坊……!」


 剣使いの人形の内一体は瞬く間にバラバラに切り刻まれる。

 一体倒した速人の正面から剣使いが仲間の仇を討つように剣を振るが、それを軽く空中に飛ぶことで回避する。


「あーあ……空中じゃあ逃げ場はないよ」


 仕留められると思ったのか日戸がそう呟くが、その目が驚愕によって見開かれる。


 空中に避難した速人に向けて拳銃使いが発砲しようとするが、撃たれる前に三枚の手裏剣を拳銃に向かって投げた。手裏剣は三枚とも銃口に突き刺さり、拳銃を使えなくした。


 着地する瞬間を狙って二体の槍使いが腕を伸ばすが、速人が着地したのは向かってきた二本の槍の上。

 槍を踏みつけたまま、速人は刀を振るって槍使い二体を真っ二つにする。

 二つに分かれた二体の人形は力を失い地面に倒れる。


「〈神速閃〉」


 残った槍使いが突進して、さらに鎖鎌使い三体が鎖で拘束しようとするが大した脅威ではない。一瞬で四体の人形の四肢を切断して動きを封じた。

 倒した鎖使いの内の一体の背後にいた速人は、炸裂弾を拳銃使いにポイッと投げると、それは拳銃使いの顔面付近で爆発する。人形は再起不能なほどボロボロになった。


 改造していたこともあり炸裂弾の威力は向上している。

 霧雨や、裏の技術者に依頼しておいたものだ。魔導書の一件から使用しているものだが使い勝手がよく多用しがちだ。


「なっ……そんなっ、バカな……戦闘用人形がこうもあっさりと……!」


 十体全ての人形が短時間で倒されたことで日戸は一歩後ろに下がる。


「所詮人形だ、武器の使い方がなっていないな。……あと、逃がすわけがないだろ」


 攪乱を目的に〈分身の術〉で残像を生み出し、数人になった速人は自身の最高速度で日戸の周囲をグルグルと回って包囲する。


「くっ、見えない……!」


 正々堂々、正面からボールを投げる。

 日戸は避けようとしたが間に合わず顔面に直撃する。宣言通り真正面から叩き潰せたことに速人は気分よく「フン……」と鼻を鳴らす。

 ――しかしおかしい。直撃したのに放送が流れない。


「……なぜだ、なぜリタイアの放送が流れない。……まさか!」


「ご察しの通り、この体は人形。本体じゃないんだよ」


「チッ……人形を動かせていたならここが見える場所にいるはず、つまり近くにいる。どこにいる……!」


 日戸の本体がどこにいるのか速人が考えていると、いきなり人形だった日戸に猛スピードで何かが飛来した。凄まじいスピードだったので視認出来なかったため飛んで行った方向を見やる。日戸の人形と共に壁にめり込んでいたのは、獅子のたてがみのような髪型の男であった。


 突然知らない誰かが吹き飛んできたことに速人は驚いて、今度は吹き飛んできた方向に目を向ける。

 あんな速度で人体をぶっ飛ばせる者に心当たりは一人だけ。


「そうか、これを倒したのは……」


「おっ、見つけた見つけたって隼? お前今戦ってたのか?」


 そこに現れたのは神谷神奈。今しがた思い浮かべた者である。

 壁にめり込んで動かなくなった男に神奈はボールを投げて、跳ね返って来たボールを片手で掴む。


「うん……学園チームの獅子神闘也君、リタイア!」


 さすがにその男は人形でないようでアナウンスが流れる。


「フン、もう終わるところだ。お前も暇なら捜せ、そこの人形の本体をな」


「なるほどな、でも捜す必要なさそうだぞ?」


「なんだと? どういう意味だ」


 神奈は左上にある高い建物の上を指しながら言う。

 釣られて見るとそこには速人を見下ろしている日戸操真がいた。


「なっ、バレている!? くそっ、ここから離れ――」

「えいっ!」

「え?」


 気付かれていたことに驚いたのか、日戸はすぐに振り向いて逃げ出そうとした。……が、すぐ後ろには既にボールを投げる態勢でいた笑里を見て目を見開く。結局抵抗も出来ずに顔面にボールをぶつけられていた。日戸は紫の光に包まれて、元の世界に強制送還される。


「うん……学園チームの日戸君、リタイア!」


 笑里は満面の笑みで速人達の下に着地してはピースサインをする。


「えへへっ、いっぱい倒せちゃった!」


「ああ、そうらしいな。何かリタイアの情報が次から次へと――」


「お、お前! 俺の獲物を横取りするとはいい度胸だな! まずはお前から始末してやろう!」


「いや味方だから! ボール向けても意味ないから!」


 倒せたことを自慢する笑里に怒りを感じた速人はボールを構えるが、それを慌てて神奈が止めてくる。そんなコントのようなやり取りをしていると、更なる脱落者を知らせるアナウンスが響く。


「宝生チームの熱井君、リタイア!」


 そのアナウンスで熱井が脱落したことを全員が知り、神奈は小さな声で呟く。


「やられたのか……」


「リタイアした数を数えていたが、こちらはもう俺達しかいないらしいぞ」


「え!? じゃあピンチなの!?」


 笑里が不安そうに叫ぶが、すぐに神奈が安心させるように口を開く。


「あっちは一人だよ。ピンチなのは敵の方みたいだな、さっきいた場所にまだいればいいけど」


「とにかく移動を開始するぞ、ここは道が開けているから不利だ」


「なんでお前が指揮とってんだよ……!」


 まず場所を移動してから作戦を練ろうと速人は前を向いて歩き出した。

 先に歩き出したのは速人なのに、神奈が抜いてきたので抜き返す。それが原因で抜かれては抜き返すのを繰り返しながら口論に発展。前に進むのは止めずに口喧嘩を繰り広げた。


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