169.部隊編成
投稿遅くなりました。すいません。
この時期忙しく、しばらくはこのような投稿になるかと思います。
「これで向こうの攻撃は防いだかな?」
「‥たぶん」
相手の部隊が全滅するのを見ていた僕とクナ。もうすぐバトルも終了の時間であり、これから攻めても19階まで到達できないだろうから、ほぼ勝ちは確定。とは言ってもあと10日ほどあるので
「今度はこっちがどこまでいけるか試してみるかな」
「あれ?イオ本格的に参戦する気?」
「どうせ、このままでもこっちの勝ちは確定だけど、それなら、どこまで行けるか遊ぼうかと思っているんだが、駄目か?」
「ううん。良いんじゃない?この時点でこっちの勝ち確だけど、向こうは気が付いていないだろうから、面白いのが見れそうだし、というか、本気で攻めてるの見てみたいし」
ここで、僕が本格的に攻めて、その結果ダンジョンをクリアしても全滅しても、バトルの結果は変わらない。任せると言われた方も納得しているので、問題はなし。
しかも、僕のダンジョンのモンスターたちもやる気を出しているので、ここで「やっぱりやめます」は無しだ。
結局、僕もダンジョンバトル自体は好きだということだろう。本気で攻めてダンジョンの底力を見せるのはまずいが、実験がてら、ちょっと本気で攻めるのは良いだろう。
時間制限は1週間。それでどこまで行けるか?部隊の編成をする。
調査が終わっていない以上、戦闘力だけでなく、調査もできるメンバーを入れないといけないので、ゴブリン族、フェアリードラゴンは確定。戦闘ができるモンスターとなると、ギガモンスターは特性上不可。ある程度空が飛べるということでドラゴン族。今回も各種属性竜は参加で。
他にオーガたちも参戦させる。オーガキングは出さないが、オーガたちの小部隊の指揮官としてオーガリーダーを中心に、魔法が使えるオーガメイジなども参加させる。
遊撃、索敵としてウルフ系も参戦。爪や牙に毒を持つポイズンウルフやダイヤモンドのような固い毛皮を持つことから名付けられたダイヤウルフ。他にワーウルフ数体、それの指揮官としてワーウルフコマンド。
そのようなメンバーでイナミの地獄型ダンジョンを攻略してもらおう。
ちなみに、参戦メンバーはほぼ全員ウチのダンジョンの下層に生息しているモンスターから選んだ。能力的には個々のモンスターが人間の世界に出た場合、ワールハイトやユニオンクラスですら全滅が必死くらい。ステータスで言えば、各種1000は軽く超えている。それプラス魔法や戦闘技術、経験があるので生半可な戦力では倒すことは難しいはずだ。
さて、そんな部隊の統率役はというと
「僕行っちゃだめだよね?」
「「「当たり前です!!」」」
部隊編成していた時にマスター代行たちに軽く聞いてみたが却下された。もし、僕に万が一があれば、バトル自体が負けだからだ。仕方ない。
結局、マスター代行のゴブリンキング、ゴブオウが統率役、将軍となった。
では、突撃!
次話ダンジョン侵攻です。
そして、ダンジョンマスター編はもうそろそろ一回、一区切りして、また建国編へと戻る予定です。




