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魔神配下のダンジョンマスター  作者: にゃーにゅ
ダンジョンマスターたち
64/287

64.リュート

いままで、若干長めの話になっていたので、今回は少し短めです。

 僕のダンジョンに現れた侵入者。黒目黒髪の短髪だが童顔、身長は170cmくらいの青年と言う感じ。装備は軽装鎧、盾はないが、片手で扱える長剣。ステータスで一切の変化がない部分だけを見ると‥‥




―――――――――――――――――――――――――――――――――――


名前 リュート・エル・セイツ

種族 人族(型ダンジョンマスター)

性別 男


―――――――――――――――――――――――――――――――――――



 ダンジョンマスターであることは間違いないが、もう一つ注目は名前。“リュート”しかも“エル・セイツ”は、以前話が出たリュート神聖国の国王一族が“セイツ家”という家系だというのは聞いていたから、明らかに王族だよね。しかも、おそらくは初代国王だろう。

 ‥‥‥何しに来た。このダンジョンマスターは!?



 僕は戦いに関しては素人だが、ここまでの動きなどを見て相手が明らかな格上だというのはわかる。ここまでの対応を見て相手が僕を威嚇しているということもわかる。だが、これまで遭遇したモンスターはすべて生きていることから、僕と敵対したいわけではなさそうだ。……これは僕が直接行かないとだめだろうな。…ハァ。



「僕はちょっと会いに行ってくるから、しばらくは任せたよゴブオウ」

「ちょっ!?危険ですマスター!!」

「大丈夫。向こうは僕と敵対したいわけではなさそうだし、それにこのまま放置すると、ここまで来るよ。彼」

「そこは我らの命に代えても、防ぎます」

「できるかもしれないけど、そこまでする必要はないよ。相手は格上だし、僕が話をする方が手っ取り早いから。10階層で待っていればすぐ来るかな。じゃ、あと任せた!」



 ということでゴブオウを振り切り、『転移』して10階層のボス部屋の次にある隠し通路があるだけの何もない部屋で待つことにした。



 一方リュートは5階層のゴーレムたちを一蹴し、6~9階層を『陰影』を使い駆け抜け、10階層へ。10階層のボスのゴーレム2体を手に持つ剣でまとめて一閃。10階層の隠し通路があるだけの何もない部屋へ入る。





 パチパチパチ


 と拍手をし、そして‥



「ようこそいらっしゃいました。リュート様」


 と、歓迎の意を込めて、頭を下げる僕。そこに‥



「やあ、待たせたね。初めましてだけど、会えてうれしいよ。イオ。意図もしっかり伝わったようだしね」



 と笑顔のリュート。




 こうして、後々も僕に多大な影響を与えるリュートというダンジョンマスターと出会うのである。


リュートは今回の章だけではなく、今後の章にもからんでくる重要キャラの予定です。ここからしばらくはリュートとの対話回に入ります。

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