44 終幕
文章力を付けるため、新シリーズを始めてみました。
よろしければよろしくお願いいたします。
相変わらずの暗い部屋でテレビを見ながら、アポネシア様と話す。
「…… えーと、これが私?。」
「ええそうね。なんていうか、桜には悪いことをしたわね。」
そりゃあ一瞬でスラム滅消滅させるなんてなかなかのものよ。
「えーと、これどうゆうことです?」
「桜がキュクロプスを倒した時にあいつの変な結界みたいなものを、魔術的に喰べてしまったから、桜の体にも厄災の種が入ってきちゃったの。それをずっと体内の魔力で抑えてたんだけど、瀕死になった事で封印できなくなり、あのレイて男を憎んだことで、魔人属の神の使いザキオンの魔力を受け入れちゃったから、乗っ取られたんだね。」
「えーと、まだ私にも種ってあるんですか?」
「もう無いわ、あとマメリコルにも種はあったけど、あれは桜がなくしてたわ。」
「それであの力、私の封印が解けたて事です?」
「そうね。でも、魔人属のザキオンが乗り移って操ってたから桜本来の8割位の力ね。」
「8割でみんな瞬殺できるなら、それよりもならもっと早く封印解いてくれたらよかったじゃないですか!それならニコルさんだって!」
「どっちみち桜じゃあ、魔力使いこなせなかったわよ?それに、シャトール村の人達の記憶改竄で私はかなり力を使ってしまって、何もできない状態だったの。ごめんなさいね。今回は偶然神の涙を持っていたみたいだけど、あれには私の生前の力が宿っているの。持っていたのは…… まぁ偶然手事は無いでしょうけど。」
「…… そうだったんですね。」
私はつい、大きな声を出してしまう。でも悲しそうな女神様の顔を見ると後悔して悲しくなってくる。
「ところで私はまた死んだんですか?」
「死んでないわよ。しばらくしたら意識が戻り、ちゃんと目覚めるから安心しなさい。」
「あ、そうですか。」
「他にもいろいろ聞きたい事あるでしょ。」
「そりゃありますよ!でも何て言ったらいいかいまいちまとめれなくて。」
「とりあえず、最初にも言ったけど元々は、この世界の神は本来は4人だけだったよね。人間には、あ、この人間はエルフやらドワーフやらの亜人も含まれるから。私が封印された後の人間は、封印される前の人間と違って、強い力や魔力、もちろんスキルやギフトを持ち合わせずに、本当にか弱い人間で産まれてきたの。必然的に、私の封印される以前の力を持った人間は神格化されそのまま神になっていったわ。種族によっては長い寿命で肉体を持ったままの神もいるけど、殆どは精神体で各々の『神の使い』の体を使い私の残した水晶を通して適正のあった人達に力を別けていったの。」
「えーと、どうして水晶なんか残していっちゃたんです?残さなきゃよかったじゃないですか。」
「うーん、その時は親心のようなものだったけど結局、争いを生んだだけね。それでも、神格化して神になった人達も願いは一つ、私の復活ね。」
「じゃあ、私を殺そうとする理由なくない事ないです?だってその、アポネシア様の使いみたいなものでしょ?」
「まぁ本来はそうだけど、神の中でも1番の力を持っている教会からしたら、あなたは偽物みたいなものだったから。自分達が1番私の教えを分かってると思い込み自分達の中から使いが出ないのは偽物だったんでしょうね。」
「じゃあこんな争い起こる前に、お告げでもなんでもしたらよかったじゃないですか!」
女神様の顔は、笑っているのに泣いてるみたいだ。
「そんな顔しないで、桜の言う通りね。でも、今の私の力じゃあ本当に限られた事しかできないのよ、記憶を改竄出来たのも風の山、風の聖地のおかげだった事が強いわね。」
「なるほどです、じゃあアポネシア様の復活の仕方はみんな分からなかったんです?」
「そんな事はないわ。2つ方法があった。1つは桜の体に入ったザキオンが言ってたように、神殺しの力を使い人属の神を一人残さず封印する。ちなみに封印の器は、マメリコルね。マメリコルになったのは、桜が脚を治す時に魔力が同期して神の奴隷に、マメリコルがなったからね。」
「そーだったんですね、じゃあ私が神殺しでみんな殺せばいいんですか?体に戻ったらそうしたほうがいいんですか?」
「それは1つの方法ね。もう1つは、今桜の体やマメリコルが転移した所にいる『癒しの神』が考えてるように、ちゃんとした私の思いを受け取ってくれれば、また復活出来るんだけど難しそうね。」
「え!あの変なちっこい妖精みたいなのも、神様なんですか?」
「あの子は肉体を持ったまま、神になったというか、私が封印する前に私の癒しの薬の力を全部あの子にあげて、神様にしたの。」
「え!そんなすごい子なんですね。だからこの世界には、薬がなかったんですね!なんか、神聖魔法のエキスみたいなのはあったけど。」
「子と言っても、軽く500年は当然生きてるわよ?でも、あの子は普通の子よ。」
「私はこれからどうしたらいいんです?豆ちゃんと神殺しをしたらいいのか、それとも、その癒しの神様の元でなにかしたらいいんですか?」
「それは桜の好きでいいのよ、何もしたくなければ、森でひっそり暮らしたり、村とか作ってみてもいいんじゃない?ただ教会派と言われてる神は何かしてくるかもね。基本的に自分達の考え以外は排除的ですから。」
はぁ〜正直一介の女子高生が選択するような話じゃない気がする。
「あの、例えば教会派の神様を全部やっつけて、理解してくれる神様だけになった時、神の器だった豆ちゃんは、どうなるんです?生贄とかになってしまうんですか?」
「マメリコル自身何もならないわ。私が復活したら、神から奪ったスキルや力は失うけど、そんなもの貴方達にしたらいらないものでしょ?」
「はぁ〜確かにそうですね。」
私達なんかに務まるのかなぁ。
「桜がやりたい事をやればいいのよ。その選択に文句を言う人はいないわ。だって私以外誰も知らないんだもん、そろそろ貴方を待っている人がいるから、戻りなさい。」
「待ってください、まだ聞きたい事が……
私の意識は暗闇に吸い込まれる。
私が目を開けると、泣き腫らした目をしている豆ちゃんの顔が見える。私が目を覚ましたの気がつくと、泣きながら抱きついてくる。私も泣いてしまう。
今後私達はどんな選択をして、何を殺し何を生かすのかは分からない。アポネシア様の期待にも答えれないかもしれない。それでも私は今ここにいる、豆ちゃんの笑顔をなくさないようにしようと思う。
ここで第1部完になります。
これが初めて何かを書いたもので、右も左もわからないままどんどん投稿してしまいました。みなさんが感想で寄せていただいたように様々な矛盾が生じてしまっています。また誤字も非常に多く、文章力もありません。こんな作品ですが、なぜだか見てくださる方が沢山いてなんと今日、日刊総合の1位でした。ただ自分でも自覚しておりますが、とても1位どころか10以内に入る作品のレベルではないと思います。それでもこの作品を読んで、ブックマークに入れてくださった方、評価や感想をくださった方にはとてもありがたいと思っております。
そもそも、会社で仕事中ひまっだたので、アイポッドタッチで描き始めた作品です。きっと誰も見てくれる人もおらず、だらだらするはずがこんなに沢山の方に見ていただきとても感謝しています。
また名前を付けるのもほんとに苦手で、小説の題名すら適当につけてしまったことを後悔もしましたが最初の作品ですし、今では愛着もあります。
感想欄で豆ちゃんをほめてくださった方がいて、本当にうれしかったです。
とりあえず、別の作品を書いて、上手な文章の書き方的な本も読み、しっかりした文が書けるようになったら、時代遅れの神様の贈り物を、一度最初から書き直したいと思います。
感想欄でもありましたが、過度の閲覧数に対して実力がともわないので、書き急いでしまった感もあります。
いろいろな感想、とても参考になりました。
中途半端に放置で、いろいろ修正して書き直そうとも思いましたが、そうなると2章辺りから完全に書き直したかったので、一度完結という形にしました。
ほとんどの方はランキング上位にあり見て、がっかりした方が多数だと思います。僕自身が読んでも文章力はないと自覚もしてありますが、少ない人数でしょうが、小説のアップを楽しみにしてくれていた方もいてくれたらうれしいなぁと思っています。
読み返してみると、確かにレズか?とか目立ちすぎ?とかそもそもそんなに信用してるなら異世界の話しろよとかいろいろありますが、一番自分がもっと書くべきだったのは、なんでこの二人がここまで信頼して大切に思ってるかを書いてないのがよくないと思いました。そこを書かずにいちゃいちゃしてたら確かにただのレズですね。
新しい話も読んでもらえたら幸いです。




