生徒会長の行方
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「なるほど、やはりそうでしたか」
「まあそうですよね...」
放課後、俺は学院長のことをアンとリタに報告していた。
「ただこれによって1つ問題が生じるんだよね。さっきリスタとは話してたんだけど、本物の生徒会長はどこに行ったんだって話だ」
「悠馬さんに身分を偽って依頼をしたというのも少し腹立たしいですが、目下の問題はそちらですね」
「でも本物の生徒会長さんの居場所は何もわかってないんですよね?」
「それが1番の問題なんだよな。人を探す魔法なんて便利なものを俺らは使えないし、足で情報を集めるしかないけどあの学院長が情報を残すとは思えないんだよな」
そんなことを話し合い、とりあえず俺達は生徒会長を探す方向で方針を纏めた。
翌日俺達は元々の生徒会長がどんな容姿だったを探る為に学院の書庫に来ていた。
この学院の書庫は番人と言われる古代の機械があり、いくら学院長であっても中に入って書き換えを行うことはできないと思う。
「ありました!これですね」
アンが膨大な量の中から昨年の選挙で使われたポスターを見つけてくれた。
「この顔は...」
「悠馬さん見覚えあるんですか?」
「思い違いかもしれないけど、少しだけ昔見た知り合いに似ているような...」
そう、学院長が俺に見せていた人物に酷似している。
「とりあえずこのポスターを持って駅前とかで聞いてみるしかないですね」
「そうだね。とりあえずそうしてみようか」
そうしてポスターを見せながら探しているとふと声をかけられた。
「貴方達この人を探しているの?」
「はい、そうです」
「そう、じゃあ私に着いてくることね」
そう言われ仕方なく着いて行ったのはいいがなにかポスターの人物よりも見覚えのある人物であることに俺達は気づいてしまった。
「あの人違いだったら大変申し訳ないんですけど、もしかして千代さんですか...?」
案内していた人物がビクッとしたがすぐに変に上擦った声で返ってくる。
「ち、千代なんて名前の人は知らん!」
千代さん声が震えてますよと言うこともできず気まずいまま案内が進んだ。
暫く歩くと町外れの小屋に着いた。
「ここにお前達のお目当ての人物がいるだろう。私の仕事はここまでだ」
とかっこよく去っていった。桜は恩返しのつもりだったのだろう。にしてもリタがいなくて助かったとも言える。
そう思いながら俺は小屋の中に入っていった。
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