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魔神配下のダンジョンマスター  作者: にゃーにゅ
建国編~少年時代
134/287

134.再びのオーク狩り

オーク狩りという名のライドのステータス紹介です。


 僕ら傭兵団の今回の仕事は“討伐”だ。今回久しぶりに幹部の僕ら5人だけが参加している。他の傭兵団の正規メンバーは非正規メンバーと共に別の仕事に行って貰っている。今回僕ら5人だけが参加としたのは他の正規メンバーも成長してきており、そろそろ僕ら幹部抜きで仕事をしてもらう機会としたこと。そして最も大きな理由は足手まといだろうからだ。


 今回の討伐の目標はオークである。去年は僕ら5人でなんとか1体退治といった有様だった。あれから僕らも成長している。今回はその成長度合いを確かめるための討伐だ。



 オークは魔の森北部にいくつかの集落を作っている。まずは集落から外れ、はぐれとなったオークを狙う。できれば1体が理想だ。


 魔の森北部の周辺を探していると、周囲を物色しているオークを見つける。他には何もいない。チャンスだ。皆を見ると無言で頷いている。


 逃がさないように回り込みつつ近づく。するとオークもこちらに気が付き、獲物を見つけたというような顔をして、こちらへと向かってくる。このオークは武器すら何も持っていない。だが、3メートルほどの身長から繰り出される、その膂力は(あくまで対人間になるが)尋常ではない。まともに殴られれば、ただでは済まない。


 今回の戦術も前回と同じ。エルドとライドでオークのヘイトを稼ぎ、オークの攻撃を引きつけつつ攻撃。その隙をついてノフスと僕が援護しつつ、ルルが魔法攻撃という戦術だ。戦術は同じでも、前回と大きく違うのは僕らの能力、ステータス。例えばライド、現在のステータスはこのような感じ。



―――――――――――――――――――――――――――――――――――

名前 ライド

種族 虎人族

性別 男


LV 17

HP 156/156

MP 58/58

STR 147(+25)

DEX 83

AGI 115

INT 46

MEN 88

LUK 6


スキル 剣術LV3、槍術LV2、格闘術LV2、弓術LV1、棒術LV1、盾術LV1、鎧術LV1、無属性魔法LV2


特性 武芸百般


―――――――――――――――――――――――――――――――――――



 体力、力と敏捷性を兼ね備える虎人族の特徴が出始めている成長具合。それに比べてMP、INTが低いように見えるが、50と言うステータスは人間の中ではかなり高い方に入る。まあ、LV17は相当高い部類に入るので、このステータスでも驚きはないのかもしれない。そして特筆すべきはそのスキル。スキルLV3は人間の中では中級から上級に入る。これでまだ8歳。成長のピークは明らかにこれから。末恐ろしいとはまさにライドのことだろう。


 この世界の法則としてステータス>物理法則であるのは僕ら自身が実証している。そして、この攻撃力であれば野良オーク程度であれば一撃とはいかなくとも、まともに当たれば大きなダメージになる。


 少し話は逸れるがこの世界で剣術や魔法などのスキルLVは10まである。だが、人間界では3で上級、4で最上位とされている。それはなぜか?

 答えはスキルLVを上げる条件にある。スキルLVを上げる条件が大きくは2つあり、1つは熟練度のようなもので、使えば使うほど上がっていく。もう1つはスキルLV上昇のために必要なステータスを満たしていることが求められる。この必要ステータスが問題で、スキルLV3にするのに100くらいのステータスになっていることが目安になる。4で200、5にするには500くらいのステータスが必要なことがモンスターたちの実験でわかっている。6以上は当然それ以上のステータスを要求され、7で1000程度を要求される。

 上位の魔物ならばともかく、人間がこのステータスに到達することはほぼない。1000どころか500すら到達できないためスキルLV4で最上位とされている。


 つまりライドの剣術LV3はすでに頂点へ手をかけている状態と言える。


次回はルルの予定です。魔法職代表として。

次回投稿は明日9時以降になると思います。遅れてすいません。

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