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記憶の喪失

本日分!ブックマークありがとうございます!本当に毎日嬉しいです!

「あれ?ここは....」

 何か思考にモヤがかかっている気がする。

「お兄さんやっと起きたんですね!」

 そう元気な女の子の声が聞こえる。

「貴女は?」

 俺は彼女にそう問う。実際俺とこの子は初対面のはずだ。

「そっか....。そうなっちゃうのかこれは」

 そう女の子が悲しそうに呟いた気がした。

 俺は首を傾げながら彼女に別の質問をする。

「それで俺は何をすればいいんだ?」

「ごめんね....こうなるとは思わなくて本当にごめん」

 女の子の切実に謝る声が聞こえる。だが俺にとっては何も関係ない。与えられた仕事をこなすだけだ。

「もう一度聞く。俺は何すればいいんだ?」

「身勝手だとは思うけどとりあえず私のそばにいてくれる、かな....?」

 なんでお願いをするのかはわからないがそれがやることであるならば聞くより他はない。

「はい、わかりました」



 私はリスタに先導されてお兄ちゃんのところまで急いで向かっていた。炎魔法『フェニックス』で羽を作り空を飛んで。

「ここら辺で悠馬の魔力が途切れておる」

 と言われ止まったところは港の近くの倉庫街だった。

 私はかなり焦っていた。お兄ちゃんを助けないといけない一心でついこんなことを言ってしまう。

「いっそこの辺りごと焼き払って....」

「小童、その発言はわしが胸の中に留めておく。ただ言っておくぞ、それをやると悠馬ごと焼ける可能性もある」

「ご、ごめんなさい。私つい....」

「焦ってある気持ちは理解できるがな。ただゆっくり探す時間もなさそうなんじゃ」

 なぜかはわからないが時間がないらしい。どうしようこのままじゃ....。



「苺ちゃん!」

 ふと足元から聞き覚えのある声が聞こえる。ふと下を見るとアンさんがいた。

「アンさん!?なんでここに」

「苺ちゃんがいきなり飛び出していくのが見えて雄馬に報告に行ったら悠馬がいなくて急いで出てきたの」

 私は自分で自分のことをバカだなと思う。こんなに私達のことを思ってくれている人に何も言わずに1人で向かってしまうなんて。お兄ちゃんにも昔言われたな....。1人で全部こなそうとするのが私の悪いところだって。

「アンさん!風属性の魔法でお兄ちゃんを探せますか?」

 私がアンさんを頼ったのを驚いたのかすごく嬉しそうに言ってくれる。

「うん、任せて!」

 そういえば聖霊もそういう魔法を持っていたような。あれ?なんでリスタさんはそれを使ってないんだろう。

「苺ちゃん!見つかったよ。右から3番目の倉庫」

「わかった!ありがとうアンさん」

 私はひとまずそのことは置いといてお兄ちゃんの元へ向かう。

 ギィーと倉庫のドアを開けた私は驚いた。何故なら明らかにこちらに魔法を打つ準備をしているお兄ちゃんが待ち構えていたからだ。

このお話が面白かった方はブックマーク又は広告下の☆☆☆☆☆を★★★★★に面白くなかった方は☆☆☆☆☆を★☆☆☆☆にしていただけると嬉しいです!


最後になりますがこの作品を読んでくださっている皆様に最大限の感謝を!

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