電話Ⅱ
九音→電話中
和音→読書中
奏→???
九音「・・・・・・・・・・・・・・・。あ、もしもし俺・・・」
・・・ブチッ。ツーツーツー・・・
九音「・・・え?は?あ?あのボケ、ソッコーで切りやがった!!」
和音「お兄ちゃん、ウルサイ。奏兄から呼ばれてるんだから、早く行ってきたら?」
九音「ちゃうねん!!中身聞こうと思ったら取ってソッコーで切りやがってん、アイツ!」
和音「それって早く来いって意味じゃない?あーあ、サンドバッグから粗大ゴミか。」
九音「おい、和音!!お前、兄貴に向かってなんちゅう言葉つかっとんねん!!」
和音「お兄ちゃん、ウルサイ。私が奏兄に聞いてあげるから早く支度したら?」
九音「はいよ。・・・・・・なんで俺がこんなに邪険にされなあかんねんな」
和音「・・・あ、もしもし。和音です。今忙しかったですか?・・・なら良かったです。」
あれーー?扱い違うくね?気のせい?
和音「はい、実はお兄ちゃんがおにぎりの具は何を選んだらいいのかって。・・・はい、昆布と梅とあと適当に数種類ですね。・・・・・・分かりました、伝えておきますね。」
なんかメチャクチャ嫌な予感がするんですけど・・・
和音「じゃあ、また今度ご飯食べに来てくださいね。・・・・・・はい、失礼します」
九音「なぁ、奏なんやって?」
和音「昆布と梅と適当に何種類かだって。あぁ、あと来たら覚えておきなさい、だって。」
九音「え!?・・・・・・行きたないわ。なぁ、行かんでもいいかな?」
和音「別に私はいいけど、お兄ちゃんどうなっても知らないよ。」
九音「やわなー。・・・・・・行きたくねー」
けど行かなえらい目に遭いそうやしな・・・