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元勇者は静かに暮らしたい(Web版)  作者: こうじ
領主編
84/415

元勇者、帝国の現状を知る

 シンシアがいた帝国がどうなっているのか、丁度村に来たシュバルツに聞いてみた。


「別の大陸の事だから直接見聞きした訳じゃないがかなり衰退している、と聞いてますね。」


 やっぱり芳しくは無いみたいだ。


「うちよりも歴史はあって古い国なんですが、今、内政も外交も上手く行ってないみたいですね。」


「何で上手く行ってないんだ? 結構大きな国なんだろ?帝国とつくからには。」


「長年の魔王との戦いにお金をかけてたみたいですね。税金もその分高くて庶民は常に苦しい生活をしてるそうです。ただ、貴族達は贅沢三昧な生活をしてるみたいです。」


「レバニアみたいにクーデターが起きそうだな。」


「時間の問題みたいですよ。不満は溜まってるみたいですし、魔王討伐にも失敗、だけど王族は反省してないみたいですね。」


「って言うか、結構内情に詳しいじゃないか。」


「あぁ、実は帝国の王子がシュヴィアに留学に来てるんですよ。実家から手紙が来て、内容が内容で愚痴るんですよ。『帰りたくねぇ・・・・・・。』て。」


 帰りたくないってどれだけ悪くなってるんだ?


「あぁ、父上からの伝言で、開拓団のメンバーが大体決まったそうです。近日中に派遣するそうです。」


「そりゃありがたい。確かクリスタも参加するらしいな。」


「えぇ、メンバーも腕には自信ありの実力者揃いですよ。ちょっと訳ありなんですが。」


「訳あり?」


「全員が元いた組織とかグループから追放された面々なんです。」


 ・・・・・・この村に来る奴等はそんなのが多くないか?

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