ヒント
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こいつらの介入はある程度予測できた俺はきちんと回答を用意していた。
「悪いが今回はお前らに関わらせる気はない」
理由は簡単でアン達の申し出を断ってこいつの申し出を受ける理由もないからだ。
「そう、ですか。残念ですがまたお会いしましょう」
そう言って闇の中に消えていった。
「お兄ちゃん本当によかったの?もしかしたら私達が調べるより早く何かわかったかもしれないけど...」
「今更アン達の申し出を断ってあれを受けるのは筋が違う気がしてな...。ごめんな、苺は早く知りたいだけかもしれないのに」
「う、ううん私もそれはおかしいと思うから大丈夫だよ!」
苺には申し訳ないことをした気がする。ただの俺のわがままに付き合わせてしまったような気分になった。
その日は結局何も手掛かりは得られず次の日を迎えていた。
「悠馬君何かわかりましたか?」
また元生徒会長が俺の元へ来た。
「1日2日でわかるわけがないだろ。お前は何しに来たんだ?」
「私ですか?そうですねぇ...。強いて言うならヒントをあげにきたといったところでしょうか?」
「ヒント?」
「そうヒントです。答えだと悠馬君は意固地になって受け取らないでしょう?」
「本当はお前からヒントすら受け取りたくないんだけどな...」
「まあまあそうは言わずに。そう言ってると何もわかりませんよ」
「まあそれそうかもしれないが...」
俺は困惑していた。どうしてこいつは俺にこう情報を渡しがるのか、どうしてこいつは俺の味方に見える行動を取るのか、まったくの謎だ。
「とりあえずこのままだとまた断られそうなのであの精霊を頼りなさいとだけ言っておきます」
「あの精霊ってリスタのことか?」
「そんな名前だった気もしますね。彼女なら必ずいい方向に導いてくれるはずです」
「だが肝心の本人が行方知らずだ。どこにいるか知らないか?」
「あら行動に移すのが随分早かったですね。そうなるとリスタさんは...ああこの話はまだ早いですし、やめときましょうか。とりあえずリスタさんを探してみてください。私の予想ではまだこのアルカディアにはいるはずです」
リスタを探せか。中々難しいことを言うんだな。俺はリスタからまだ契約を切られていない。だからリスタの近くまで行くと魔力を感じられるし、リスタ本人も見える。だけど他の人には本気で隠れたリスタを見つけるのは難しいだろう。
だから俺1人で探しにいかないといけない。
そう思い俺は1人でリスタを探しに出ることにした。
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最後になりますがこの作品を読んでくださっている皆様に最大限の感謝を!




