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魔神配下のダンジョンマスター  作者: にゃーにゅ
ダンジョンマスターたち
68/287

68.現在のダンジョンマスターの世界

主人公のボッチ特性発動しました。

 そんなこんなで僕とサミーとの条約にリュートが入ることになったのだが‥



「なぜリュートは僕とサミーの同盟に入ろうとしたの?もっと強いとか繁栄しているダンジョンマスターなら他にもいるだろうに。リュートに国以外でメリットないでしょ」



 と聞いてみたら、目を丸くしてリュートが‥



「それ、本気で言ってるの?イオ」



 だそうだ。…ん?なんか僕、間違った?

 リュートはそんな僕を見て一人納得したように



「そうか!イオは今までサミー以外のマスターと会ったことないんだったっけ。そうかそうか。なんて説明しようか?」

「えーと、よくわからないのだけど‥」

「そうだね‥。まず、100番より小さい数字のダンジョンマスターって今何人いるか知ってる?」



 という質問がリュートから来た。最初来たときは90番以内が20人後半で僕の同期が10人。中にはやられた人もいるだろうから30人くらいかな?と言うのを話したら、



「ハァ‥、答えは18人だ。中にはイオみたいに死んだと思わせるため偽装しているのもいるかもしれないが、そんなことができるマスターは、今はほぼいないでしょ」



 という答えが。



「…は?そんな少ないの?」

「そんなものだよ。最初は大抵DPダンジョンポイント稼ぎに周辺の村や町を襲わせるけど、それで周囲にダンジョンがあると知られるから。英雄か勇者が最優先で倒しにくるよ。序盤ではまず対抗不可能だろうし。有名なダンジョンのいくつかは女神教の国から複数の勇者が遣わされて攻略されたし」

「そうなんだ」

「『そうなんだ』じゃないよ。ある程度力のあるダンジョンマスターなら知っていることだよ。よく宣伝もされているし。それより、そんな中で僕の周囲の上位のダンジョンマスターが組むって聞いたら、無視できないよ」



 というリュートのおしかりを受けてしまったが、そう言われるとその通りだと思う。逆の立場なら僕でも同じく思うし。だが、その分疑問が残る。



「リュート、話は分かったが、そうなると僕とサミー以外はほぼ最古のダンジョンマスターってことになるよね?」

「いや?違うよ。10番までのダンジョンマスターで今生きているのは、僕と、1番“魔王”、2番“竜王”だけだよ。あとはみんなやられてる」

「そうなの!?」

「そうだよ。そもそもイオくらいだよ。周囲にほとんど何もない場所にいるダンジョンマスターって。他はむしろ逆で女神教の国の近くとか、西にある自治都市、小国群のそばとかがほとんどで、運が良ければ上位のダンジョンマスターに助けられることがある程度。大抵はすぐに討伐される」

「厳しい世界だ」

「イオはまだ知らないことが多いからね。むしろ多すぎることにびっくりしたけど。そもそもサミーはダンジョンマスターの中ではトップ5に入ってくるマスターだから。それにダンジョンバトルで勝ったマスターと同盟組むって知ったから慌てて来たんだし」

「焦ったんだ」

「それは焦ったよ。すぐに自分の目で確かめて、会わないとって思った」

「その割には“ドッペル”で準備万端みたいだったけど?」

「それはお互い様でしょ?」



 ということで、頼もしい先輩マスターが仲間になりました。

という主人公の意外な?立ち位置でした。


 補足をすると、最古のダンジョンマスターたちのようにトップを走るマスターたち、主人公やサミーのような比較的繁栄しているダンジョンマスターたち、まともなダンジョン運営ができていないマスターたちの大きくは3グループに分かれます。


それともちろんお互いドッペルで会っています。防犯上当然ですね。

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