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リタの記憶

コメントにてご指摘を頂きましてこちらの話を追加いたします。粗筋も少し変更しておりますので併せてご覧になってください。


 私はいい人達に恵まれたなと思う。いつも私臆病な私を守ってくれる桜、そして魔力の流れがとても綺麗な2人アンさんと悠馬さん。



 だけど私には3人に隠している大きな秘密が1つある。

 それは私がこの世界出身ではないということだ。実はアルカディアという都市やオーガスタ王国の存在しているこの世界とは別にもう1つ世界が存在している。これをこちらの世界では外の世界と呼んでいるらしい。

 これはこの国でも知っている人物はごく僅かだろうし向こうの世界でも知っている人は殆どいないだろう。こんなことを万が一にでもお互いの世界が全員知っていたら全面戦争が起こってしまう。そのぐらいの秘密がこの2つの世界にはあるのだ。



 私がこのアルカディア側出身でないことを実は初めから知っていたわけではない。私はこの世界に送られた時に記憶を消されていた。

 私が記憶を取り戻したのは初めて魔神が町に現れた時だった。私はその時の記憶を思い出していた。



「お前、もしかしてあちら側の人間か」

 そう魔神に話しかけられる。

「あちら側...?なんの話ですか?」

「あはは、そうか。お前は記憶を奪われたたちか。面白い」

「私が記憶を...?」

「器も備わってるみたいだな。喜べ私がお前の記憶を戻して力を与えてやろう」

 この魔神さんは話を全く聞いてくれないらしい。魔神がわたしの頭に手をかざした。

 とてつもない情報量が頭の中に入ってくる。

「うわぁぁぁ」

 私はそこで気を失ってしまった。

「流石にこの情報量を一括で与えると耐えられんか。まあいい死んだ時はその時だろう」



「よう生きてたか」

 体の中から声が聞こえる。

「私は一体どうなったんですか...?」

「私はお前は記憶を取り戻す代わりに私の一部をお前の体に宿したんだよ。時々お前の体を借りるからよろしくな」

 そう、体の中に宿った何かからの声が消えた。私はこの日から時々意識を失うようになったし町の人達からも少し怖がられるようになってしまった。

 でもそんな悪いことばかりではなかった。

 私は自分が何者であるかをこの何かのお陰で思い出すことができたからだ。



 どうやら私はこの世界から分かれた外の世界で生まれ育ったらしい。神を祀る巫女の家系に生まれ何事もなく育ったが、ある日神託が

 下りわたしの記憶を消した後この世界に送ったという。つまり私は実の両親に捨てられたのだ。神という曖昧な存在の託宣によって。

 そして同時に私は自身の中にいる存在が自身の憎むべき神であること知った。



 私はその後桜と出会い、学院に入った。

 なんだか最近は記憶を失う時間が多い気がしますが私は大丈夫なんでしょうか?

このお話が面白かった方はブックマーク又は広告下の☆☆☆☆☆を★★★★★に面白くなかった方は☆☆☆☆☆を★☆☆☆☆にしていただけると嬉しいです!


最後になりますがこの作品を読んでくださっている皆様に最大限の感謝を!

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