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魔神配下のダンジョンマスター  作者: にゃーにゅ
ダンジョンマスターたち
48/287

48.ダンジョンバトル開始

初のダンジョンバトル開始です。

 一度ダンジョンへと戻り、僕は代理のゴブオウと戦略を練った。そろそろ時間になるので、観戦のためにダンジョンルームへ行ってみると、サミーレミー夫妻がいた。


「おう来たか。もう俺らの手を離れたからこの際一緒に観戦といくか?」

「そうさせてもらうよ」


 ということで一緒に観戦となるが、ぼそっと、レミーさんが



「あんたたち、もう仲いいんだから、ダンジョンバトルする意味ないんじゃないのかなぁ?」



 というのを聞いてしまった。サミーにも聞こえていたようで


「レミー。それは違う。男は戦わねばならない時があるんだ。もうお互い引けないんだ。わかってくれ」


 と言っている。


 この夫婦仲いいな。とか僕は思っていたが、ここでなれそめとか聞こうものなら、確実に砂糖工場と化すのがわかっているので、絶対聞かない。断固として聞かない。話したそうにしているが聞きません。

 そして、



「定刻になりました。これよりダンジョンバトルを開始いたします」



 とどこかからアナウンスが流れる。ダンジョンバトル開始だ。





 ダンジョンバトル開始したが、僕はルール上見ているだけ。ダンジョンルームには対戦相手のサミーとその妻レミーがいて、どこからかテーブルと椅子が出てきて、のんびり観戦モードだ。

 ダンジョンルームには大型スクリーンが出てきて、両ダンジョンの様子が見れるようになっている。他にも、自分のノートPCからは自分のダンジョンの様子、自分のモンスターの状態や収集できた相手の情報などが見れるようになっている。


「おい、イオ。こっち来い。一緒に見ようぜ」


 サミーからお誘いが来た。


「わかった。そっち行く」

「お茶も用意したから」

「ありがとうございます」

「もちろん。毒とか入ってないから、安心して飲め。というか毒耐性くらいあるだろ」

「あるけど。そこは信頼してる」


 この間に毒耐性は取ったし、そもそも短い間だが、サミーのことは少しわかってきた。こいつはこんなことで毒をいれるようなやつではない。というか、入れたところでどうなるわけでもない。

 3人でのんびり観戦となる。



 さてダンジョンバトルの状況は、お互い様子見といったところ。こちらのダンジョンは入り口が3つ。向こうも3つ。最初だけはお互いに用意した軍で攻めることができるが、これからは入り口付近にいる相手モンスターを排除するか、隙を見て出口に行かないと向こうのダンジョンには攻め込めない仕様だ。



 こっちの入り口はダンジョンの東、西、南とすべて地上から地下へ向かう方向に延びている。サミーのダンジョンの入り口は東と西と上にある。

 この場合の上とは山脈の火口だ。この入り口は空を飛べないと使えない。その分ダンジョンの比較的深くまで入ることができるが。

 ここでうちのダンジョンの弱点を再認識する。航空戦力に乏しいのだ。ハニービーとか飛べる昆虫系はいるが、ワイバーンとかとは戦えない。さらにこの世界のドラゴン族は飛べるのだ。

 うちの昆虫系では向こうの本命部隊には太刀打ちできない。

レミーは物静かだけどボソッと毒吐きます。

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