婚約の条件
昨日分?本日分?わからなくなってきましたが更新です!
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その後、俺はアンを連れ食堂に行き食事をとった。
その日の夜、俺は昨日アンが言っていた言葉の意味を考える。
「レイや苺、リタの気持ちか...」
思えば俺は立ち止まって彼女達の気持ちを考えたことがなかったな。俺はこの世界をゲームの延長線としかみれていなかった。だから今は俺に少しでもそういう気持ちがある彼女達も、いずれその気持ちは雄に向くのだろうなとそう思っていた。
だけどアンの涙を見てそれはもしかしたら違うかもしれないとそう思う。
そんなことを考えながら俺は眠りついた。
朝、アンの声が聞こえて目を覚ます。
「悠馬さん私決めました!」
「何をだ?」
寝ぼけた頭で返答する。
「悠馬さんと婚約するかどうかのお話ですよ...」
アンが顔を赤らめながらこちらにそういう。思いの外早いなと思った。アンの結論がどうであれ俺の気持ちはもう決まっている。
「先に言っておきますが私は欲張りな人間です。そんな欲張りな私は、悠馬さんを諦めることも苺ちゃんやリタさんそれにレイちゃんの気持ちを踏みにじることはできません。だから私と婚約をするなら他の3人とも婚約をしてくれませんか?」
まさかの提案だった。一番その結論を出さなそうなアンがこの結論を出したということはかなりの葛藤があったはずだ。
「アン俺な、正直皆が少ししたら俺から離れていくんじゃないかってそう思ってたんだ...」
「そんなことは絶対にありません!皆がどれだけ貴方を慕って苦しい思いをしていたと思いますか?」
「それはそうだな...。わかった俺はアンの提案を受け入れるよ。元々昨日そういう考えもありかなって思ってたんだ」
「よかった...!これで皆で幸せになれますね!」
とてもいい笑顔だ。これが俺のみたいアンの姿なのかもしれない。
だがとおれひとつ気になっていた質問をアンにする。
「俺と苺って血縁関係があるから結婚できなくないか?」
「それは言われてみると確かに...。でも確か血縁関係のある人に対しては、異性でも恋心は抱かないようになっているって話を聞いたことがあるのでもしかしたら血は繋がってないかもしれませんよ?」
「帰ったら調べてみるしかないな。俺も両親のことを詳しく知らないんだ」
まさかこの話がこの後あんなことになるとは俺は思ってもいなかった。
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