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祝勝会

二話目です。

 悪魔を倒した俺達は先生に解散を言い渡された後、祝勝会をすることにしていた。何故か俺の家で。お店を借りればいいんじゃないかと提案した俺の意見は却下された。しかもアンに...。



「またお兄ちゃんが女の人連れて帰ってきた」

 邂逅1番妹に言われるセリフがそれでお兄ちゃんは悲しいよ。

「こら、苺ちゃんダメですよ。この人達は私と悠馬さんのパーティーメンバーの方達です」

「それは失礼しました。私は朝霧悠馬の妹の朝霧苺です。よろしくお願いします」

「私は千代桜だ。気軽に桜と呼んでくれると嬉しい。よろしく」

「私はリタ=ライトです...。よろしくお願いします」

 それぞれの自己紹介が終わったところで俺は気になっていたことを聞いた。

「苺、リスタはどこに行ったんだ?」

「それが私にもわからないんだよね。帰ってきたらいなくて、てっきりそっちにいるのかと思ってた」

 たまに外を勝手にぶらぶらして帰ってくるし多分大丈夫だとは思うが後で確認してみるか。精霊と契約者は離れていても会話することが可能だ。



「へぇお兄ちゃん達悪魔を倒したんだ。なるほどそれで祝勝会ね」

 苺に今日学院で会ったことを話した。

「まあそういうことだ。しかし悪魔って結構めんどくさいんだよな」

「そうですね。有史以来我々は悪魔や魔神といった存在に悩まされてますからねぇ。悪魔は特に連鎖的に出てくるので、学院も明日からその対処に追われて大変なのではないかと」

「実践教えてくれている先生ももしかしたら今後は変わるかもしれませんね」

 悪魔というのはそういうものだとリスタの知識から知っていた。正直今後どうなるかわからないのがかなり怖いが、今はこの祝勝会を楽しむのが優先だ。

「リタさんわかってますね、そうなんですよ。お兄ちゃんの魔法って綺麗ですよね」

 そんなことを考えてる間にまた俺の魔法云々で盛り上がってる。

「ちょっと前から疑問だったんだけど俺の魔法ってそんなに綺麗か?」

「それはもう美しいですよ...!魔力の流れから全てが完璧です」

 リタが手放しで褒めてくれる。

「魔力の流れが見えない私でも美しいと感じますし綺麗だと思いますよ」

 アンは出会った頃から俺の魔法が好きらしいんだよな。よくわからないけど。まあ好かれてる事はいいことだろう。



 俺は祝勝会が終わった後にリスタに連絡を取ってみる。

『リスタ、無事か?』

『平気じゃ。ちょっと昔馴染みを尋ねてただけでもう数日したら戻る』

『わかった。苺が心配してるから早めに帰ってくるんだぞ』

 しかし、リスタの昔馴染みか。多分大聖霊の類なんだろうなと思いながら俺は寝ることにした。



 次の日実戦訓練に参加した俺達に告げられたのは先生の変更だった。あの先生は結構強かったし仕方ないかと俺は思ったのだが次に来た教師が大分問題があった。

「私が新しい先生だよぉ。よろしくねぇ」

 喋り方が特徴的なのは別にいい。だがリタから妙なことを言われた。

「悠馬さん...あの先生魔力の流れが普通の人と全然違います。もしかしたら」と。つまりもしかしたら悪魔かもしれないということだ。

 かなり厄介な潜り込み方をされたものだな。俺はアンにも耳打ちをしておく。

「あの教師リタの目で見ると魔力の流れがおかしいらしい。気をつけてくれ」

「わかりました。一応最大限の警戒はします」

 また忙しくなりそうだな。そう俺は思うのだった。

 ところで祝勝会の時に全員と出かける約束をしてしまったのだが本当に行くのだろうか...?

このお話が面白かった方はブックマーク又は広告下の☆☆☆☆☆を★★★★★に面白くなかった方は☆☆☆☆☆を★☆☆☆☆にしていただけると嬉しいです!


最後になりますがこの作品を読んでくださっている皆様に最大限の感謝を!

p.s.6000pv超えましたありがとうございます!

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