魔法科高校の絶対異常者
俺の日常が、こわ、れ、る...
2032年。俺は今日から高校3年だ。普通の学校生活を送ってい、るはずもない...なし得ないとされていた魔法の技術は進み、世界は魔法や呪文それが常識になっていっているのだから。
「っと、そろそろ時間か。行かなきゃな。3年目とはいえど新クラスは緊張するんだよなぁ、」
数十分歩けばもう学校に着く。ここは俺が通っているごく普通の魔法科高校だ。
「よ、龍之介、おはよう」
「.....」
「ねぇ!返事してよ!泣くよ!?」
こいつは1年の頃に知り合った須本 涼太。いつもやかましい。...根はいいやつだ。
「朝から騒がしいな、俺はクラスでどう生き抜くか考えてるんだ邪魔するなよ」
「へいへーい。おっ!クラス発表されてんじゃん!龍之介と同じかなー?」
「龍之介ー、俺は3-6だったぜー」
「俺は3-8だよ。」
「一緒じゃなかったかぁ、ま、頑張って生き抜けよー」
「1%頑張る」
15分ほど経っただろうか。先生がやってきた。
「よーし揃ってんな。今日から担任になる楓坂 凛だ。自己紹介とかそういうのめんどいから適当にやってくれ。30分で済ませろー」
あ、俺の番だ。
「秋元 龍之介です。よろしく。」
そんな緊張はしなかった。あっという間だ。
「神楽坂 鈴音です。よろしくお願いします!」
「あ、え?鈴音?」
「え!龍之介!?」
さっきも自己紹介していたが、こいつは神楽坂 鈴音。幼馴染み、みたいなもんだ。
「おーい、そこー、会えて嬉しいのはわかるが時間ないから後でなー」
先生は時計をさしながら言う。
申し訳ないやら、恥ずかしいやら、入り交じってるがとりあえず座った。
次の自己紹介。それを聞かなければ俺の日常は変わらなかったかもしれない。それとも運命なのだろうか。それに気づくのはまだ先の話。時が止まったのかと感じるほど見入ってしまった。それほど綺麗だったから。
「私の名前はアリス・ルイーズです。アリスって呼んでくださると嬉しいです」
160あるかないかの小柄な身長で銀髪に花の髪飾りを付けた女の子。
気付いたらみんなの自己紹介は終わっていた。
「よし!終わったな、今日は自己紹介と説明だけだからもうすぐ帰れるぞ。良かったな。じゃ」
先生は足早に出ていった。
休み時間。アリスの話でもちきりだった。
「どこ出身!?」
「スタイルいいね!」
「好きな映画とかはっ!」
「おい、授業時間だぞーすわれすわれー」
もうそんな時間か。
「さっそくだが、明日から魔法の試験にもう入ってもらう。いつどこで必要になるか分からんからな。だから明日試験するぞー。しっかり準備してこいよ」
「んじゃ、今日はかいさーん。帰っていいぞー」
よし。帰るか。明日試験らしいしゆっくり休も。
「龍之介!かえろー」
「鈴音か。だな、帰ろう」
「龍之介が同じクラスなんてびっくりしちゃった」
「俺もクラスメンバーちゃんと見てなかったから鈴音が居るとは思わなんだ」
ーーいつもの道を帰る。なぜか早く感じた。
「じゃあね、龍之介」
「うん。気を付けろよ鈴音」
ガチャ、そんなドアの音もうるさく感じた。
「ふぅ、帰ってきた。初日は緊張するな」
「、、今日は早めに寝るか」
風呂とご飯を済ませ、ベッドにダイブした。まだ寝るつもりはなかったのだが寝てしまった。
「ふわぁあ、あれ?寝ちゃったのか。そういえば今日は試験か。」
「俺の魔力は〇〇だから合格もらえるのやら...」
魔法科高校に通っている者達は全員が固有の魔力を持っており、炎、氷、風。あらゆる属性がある。メインの他にも、陰、陽などの特殊属性もある。
「全員居るかー。試験はじめっぞー。」
「じゃあ、とりあえずペアで戦闘してくれ。」
ーーーーーはぁ?たたかう?技術を魅せるのではなく戦闘!?
でも、俺の日常を守るためだ。最低限やるしかない。
俺の相手はーーー、円城寺 大門だ。あいつは炎の属性を操り、「炎火」の魔力を持っていたはずだ。直接やるのはやばい。
「俺の相手は秋元かっ!俺はもっと上を目指し生徒会に入る!勝たなければならん!いくぞ!」
「あぁ、来るならこい。」
「はぁあ!!「炎火息吹」!いけぇえ!!」
円城寺の手元から息を吐くように炎が出た。くらったらまずい。あいつは最初から本気だ。
「俺も勝たなきゃいけない。日常を守る為にも。終わりだ。」
その瞬間、円城寺の魔力と武装が解除された。たたかうすべはない。秋元が勝利した。
「ふー、危ねぇ、やっぱり円城寺は強いよ。」
「負けてしまったな。俺の分まで頑張ってくれよ。」
「あ、あぁなんとか頑張ってみるよ...」
1ペア目の勝者、秋元 龍之介。




