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魔神配下のダンジョンマスター  作者: にゃーにゅ
ダンジョンマスターたち
42/287

42.その後のダンジョン

再開です。一気に時間が進みますが、回想です。

 ラドの街消滅からもう数十年経ってしまった。その間研究と鍛錬にほとんどの時間を費やしていたわけであるが、ダンジョン領域テリトリーも拡大し続けているし、ダンジョンそのものも成長している。成長を加速させた一因がラドの街消滅後、次の週に起きた。




「ダンジョンコアがレベルアップしました」




 というコアからの通知がきたのだ。

 最初は全く意味がわからなかった。この間特に何もなかったから、レベルアップする理由が思いつかなかったのだ。

わからないから、ダメ元でコアに聞いてみたら、ダンジョンコアレベルアップの理由を教えてくれた。しかも次のレベルアップ条件まで。もっと早く聞いておけばよかったと後悔した。



 まず、コア曰く、今回レベルアップでコアLV5になったのだが、ここで色々機能、情報の解禁が多くなるらしい。その分これ以降のレベルアップでは新機能の追加などはなくなり、できることの上限アップなどが中心になるそうだ。


 で、肝心の今回のレベルアップ条件には英雄、もしくは勇者一人以上の討伐があり、他はすべて満たしていたそうだ。よって、今回英雄を倒したことで条件達成となったわけだ。

 タイムラグについては1日ではなく月ごとの判定となるそうで、それでタイムラグが発生したらしい。正直、手抜き感が半端ない。いや、不老の神々からすると1日も1週間も1か月も変わらないという感覚なのだろうか?と思ってしまった。


 次回以降のレベルアップ条件には英雄、もしくは勇者の討伐が入ってくることはないそうだ。そこは安心した。今回はなんとかなったが、次回以降もそうとは限らない。というかそんなに英雄や勇者の数はいないだろうし。



 どうやら、このコアLV4から5に上がれるかどうか?がダンジョンマスターとして一人前になったと魔神様から認められる基準らしい。

 いわゆる、「もう大丈夫だから、色々やれるよな?」ということで機能が増えているし、DPダンジョンポイントショップのスキル追加もある。



 詳しい説明は省くが、今回の大きな追加機能はまず、ダンジョンコア生成。


 これは文字通り新たなダンジョンコアを作ることができる。個数に制限はなく、DPダンジョンポイントがある限り作成可能。これでDPダンジョンポイント貯蔵量は実質、無限となった。これ以降レベルアップでは1つ1つのコアの限界貯蔵量の増加があるだけのようだ。

 ダンジョンマスターはコアがやられると死ぬが、コアが1個でも残っていると死なないらしい。これだけでも僕の命の危険はかなり減ったといえるだろう。

 また、他のダンジョンマスターへの譲渡も可能となった。他のダンジョンマスターへのDPダンジョンポイントの支援ができたりする。


 他に大きいのが転移である。これは自身がダンジョン領域テリトリー内への任意の転移が可能というだけではなく、転移ゲートの設置、(DPは相応にかかる)や転移トラップの設置も可能となった。転移ゲートは自分もしくはその眷属たちがあらかじめ設置してあったゲート間を行き来可能にするもので、どこでも〇アと思ってくれれば。行き先にもゲートがないとだめだが。


 あとは眷属の任意進化ができるようになった。任意進化とはダンジョンメイド、ダンジョン執事、ダンジョン守護者は<不老>への切り替えが可能になるのだが、<不老>になると進化はしなくなる。そこをステータスさえ条件を満たせば進化が可能になるというわけだ。

 まあ、想像してみてほしいが、周囲のモンスターより弱いダンジョンボスとか何の意味があるのか?ということになる。


 ダンジョン守護者はダンジョン1階層分につき1体選択が可能で30階層なら30体選択可能で、行動範囲を指定することで部屋から出ないなどという命令が可能となる。設置は1階層1体でもよいが、1つの階層に行動範囲が被らない範囲で設置が可能のため、大きいダンジョンでは複数体置ける。<不老>にしておけば、食事に関しては必要なくなるため配下のモンスターに運ばせるといった手間もなくなる。


 うちのダンジョンでは<不老>にすると繫殖ができなくなるため、最上位種が生まれると、その1つ下の種を<守護者>として、<眷属進化>で最上位種とするようにしている。

 経験がものをいうのか、そうした<守護者>の方が、圧倒的にステータスがよいのがわかっているからだ。


 あとはできる鉱脈が増えて、金まで採れるようになったりしたが、精錬技術がなく、ほぼ宝の持ち腐れとなってしまっている。まあ、そんな感じで順調に成長はしている。



いつもお読みいただきありがとうございます。

今回から章が変わります。

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