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魔神配下のダンジョンマスター  作者: にゃーにゅ
転生からのダンジョン運営をしよう
35/287

35.異変

前回ダンジョンコアを破壊した6人ですが、その後どうなるのか?

コアを破壊されると主人公のダンジョンマスターは死ぬのですが、どうなっているんですかねぇ。というのはもう少ししたら明かします。

 ダンジョンコアが破壊されたことでダンジョン内の照明関係は機能しなくなり、真っ暗となった。


「これでダンジョンコアは破壊した。すぐに脱出するぞ」

「ライト」


 光魔法<ライト>によって光球が出現、周囲は明るく照らされる。


「いそいで脱出しないと死ぬぞ」


 ラドの街から来た従者たちは理由がわからず、戸惑っているがみんなについていき、4階へ戻る。


「周囲の魔物はまだ動きがないようだ。このまま来た道を通るぞ」

「すいません。なぜですか?来た道は遠回りでしょう?今ならまっすぐ行っても問題ないのでは?あと、なんでこんなに急いでいるのかわからないのですが?」


 その質問には僧侶であるルシアーノが答える。


「本来はここでやり取りする時間すら惜しいのですが、今はまだ大丈夫のようですから教えましょう。まずダンジョンが機能しなくなったとはいえ、今まであった罠などは解除もしくは起動しない限り残ります。また、なぜ急いでいるのかというと、魔物たちはダンジョン内では許可された階層以外には行かないようになっていますが、ダンジョンが破壊させると、そういった制限はなくなり、無秩序に暴れまわります。今回我々がいた5階層は分かれ道がなく、魔物はガーディアンのみでした。つまり、あのままあそこにいると、4階層にいた魔物たちが押し寄せてくる事態になりかねなかったわけです」


 それを聞いて真っ青な顔にになる従者たち。


「ご説明ありがとうございます。ということは、南ラドの村が魔物に襲われる危険が高いわけですな」

「そういうことです。幸いまだ動きがないようですが、すぐに内部にいた魔物たちが地上へと出てくるでしょう」

「ルシアーノ様方は博識ですな」

「いえいえ、先達の教えと研鑽のたまものですよ」


 とニヤリと笑う2人。


「では急いで脱出するぞ。可能な限り南ラドに被害が出ないようにしてやりたい」


 というバルダ。そしてそれについていく一行が3階層へ上がった時にソレは起こった。



「グギャギャギャギャギャ!!」



 という叫び声が聞こえて、「ドスン、ドスンッ」と地震のような地鳴りが聞こえてくる。


「なんですか?この声と音は?」

「わからん。だが、嫌な予感がする。とにかく階段目指して帰還するぞ」


 そして急いできた道を戻るが、暗闇で周囲の状況が分かりにくく、けが人もいて移動に時間がかかる。


「ゴブリンが全くいないのは助かるが、こう暗くてはなかなか進めないな。来た道を帰っているが、罠も残っているし」

「仕方ないだろう。とにかく早く階段まで行くぞ」


 来たときはあれほど数がいたゴブリンがいない。この世界にあるかわからないが、いわゆる『嵐の前の静けさ』というやつなのだが、この6人の中で理解できているのはどのくらいいるのか?階段を目指しているが、地鳴りが断続的に置き続けている。それだけではなく、どんどん音が大きくなってきている。それはすなわち、何者かが近づいてきているということなのだが、6人は無言で進み続ける。


「よし。階段が見えた」


 音の正体がわかったのは、3階の階段降りてすぐの部屋から2階への階段が見えた時だった。


「「「な!?」」」

「な、なんだ?ゴブリン?さきほどからの音の正体はコイツか!?」


 光でようやく見えたが1体のゴブリンが部屋に入ってくるところだった。しかし、そのゴブリンは大きかった。通常ゴブリンは成体で120~130cm、ホブゴブリンで150~160cmほどなのだが、今6人の前にいるゴブリンは明らかに5mは超えている。


投稿忘れていました。すいません。


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