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君と僕。1  作者: Alice012
2/2

時間

君は笑顔で僕を見ていた。

笑う事が出来なくなっていた僕には少し辛かった

部屋に通しベッドに座った2人。

何してるんだろって気持ちが少しづつ強くなってきた


その時、君は徐ろに手を伸ばし僕の髪に触れた

「髪綺麗で顔は犬みたいで可愛いね」

驚き戸惑い言葉を見失った。


君は続けた

「何で前髪伸ばしてるの?」

それには答えれた

「…失恋して人の目が見れなくなったから隠してる」

他人の事なんて気にしないだろう

どうせ聞き流して良くある癒してあげるとか言って

仕事こなすんでしょ…って僕は正直思っていた


でも君は

「失恋?話せる事なら聞くよ。」

僕は駄目な奴だから楽な客とでも思われたのかな

良いや、話そうと君にゆっくり話し始めた


話し終えると静かに君は口を開いた

「元カノさんやし何も知らないし悪くは言ったら駄目だけど…酷いね。でも、頑張ったよ偉いよ」


そう言うと手を握ってくれた。

僕は気付けば少し気を許していた

でも2人はお金の関係

好き嫌いより楽しい楽しくないより

時間は限られ、時計が鳴れば君はいなくなる


またねの言葉が正直辛い

僕はもう一度君を呼んだ

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