表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
時代遅れの女神様からの贈り物  作者: 白ヤギ
シャトール村を救え!
20/51

19 アレンの冒険者日誌3

これでようやく、第2章も終わりました。ここまでは説明も多く、また文章力も無いのでつまらなかったかもしれ無いですが、第3章からは、頑張りたいです。


ブックマーク登録などありがとうございます

翌朝、村人達が引き留めるのを断って、エーネの町へ向かう。素材は、村人達が見えるところまでは、大きい袋に入れてもらったのを2人で持ち、見えなくなってから、サクラのアイテムボックスに入れた。全く便利なものだ。町に着く前に、売る分の素材を取り出し、換金所に持っていく。貴重な素材は売らなかった分、銀貨2枚と銅貨6枚になった。サクラは初めて見るお金に、ホクホク顏だった。


しかし、お金の単位なども知らなかったのは驚いた。エーネまでの道程を、お金の単位や、冒険者のランク、一般的な常識まで様々な事を聞いてきた。知識はあまり無いが、頭の回転は早く、どんどん覚えていき、こっちも教えるのが楽しくなったほどだ。


換金も出来、後は船着場にある、簡易ギルドで、サクラの冒険者登録をする。村長さんからもらった、バシリスクの討伐の事を書いた手紙もあり、驚かれたが、なんと、サクラは初めから、ランクDの冒険者で登録出来るみたいだったので、それでカードを作ってもらった。勿論俺も、本部に行けば、Dランクに上がるのだが、俺の場合は試験の関係もあり、今はここでは出来ないみたいだ。


サクラはこれで、冒険者になり、身分しっかり証明出来ることに安心して、終始上機嫌だった。しかし今朝から、昨日まで感じてた、すさまじい魔力がかなり小さくなった気もするが、俺自身が魔力について詳しくないので気のせいかもしれない。

後は船が来るまで他愛のない話をした。バシリスクの討伐証明の、尻尾の先っぽを渡そうとしたら、それはアレンにあげると言われ、最初は断ったが、強く言われた事もあり、有り難くもらった。

冒険者ギルドの本部があるマレポの町に着いたら、G〜Cランクまでの、下級ギルドに行き、そこでジョブを取得する事も説明しといた。ほんと何も知らなかったので、ほとんどの冒険者は、よほどの事がない限り、『冒険者の加護』を取得し、手に持ったアイテムは、鑑定出来るので注意しろと教えたら、驚いていた。そんなこんなで、船が来た。サクラとの、短かったけど濃密な2日間は過ぎていった。また再会できれば嬉しい。


夏の月 8日


何故か、昨日一昨日の、日誌が読めなくなっていた。何故だかはわからない。臨時で組んだ、サポーター(・・・)のサクラを見送ってから、俺はしばらくは村に残り、バシリスク騒動の後処理をする。

風の山で見つけた、魔剣などが無かったら危なかったが、なんとか倒せた。

この功績もあり、俺はギルド本部に戻れば、ランクがCになるみたいだ。試験官殿は死んでしまったり、いろんな事があったが、俺がバシリスクに勝てたのは、今後冒険者をやっていく上での、自信になった。サポーターのサクラも、見所のある魔法で援護してくれた事もあり、サポーターでは無く、パーティーメンバーだったと、簡易ギルドに報告したら、なんとDランクの冒険者になれて、心底感謝された。やはり綺麗な女の子に喜ばれるのは嬉しい。何か大事な事を忘れている気もするが、思い出せない。


今夜の酒も旨そうだ。


夏の月 9日



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ