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魔神配下のダンジョンマスター  作者: にゃーにゅ
天使と悪魔と海王と
180/287

180.今回得られたもの

竜王との会話回です。ちなみにイナミイナシは空気となっておりますw。


「お主らと敵対しても意味がない理由がまだあっての。ダンジョンバトルはお互いの領域テリトリーが接していないとできないのだが、距離の関係上ワシとお主の領域テリトリーが接することはない」



 そのようにエルドゥーさんは言う。だが、領域テリトリーが広がればいつか、ぶつかるのではないか?と思ったのだが。



「いや、それはない。ダンジョンマスターの領域テリトリーには上限があって、ワシはすでにその上限まで達しておる。お主が今後、限界まで領域テリトリーを広げても、ワシの領域テリトリーとぶつかることはない」



 現在少なく見積もってもエルドゥーさんの領域まで直線距離で1000km以上は離れている。それだけ離れるとぶつかることはないということか。さらにエルドゥーさんの話は続き



「ワシが直接ぶつかれぬなら、あとは配下に任せるしかないのだが、主を倒せる者はワシの配下にはおらん。なら、敵対するだけ無駄じゃ」



 まあ、確かにこれからイナミイナシクラスのマスターが来たとしても結果は変わらない。そもそも、自領域テリトリーの配置は決まっているから移動ができないのだが。


 エルドゥーさんの話をまとめると、敵対はしないと言ってはいるが、味方にとか、同盟を組むとかではなく、お互い無関心、もしくは無干渉で行こうということだ。こちらとしてもこれ以上余計な真似をされることがないのであれば、その方が良い。



「お主たちは今回のバトルで得る物は特になかったようだから、質問などあれば答えてやるぞ。答えられるものに限るが」

「‥少なくとも僕はかなり得られるものが大きかったのですが‥。いや、ありがたいのですけど」

「ん?そうか?何かあったかの?」



 今回のバトルの収穫は僕的にはかなり大きかった。確かに直接DPだったり、お金を得たわけではないが、バトルで倒したモンスターは召喚可能になる。


 今回、悪魔系や天使系が召喚可能になっただけでも大きいのだが、エンシェントドラゴン、さらにはドラゴニュートまで召喚可能になった。


 エンシェントドラゴンは生み出すのに時間がかかるので、時短でDPを使うと、数億DPが必要になる。今回で召喚可能になったので、その分のDPは他の所へ使える。


 ドラゴニュートに関しては出現条件そのものが不明。サミーたちから存在そのものは確認していたが、条件すらわからないものはどうにもならない。運よく出現するのを待つしかなかった。



「お爺ちゃん質問!」

「何かな?エルフのお嬢ちゃん」

「私たちが“合格”ってどういう意味?」



 クナがエルドゥーさんに遠慮なく質問しているが、これを素でやっているなら、すごい度胸だ。…まさか、見た目と、見えるステータスにだまされていないよね?不安になる。



「ふむ。お主らがおる地域は人をはじめとした生物が多い地域じゃ。その分DPを稼ぎやすいのは先ほど言ったと思うが、そのような場所を狙うのはワシだけではない。その筆頭が“魔王”じゃ」



 げげ!出たよ。最後の最古のダンジョンマスター。




補足の説明としてはダンジョンマスターは自領域テリトリーがある程度の大きさになるまでは移動可能ですが、ある程度の大きさになると領域の固定をしなくてはいけなくなります。イナミイナシクラスのマスターは固定が終わっており、以後領域の移動はできなくなります。そのため、これからより強い他のマスターを再配置するということは不可能です。

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