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プロローグ
さーて…どうしようかなぁ。
「さぁ勇者様!魔王を倒しに行きましょう!」
ラストダンジョンである魔王の城の門の前で魔法使いが言った。
弓使い、バーサーカー、盗賊、踊り子は気合いを入れるかのように武器を持つ手に力を入れた。
「長かったですね」
「色々あったけど、
このメンバーでやってこれたのもやっぱり勇者様のお陰ね!」
「これで終わりか」
「魔王を倒せればね!さぁ行きましょう勇者様!」
私の方を見て皆が言った。
「そうだな…」
私は脳みそをフル回転させながらある事を考えていた。
そう…まだ誰も知らない…
私は勇者ではなく
この城の主人【魔王】本人だと言うことを…!
(ど、どうしよーーーーーーー?!)
初めまして。
初めての小説なので温かい目で読んで頂ければ幸いです。




