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エピローグ

祐介逮捕後、


僕と愛花は元通りになった家の


リビングのテーブルでしばらく


呆然と座っていた。


「こんなの家じゃないわよ」


愛花はため息をついて言った。


「家って便利ならいいってもんじゃないでしょ。


家族のぬくもりがないとどんなに便利な家でも


ちっとも住みたいと思わないわ」


僕は言った。


「この度は面倒くさいことに巻き込んでしまって


悪かったね」


「いいわ。勉強になった。こんな家に住んでいるよりだったら


まだウザい両親とせまい家に住んでいる方がマシよ」


愛花は両親への反発から家出をし、


簡単に稼げる添い寝嬢をやり始めたのだという。


「アタシ、お家に帰ろうかな…


ひさしぶりにウザい親の顔でも見てやろうかな」


「また、機会があったら添い寝サービスの依頼で


呼んであげるよ」


僕が冗談半分に言うと、


「ありがとう、でも添い寝嬢は今日でやーめた。


アタシはそんなタブレット一つでコントロールされる


ような人間にはなりたくないし。アタシは


どこにも所属しないわ。今日から自営業を始めるわ」


「どんな自営業?」


愛花は少し上目使いになりながら、


「5000円で一時間デートしてあげる、どう?」


「いやいい」


「でもね、デートサービスは最初の三回まで無料よ」


愛花がいたずらっぽく微笑んだ。



あれから携帯住宅はトラブルが何千件もあり、


一度販売中止となり、購入済みだった人の場合


住宅ローンは半額免除となった。



僕は今日、愛花と四度目のデートに出かける。


なぜか四度目も無料にしてくれるそうな。




(おしまい)


気軽に作ったしょうもない話ですが読んでくれて感謝感謝です!!

ありがとうございました!!!

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