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魔神配下のダンジョンマスター  作者: にゃーにゅ
ダンジョンマスターたち
65/287

65.お友達

投稿忘れていました。ギリギリ間に合ったからセーフということで。


それと気がついたら総合評価500点超えていました。ありがとうございます

 僕のダンジョン10階層の何もない部屋。ここで格上のダンジョンマスターであるリュートと話をしようにも落ち着けないので移動したい。



「リュート様は僕と敵対の意思はないということでよろしいのですね?」

「うん。敵にしたいわけではないよ。話がしたいんだ。それよりリュート様だなんて、そんなの必要ないよ。公式の場以外は友達として“リュート”でいいよ。ぼくも“イオ”って呼ぶから」

「‥‥わかったよリュート。これでいい?」

「いいよ。ばっちりだ♪」

「敵対の意思がないのであれば、ここでは落ち着かないから移動しようかと思うけど」

「もちろんオッケーだよ♪」



 というわけで僕のダンジョンの作ったばかりの客間へ移動することに。しかし‥軽いな、リュート。本当に敵対の意思がないのだろうし、仮に敵対しても僕にはリュートはどうこうできる力はなさそうだし。このまま話合いがうまくいくことを願うのみ。



 『転移』で僕のダンジョンの最奥部の客間へ。ここから出るときは隣の部屋にダンジョン入り口まで『転移』する、転移トラップがある。客間は簡素な丸机と12脚のこれまた簡素な椅子がある。僕とリュートが対面に座り、メイドがお茶を持ってきて置いて、一礼して退出する。



「まずは改めてようこそ。まだ作ったばかりで全く、、物がそろっていなくて申し訳ないが、ここで我慢してほしい。自己紹介すると、このダンジョンのマスターをしている、ダンジョンマスター100番、イオです。よろしく」

「こちらこそよろしく。場所は全然気にしなくていいよ。こちらも自己紹介するとリュート神聖国、初代国王リュート・エル・セイツ。だが、その正体はダンジョンマスター10番。父の最も優秀な息子を自認しているよ。今回は話合いをしに来たんだ。よろしくイオ」


 と改めて自己紹介したが、ツッコミどころが色々。



 うちのダンジョンの守護者以外は殺していなかったことからも敵対の意思はないだろうというのはわかる。ダンジョン守護者は自分のテリトリー内にしかいることができないが、その分恩恵がある。『復活』もその1つ。ダンジョン守護者は一定時間で復活が可能なので、殺しても問題はない。というよりダンジョン守護者を殺さないと先へ進めないことがほとんどだから、これは仕方ない部分でもある。

 リュートのいう“父”とは魔神様のことで、サミーが前に話していたが、ダンジョンマスターの中で10番までの10体は、一番最初に魔神様が作り、かつ能力も他のダンジョンマスターとは別格だという話で、彼らが最古のダンジョンマスターと言われているダンジョンマスター達だそうだ。

 つまりリュートはダンジョンマスターの中でも別格の能力を持つ、ダンジョンマスターのトップオブトップということである。…うん。格上どころじゃないね。敵対の意思がなくて良かったよ。




「えーと、リュートは話し合いがしたいということだけど、僕なんかに何の話があるの?」

「まずはイオがどんなやつか見てみようかと思って」

「‥そうなんだ」

「で、いい奴なら友達になろうかと思って」

「‥それで?」

「‥警戒してるね?」

「それは、もちろん。友達になってくれるのは嬉しいけど、それだけではないような気がしたから」

「まあ、そうか。実はサミーから話を聞いていて、おもしろいなと思ってね。それとサミーと友達として同盟を組んでいるって話を聞いて、自分も入れてもらおうかと思っていてね」



 ‥やっぱり、サミー経由か。まあ、そこしかないとは思っていたが。それより同盟を組みたい?僕らと?リュートの力を考えると通常は



 「お前ら、自分の同盟に入れよ」


 となるのでは?

リュートクラスのダンジョンマスターが同盟に入りたいという真意は?


次回に続きます。

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