表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
元勇者は静かに暮らしたい(Web版)  作者: こうじ
領主編
81/416

元勇者、孤児達の境遇を知る

 シンシアと子供達は教会に住む事になった。


 シンシア曰く『将来的には孤児院を開きたい』との事。


 子供達は人間が2名、獣人が3名、エルフが2名、魔族が2名だ。


 人間の子達はルーシェと『ハイツ』という男の子だ。赤ちゃんの時に教会に手紙と一緒に捨てられていたらしい。


 どうやら母親が生活が苦しくてやむ無く捨てられたみたいだ。


 獣人の子は3人とも女の子で『ベラ』、『ルア』、『ミワ』、という。


 3人は奴隷として売られたらしい。


 エルフは男女一人ずつで女の子は『ミラル』、男の子は『エリン』という。


 二人は何でも住んでいた村が何者かに襲われて逃げてきたらしい。


 因みに子供達の中では一番歳上だ。と言っても6歳ぐらいに見えるがエルフは長寿の一族だから、実年齢はわからない。


 さて、最後は魔族の子供達だが、サラの姿を見て驚いた。


「魔王軍最強の剣士のサラ様じゃありませんかっ!」


「私の事を知っているのか?」


「はい、サラ様は不遇の身でありながら魔王様に認められて四天王の地位まで登り詰めた、僕達の目標であり憧れです!」


 魔族の少年『カイヤ』と少女『ミサ』が目を輝かせてサラを見てる。


「サラって有名だったんだな・・・・・・。」


「ま、前の話だ。」


 サラは顔を真っ赤にして照れている。


 で、カイヤとミサはエリン達同様で住んでいた村から逃げてきたらしい。


 ただ、逃げた理由は村で迫害を受けていたからだそうだ。


 魔族でありながら『光』の属性を持って生まれたのが原因らしい。


 子供達の事情はシンシアから聞いた話だ。


「しかし、この子達は目が輝いているな。」


「えぇ、聖王様から『人種を否定するのでなく肯定すれば世界は良くなる。』と教えられていますから。」


 なるほどな・・・・・・。 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ