表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔神配下のダンジョンマスター  作者: にゃーにゅ
天使と悪魔と海王と
173/287

173.エンシェントドラゴン戦

うーん。エンシェントドラゴンだけで終ってしまった。


 イナミの地獄型ダンジョンの30階層目のボス部屋にいたのはエンシェントドラゴン。



 エンシェントドラゴン。それは竜が千年生きた後に進化する姿で古龍とも呼ばれる。姿は様々なようで決まった姿はないが、一般には竜が風格を身に着けて、落ち着いたような、それでいていかにも強そうな雰囲気と言えば良いのだろうか。


 僕もまだ生み出せてはいないモンスターの1体だ。進化条件もわかっているが、生み出せない理由は簡単。条件が達成できないから。


 そりゃあ、1000年生きろって、簡単にいうが、達成は困難だよ。


 DPを使って、時短はできるが、その必要量が半端ない。



 今回目の前にいるエンシェントドラゴンはどうやら火属性のようだ。火龍レッドドラゴンの更に上位種なので、本来はエンシェントレッドドラゴンが正しいのだろうが、長いし、単にエンシェントドラゴンで通じるため、特別に区別する必要がない限りエンシェントドラゴンで一括りにされる。



 ボス部屋に入った僕らの部隊は入り口付近に立ち止まらず、一気に中に侵入した。立ち止まるとブレスの餌食になってしまう。


 シルフの動きは止まっているが、この間に行動ができるようになった個体がいて、『ホーリーミサイル』を打とうとしてくるが、これをジャミング。そのまま退治しようとするが、エンシェントドラゴンの巨体が立ちはだかる。


 成長した龍だけあって、図体もデカいエンシェントドラゴン。鱗も固く、攻撃がなかなか通らない。



 なんとかシルフはすべて倒したが、こちらもエンシェントドラゴンに倒されるモンスターが出て来た。特に連れて来た竜たちは使い物にならない。


 鱗が魔法防御の役割もするため、魔法攻撃もほぼ効かず、オーガやワーウルフの攻撃が少し通る程度。それでもわずかながらでも、少しずつダメージは蓄積させているようで、エンシェントドラゴンはかなり嫌がっている。



 エンシェントドラゴンが炎のブレスを吐く。広範囲に薙ぎ払うようなブレスだ。


 しかし、予備動作を見たのか、このブレスは皆が回避。あ、クナのところのエルフが数体喰らって消し炭になっている。…威力は見た目通り十分だということだな。



 エンシェントドラゴンへの総攻撃だが、ゴブオウは加わらず、冷静に戦況を見ているだけ。動きなどを見て、加わるまでもないということだろう。


 実際、オーガリーダーが効率よくダメージを与えている。


オーガリーダーだけでは厳しいが、周りにオーガやワーウルフがいるので、彼らを程よく使ってダメージを与え続けており、エンシェントドラゴンは焦っているのか、攻撃がどんどん大振りになっていく。


 巨体で大振りの攻撃は範囲が広く、かわしにくいのだが、かわしにくいだけで、しかも大振りということは動作も大きく、僕のモンスターたちは余裕をもってかわし続けている。


 エンシェントドラゴンはもう一度ブレスを吐こうとして、立ち上がろうとするが、その瞬間、上からワーウルフリーダーによる強烈な一撃が頭に決まり、地面に沈む。


 そのような大きな隙を見逃すはずもなく、オーガリーダーはここぞとばかりの最大威力の一閃を放ち、エンシェントドラゴンの首を断つ。


 これで30階層目はクリアだ。


フロアボス戦終了。次話からまたダンジョン攻略再開です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ