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魔神配下のダンジョンマスター  作者: にゃーにゅ
転生からのダンジョン運営をしよう
12/287

12.ダンジョンメイド

ブックマーク、評価ありがとうございます。

1話1話短いため、話の進行は遅いのですが、定期的に連載を続けていけるよう頑張ります。

これからもよろしくお願いします。

 無事ウルフの群れを退治した次の日、


 「ダンジョンコアがレベルアップしました」

というメッセージを聞く。


 これでダンジョンコアレベルは3になった。



 相変わらずレベルアップ条件はわからないが、ウルフを退治したことでウルフを召喚可能となったことが関係していることは推察できる。他にも必要な条件があることはわかるが、それが何かはわからない。(獲得DPダンジョンポイントも関係しているだろう)あとで検証してみよう。

 ダンジョンコアの機能を使いこなせていないうちにレベルアップして、さらに機能が増えた。


 今回の変更は色々あるが、まず、DPショップで習得できるスキルが増えた。今回はその中から<召喚陣強化>のスキルを習得した。

 

 <召喚陣>はこれまでは召喚したいモンスターを選ぶと能力値などは固定で召喚されたが、強化されることでLv以外のステータスを高めた状態で召喚可能となる。(もちろんDPダンジョンポイントはその分かかるが。モンスターの場合、HP、MPは1上昇させるのに10Pとマスターのステータスを上昇させるときの1万分の1でよい)さらにDPダンジョンポイントは余分にかかるが、スキルや魔法、特性も習得させた状態で召喚可能となる。


 今回増えた特性でダンジョン運営にかかわる補佐モンスターを作ることが可能となった。<ダンジョンメイド>や<ダンジョン執事>、<ダンジョンマスター代行>などを召喚時につけることができる。(適性があるモンスターのみ)

 ダンジョンコアレベルアップの影響か、新たなモンスターも召喚可能となった。それほどDPダンジョンポイントを消費するわけではないので、早速<ダンジョンメイド>を召喚してみることにした。


 現在召喚可能なモンスターの中で<ダンジョンメイド>をつけることができるのは、“幽霊ゴースト”という新たに召喚可能となったモンスターだけ。早速召喚してみた。


 通常の幽霊ゴーストの姿はいわゆる、肝試しやホラー映画などに出てくるアレです。顔や肌が青白く、比較的髪の長い女性の幽霊そのものといった感じです。特徴として<不死ふし><浮遊ふゆう><物質透過ぶっしつとうか>という3つの特性を持っている。比較的MPが高い。(低ランクモンスターとしては)魔力を主食としているが、魔力を直接は取り込めないため魔力をもった生物を食べることで取り込んでいる。

 

 <不死>はHPがゼロになっても一定時間経過で復活するという特性。この<不死>を持っているものを復活させないで完全に退治するには、HPをゼロにしたあと<浄化ピュリファイ>という光魔法を使うか、同じく光魔法の<聖域サンクチュアリ>の中に入れるか、MPをゼロとするかという3つがあるとのコアからの情報。絶対に死ななくなるという特性ではない。


 <浮遊>は常時数cmだが空中に浮くようになる特性で、風魔法にも<浮遊>があるが、こちらは浮遊する力は弱いがMP消費はないという特徴がある。


 <物質透過>は任意の物質を通り抜けることができる特性で、ダンジョン内で壁をすり抜けて移動ができる。階段なども必要なくなるため上下からの不意打ちも可能となる。ショートカットも可能となるため、かなり使い勝手は良い特性である。

 そのため、幽霊ゴースト自体のステータスは低いが、ダンジョン探索において幽霊ゴーストが出るか出ないかで難易度に大きな影響が出る。



 今回その幽霊ゴーストに<ダンジョンメイド>の特性をつけて召喚してみた。


 その幽霊ゴーストは肌が青白いことを除けば、肩くらいまでのストレートの黒髪、身長は160cmくらい、着ている服は黒いメイド服で年齢は20代のような感じをうける「お姉さん」という言葉がピッタリな女性である。

 顔は特にキレイというわけではないが、ブスでもない、いたって普通の女性。他と違うのは浮いていることと、膝から下がないこと。(スカートで見えないが)

 その幽霊ゴーストはこちらを見るなり、いきなり浮いたまま土下座をしだした。そして、


 『主様マスター、状況を理解するのに時間がかかったとはいえ、許可なく主様マスターのご尊顔を見て、なおかつ跪くひざまずくという当然のことをしなかった私めをお許しください』 


 と、震えて謝りだした。 

 

次回はダンジョンメイドに事情聴取です。

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