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魔神配下のダンジョンマスター  作者: にゃーにゅ
建国編 ワールハイト・ユニオン戦争
206/287

206.傭兵団会議

更新についてご意見ありがとうございます。

色々あるかと思いますが、こちらでも検討します。


 今日は会議。エルド傭兵団の運営会議である。参加メンバーは僕、エルド、ライド、ルル、ノフス、ミーアのお馴染みのメンバーに加え、経営側として、フラビオ、アッシュとエルラノーア商会の2人が参加している。


 雑多な報告などを終え、今回議論する議題は戦争関連。エルドから話が出る。



「‥‥以上が報告になる。そして、今回の主な議題で戦争に関して、話題がある。配った紙に書いてある通知を見てくれ」

「「ゲッ!!」」

「マジか」

 

 そこに書いてあるのは‥



〈騎士科、魔法科、傭兵団に所属している生徒の実地訓練として、ワールハイト―ユニオン戦争への従軍を命じる〉



「この通知は、以前から言われていたことだが、ついに実行に移されたというわけだ。今年後期のどこかで命令が出る。これに拒否はできない。拒否は退学処分だからな」

「無茶苦茶だな」



 エルドの説明とライドの感想である。


 対象は12歳以上の騎士科、魔法科の生徒と僕らのように傭兵団に所属している生徒で実地訓練といいつつ、将来有望な者やワールハイト政府高官の子弟などは後方の本陣などへ配属されるが、その他は前線に配属されるらしい。もはや訓練ではない。

 しかも訓練ということで、給金なども出ない。



「これは文句とか反対とか出るだろ?」

「今は戦時中だからな。そういうのは全部反逆罪として処分するようだ」

「ハハッ。ぶっ潰してきて良いか?団長」

「ん~。もう少し待ってほしいかな」



 ライドとエルドの会話である。



「仕込みは終わったからね。経営的にも問題はないよね?」

「ありません。団長。まあ、大分費用と時間はかかりましたが」

「よし、ならば、今回、エルド傭兵団は参加する」


「「え?」」



 今回、給金などないが、かかる費用などは今まで貯めた資金から出し、団員への補償をする。

 配属先は前線になるが、団員たちへの損害はなるべく出ないように立ち回ることを注意し、時が来るのを待つ。


 みんなには状況を伝え、先々の予定を確認。これ以上の戦争継続は僕ら傭兵団にとって、悪いことしかない。

 ワールハイト上層部は最低でもブフラル占領まで止まるつもりはないようだが、戦況からそれは難しい。本来なら、今の時点で停戦なり、講和なりをするか、専守防衛に徹するべきなのだ。それをまだ攻めに行くから被害だけが大きくなる。



「では、ここでの話は他言無用で。各自準備をするようにしておいてくれ。ではあとのことは、フラビオ先輩お願いします」

「できれば、やりたくなかったな。というか予定になかったよ」

「まあ、数年の辛抱ですよ。10年以内にはなんとかしますから」



 そういう、エルドとフラビオ先輩の会話。今回の作戦のカギは僕とノフス。傭兵団員への損害の大小はライドとエルドの働きで決まる。


 では作戦開始といこうか。



何かを企む、イオたち。これから戦争終結へ向けて動いていきます。



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