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魔神配下のダンジョンマスター  作者: にゃーにゅ
建国編~少年時代
112/287

112.入学試験 中編

すいません。おさまりませんでした。さらに分けてしまいました。

 無事午前の試験が終わり、昼食のために食堂に集まった。僕が着いた時には皆がいて、ライドがなぜか、地面に膝をついて、エルドからお説教を受けていた。…なんでだろうね(笑)?

 どうやら後ほど謝りに行くことになったようだ。



 昼食後試験は再開。次は魔力測定だ。


 魔力測定なんてどうやるのか?と思っていたら、体育館くらいの大きさのところに受験生が集められ、試験官が数人、台の上にある透明な球を囲んでいる。



「今から魔力測定をする。番号を呼ばれた者から順にこの測定球の前に立ち、両手をかざしなさい」


 そう試験官の人が言って番号を呼ばれる。そして呼ばれた受験生が測定球に両手をかざすと、球体の中心部に色のついた光が現れる。それを試験官の人が記録して、次の人を呼ぶ。

 なるほど、あれは『魔力眼』の効果のある魔道具か。それも一部だけではあるが。



 魔力眼で魔力を視ると人それぞれ得意な属性の色の魔力を纏っているのがわかる。この測定球とやらは、おそらく色で得意属性を判別、光の大きさ、濃さでその量と強さを見ているのだろう。得意属性は生まれ持ったモノで、後天的に変わることは非常に珍しいとされている。まあ、僕らは誰かのせいでたまに見るのだけど。魔力量と強さはステータスで言うとMPとINTにあたる。周りの声を拾うと、どうやらニゴ帝国で開発された魔道具で、数年前に購入したらしいとわかった。



 番号順で呼ばれているようで、しばらくして僕らの番が来た。最初はライド。


 その測定結果を見て試験官の人が驚く、他の子と比べ明らかに光の量が多いのだ。つまり魔力量、MPが多いということだ。次はノフス。今度は周りがざわつく。



「2属性持ち?しかもこの魔力量!?」

「100人に1人の天才か!」


 ノフスは比較的珍しい2属性持ち。風と土だ。魔力量もライドよりは多いのでその分、光も強い。周りの子もどうやら判定を知っているようだ。そして次はエルドの番。周りの反応は‥



「な!?」

「これは光!?しかもこれほど強力な!?」

「なんてきれいな色なんだ」

「神の使いか!?」



 エルドは光属性。光属性は非常に珍しい。しかも魔力量は多いし、その質も高い。そのため黄金色の非常に強い光が出る。ステータスで言うと万能型なんだよな。エルドって。

 

 そして次はルルの番。



「何!?」

「これは!?」

「4属性!?初めて見た」

「天才だ!!」

「おい。この5人、仲間みたいだぞ」

「なんなんだ、こいつら!?」



 ルルは地水火風の4属性持ち。しかも魔力量、質ともにこの4人の中では断トツのトップ。測定結果は4色の光が混ざり合うように、そして強く濃く輝く。パーティーの魔導士役を担うルルはMP、INTが他の4人よりも高くなるように鍛錬したので当然の結果だ。


 そして最後に僕。やる前から


「前の4人がこれだけすごいんだ。コイツがどれほどか楽しみだ」

「さらにすごいとかならどうなっているんだ?」

「いや、さすがにもうないだろ」



 などなど、周りがプレッシャーをかけてくるんですよ。

 いざ、測定してみると、周囲を非常に強い真っ白な光が照らす。

得意属性の魔力の色について、火=赤、水=青、地=茶、風=緑、光=黄または金、闇=黒となっています。これどこかで書きましたっけ?おさらいということで。

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