ヒロインの言語に関する説明、および釈明
まずはここまで読んで下さった読者の皆様。
あるいは興味を引かれてこの項目をクリックして下さった読者の皆様に、感謝を。
故郷野夢路です。読んでくれてありがとうございます。
で、さっそく本題に入りたいのですが、
その前にもう一つ。
二千十六年7月13日。
現時点におけるこの作品のPVはたったの139。
実際に最後まで読んでくれた読者に至っては、両手の指の数で数えられる人数しかいないかもしれません。
その程度の人数にしか読まれていない作品について、釈明やら説明をする必要はあるのか?
疑問を感じられる読者もいらっしゃるかもしれませんが、筆者は
[数の問題じゃない]
[一人でも読んでくれてる人がいる限りは意味がある]
と、信じる限りでございます。
前置きばっか長くなるのは悪い癖ですね。本題に入ります。
エファの操る言語について、説明と、それに言い訳も、させて頂こうと思います。勝手に。
と、その前に、【エファの言語のことなんてどうでもいい】。
あるいは【むしろわからないほうがロマンチックだ】と思って下さった読者様。
歓迎すべきこれらの読者様に配慮を致しまして、説明に入るのは、もちょっと下のほうに行を送ってからにすることにします。
上記に該当なされた読者の皆様におかれましては、下に広がる駄文のことなど気にせずに、拙著へとお戻りいただければ幸いです。
説明が気になる。
もしくは駄文が気になったという読者の皆様が――まあいてくれるのを願うばかりです。でなきゃ書く意味がない。
では、本作のヒロインの言語について説明させていただきます。
お気づきの読者もいらっしゃるかと思いますが、彼女の操っている言語は
[フランス語]
です。
が、誤解しないで頂きたいのは、彼女は劇中でもフランス語を使っているわけではない、断じて地球の[フランス人]が転移したわけではないということ。
ちくわの発している言語が、作中の設定では【謎言語】とされておきながらも、そのセリフが日本語で描写されているように、
エファの言語は、謎言語を修得したちくわにとってさえ、理解しがたい言語。日本人にとってのフランス語くらいに、理解しがたい言語なのです。
そのエファ言語をこの作品では、便宜的に[フランス語]で表記しているだけなのでございます。
と、ここまでが【説明】ですね。
まだ続きます。次に続くのは【釈明】。嫌な響き。
まさかいないとは思いますが、フランス語に通じたなろう読者がいたとしたら、きっと拙著のヒロインのセリフを見て、腹がよじれているか、さもなくば正気を疑っていたはずです。
というのも、筆者がエファにフランス語を話させるのは
[フフィフフィしてて語感が素敵……]
という浅はかな理由であり、断じてフランス語に堪能だからではない為です。
では作中のフランス語はどのように書かれているのか?
白状しますと、グーグル翻訳とフランス語辞典です。
そしてこのグーグル翻訳が曲者なのです。
先に明言しておきますが、筆者はグーグル翻訳の正確さに疑問を呈したいわけではありません、断じて。
メチャ感謝してます。本当いい時代。
しかし賢明な読者諸氏におかれましてはご存知のことと思われますが、パソコンの翻訳機能というやつは、まだまだ未発達なもの。
海外のサイトを日本語訳すると愉快な日本語で溢れるのがその好例と申せましょう。
何ということか。
あの愉快な日本語のようなフランス語を、エファシオンは話しているのかもしれないのです。
「私はもはや笑顔を維持しませんのでご注意ください」
とか、
「私は名前がとられたことが判明するまで愉快です」
とか、言ってるかもしれないのです。
もちろん筆者にはエファシオンへの愛着がございます。お気に入りな彼女に、上のような発言をさせぬよう、グーグル翻訳で出されたセリフを、フランス語辞典とにらめっこをして解読し、おかしなところがないか調べてはいます。
が、所詮はその言語を血肉にせぬものの浅知恵。
万一フランス語を第二言語とした読者がいた場合、その読者は、エファシオンの発言にケラケラあるいは困惑することもあるかもしれません。シリアスなシーンとかが非常に残念なものとして映ってしまうことも、あるかも知れません。
なので、提案させて頂きたいのです。
エファの発しているエファ言語を、便宜的に表現しているフランス語は、正確なフランス語とも違うのである。
異世界のフランス語なのである、と。
ちょっと違うのである。単語の意味とか。
だからフランス語を良く知る読者には、エファが変なことを言ってるように見えることも、あるかもしれないが、それは彼女がそう言っているわけではなく、
便宜的に表現されている【フランス語らしき言語】が、フランス語とも微妙に違う為に、そのように見えるだけなのであると、そう理解して頂きたいのです。
以上で釈明を終了させていただきます。
フランス語を良く知る読者様におかれましては、これもなろう小説的クオリティーの微笑ましさと、そうご容赦いただければ幸いです。