王国へ
昨日分遅くなりました!ブクマありがとうございます!励みになっております!本日から新章です!
また平穏な日常を送っていたある日俺はとあることを思い出していた。
「そういえばアン、妹さんはそろそろ来るのか?」
「あーそういえばここ最近色々と忙しくて近況を聞けてませんでしたね...。今少し聞いてみます」
そういいアンが電話をかけにいく。
「何かあったら私も手伝うからね!」
とレイが鼻息荒くこちらにアピールしてくる。こいつ何かやらないと捨てられるとでも勘違いしてないか?前がそんな感じだったからそうなるのはわからなくはないが。
「でも確かにそう言われると遅いよね」
「だよなぁ。結構直近みたいな感じの話し方だったし」
そんな話をしているとアンが電話を切り上げこちらに帰ってきた。
「悠馬さん大変なことになっちゃいました...」
そんなことを言いながら。
「で俺らはなんで空港にいるんだ?」
「もう言ったじゃないですか!お母様とお父様が私の騎士と妹を預けることになる人の顔を見たいというので今からオーガスタに行くんですよ!」
そう、俺達はオーガスタ王国に向かう魔導飛行機に乗る為に空港に来ていた。あまり人が多すぎるのも向こうに迷惑がかかるので俺、アン、レイの3人だけで今回は来ている。苺とリタ、それにどこにいるかわからないリスタは留守番だ。
「しかしアンは俺の顔なりなんなりを親御さんに見せて説得したんじゃないのか?」
「いえ実はですね...。悠馬さんがいかに素晴らしい人物かしか伝えておらず顔を見せるのを忘れてまして...」
俺は天を仰ぐ。これで顔が受け付けないから騎士を降りろとか言われた日には俺はショックから立ち直れないだろう...。
それを察したのかアンとレイが必死にフォローしてくれる。
「でも大丈夫ですよ!悠馬さんかっこいいですし。ね、レイ」
「はい!悠馬お兄さんはとてもかっこいいですから安心して大丈夫です!」
本当だろうか?俺は正直失礼な話だがこの朝霧悠馬君の顔がそんなにかっこいいとは思わない。転生前の俺に比べると勿論かっこいいのだが。
「は?」
オーガスタ王国についた俺がアンの家の見える位置案内されて発した一言目がそれだった。いやこれは家と言うより城だ。
「そんなにすごいですかね?昔から仲良くなった人には驚かれはしますが」
「いやまあこれを見て驚かない方が無理があるだろ。レイなんて見てみろよ」
そう言って言葉を失って固まっているレイの方を指差す。
「と、とりあえず中に入ってしまいましょう!」
そんなこんなで俺達は城へと歩き出した。
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