魔力、G、呪文、魔聖具について
詳しくは部分ごとで説明
大まかな魔導士の現状
全人口の6割が所持し、生活のに必要不可欠なものとして浸透している。しかし、高いGを持つ者は少なく平均的なGは20~30。大きく括ると
一般人G0~30
低魔導士G30~50
中魔導士G50~100
高魔導士G100~120
大魔導士G120~200
元帥G200~
に分けられ、さらにその中で細かく分けられる(兎に角、階級大事上の人が偉い)。高いGを持つ者が少ないせいか、Gの高さで人を判断する人間が多く差別など当たり前。力が全てと言ってもいい。大半の魔導士は「魔導組合」に所属しているが、基本的には「○○結社」という感じにメンバーが集まり数十人~数百人程度の一つの組織として行動する為組織としては一枚岩ではなく、構成員各々が自分の権益やそれぞれの得意分野を守るために行動することも少なくない特に元帥(魔導組合内の司法・立法・行政を運営を司る最高機関)は12しか席がなく、その上現在では8人戦闘が可能なのは3人しかいない状態。
魔力について
魔臓器と呼ばれる水月(鳩尾)の辺りにある内臓から生み出される、エネルギーの一種。個人によって貯蔵量に違いがあり、決して本人以外には定着しない臓器(つまり移植不可)。貯蔵量は遺伝によるところが強く、その為政略結婚などが復活。有名どころで言えば姫宮や藤戸。また、しかし、遺伝されない場合や突然の魔聖具の系統変化、酷い時にはそもそも魔臓器を持たずに産まれる事などザラな為、両親の両方が魔導士でも子供は一般人など当たり前。その逆もしかり。魔聖具との関係か得手不得手が存在し、全ての属性に変換できるわけではない。
Gについて
魔力の値。内臓されている魔力の量を表したもので、この値が高いほど魔力が多くより大規模な呪文や魔聖具の強化に向けられる。しかし、実際の高G保持者は少なくG200を超える者は滅多に表れないため、人格などに関係なくGが高いだけで幹部に選ばれたりするなど一種のステータスとして考えられている。しかし、低いGでありながらも効率よく魔力を廻すものも現れ見直されつつある。
呪文について
疑似的な自然現象(火、風、雷、土、水)とその上位(焔、嵐、稲妻、鋼、凍)の十章×十一番に各秘奥の計120種類が存在するが魔聖具と相対する魔術やそもそも魔臓器を持っていても呪文を発動できない者、一部の例外者など120種全てを発動は不可能。また、魔聖具と同じ種類でも十一番までたどり着くのに才能のあるもので最低20年掛かり、秘奥にはそこから更に15年必要。相対するモノだと5倍、そうでないモノは2倍の年数が掛かる
↱火→風→雷→土→水↲
↱焔→嵐→稲妻→鋼→凍↲
魔聖具について
個々の持つ魔力の根源と言われているもので、精神の最深部に存在する己の起源を認識することで展開装備できる常識を塗り替える唯一無二現実。普段は根源(魔臓器)に収納されており、その為刃物類も基本的には鞘などは存在しない。展開の際に、魔力と同色のオーラが体が出るが魔力の総量により出方が異なり、より濃く多く出る者ほど展開される魔聖具の力が強い。起源の認識方法は様々で、自然に認識する者や生命の危機に瀕した時に発見した者、催眠などによる人工的に認識させられた者など系統は多岐にわたり、タイプも複数存在する。
主な系統
火焔系
総じて火や炎を生み出し操作する能力。比較的メジャーな系統。単純に火を出すだけではなく、その火で煙を作ったり酸素を奪うなど応用性もある。下はライターの炎程度だが、中には火柱を上げる者や街一つ燃やし尽くせる者もいるが、化学が進歩してしまった為あまり重宝されなくなった。
氷結系
総じて氷を生み出す能力。比較的メジャーな能力。基本的には周囲の水蒸気などを利用して能力を発動する為、周囲に水気のない場合は普段よりも多くの魔力を消費してしまう。また、強度や純度も使用者の力量次第な為、同じ系統でも力の差が激しい
電撃系
総じて電気、磁力(電磁波)等を操る能力。比較的メジャーな能力。単純に電気を操るだけではなく、電子機器の直接的な操作、微弱な電磁波の発散とその感知など汎用性が高いが、そこまでの制御は単に電気を操るだけでなく電子工学についての専門的な技術が必要。
風力系
総じて気体、風を操作する能力。比較的メジャーな能力だが、風の流れを逆算し制御する複雑な操作が必要なため他の系統より魔力の消費が多いが鍛えれば暴風や真空刃を生み出すことが出来る。
鑑定系
総じて物を見る能力。基本的には見た物質の過去や由来などを見極める能力。上位の者だと人の思念や過去、未来すら見ることができる。
肉体系
総じて自己の肉体強化をする能力。魔力を肉体に閉じ込め自身を強化する事で圧倒的な筋力や脚力を手に入れることが出来るが、中途半端な者は「筋力は強化出来ても、関節や内臓の強度はそのまま」になってしまい自爆を起こしてしまう。また、一部の例外を除き全ての魔導士が使えるハズの呪文を使えないという特徴もある(魔力を完全に体内に閉じ込めてしまっている為、外に放出できない為)
振動系
総じて揺れを起こす能力。比較的マイナーな能力。単に揺らすだけな上、対象に触れる必要があるため使い勝手が悪く。また、大きな揺れ(地震レベル)を起こすには大量の魔力を必要とするため非常に燃費の悪い能力の一つ。しかし、圧倒的な魔力さえあれば超振動で熱を帯びさせたりなど汎用性が高い
回復系
総じて治療、修復する能力。比較的マイナーな能力。タイプによりやり方は異なるが、使用するのは魔力だけでなく自身の生命力(体力)も消費するため使用後は貧血やめまい、脱力感に襲われることが多い。その為戦闘時は護衛と行動するがほとんどで、後方に下がったまま滅多に前線には出ない。
隠密系
総じて気配や光を遮断する比較的稀な能力。 一時的な透明人間になることも出来るが、純度や状況によっては激しく魔力を消費していまい、隠れることしかできず戦闘には純粋な個人の力を使わなければならないためあまり知られていない
召喚系
総じて契約した対象を異界から呼び出す能力。比較的稀な能力。契約したものにより消費する魔力も力も変わる為、個人個人で戦闘力は大きく違う。契約は二種類あり、契約者に服従した「完全契約」と何等かの報酬を要求する「仮契約」のに分かる。どちらも契約者の死後は野に返るが、仮契約の場合は契約者の血肉を喰らっていくモノもいる(死後の肉体を報酬として契約した場合)。中にはその家系の守り神として残り続ける変わり者おり、その場合は直系の子孫の召喚系魔導士に引き継がれる。