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元勇者は静かに暮らしたい(Web版)  作者: こうじ
元勇者編
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元勇者、サラを奴隷から解放する

「此処が俺の家だ。」


 自宅に帰って来た俺はサラを家にあげる。


「・・・・・・随分と小さい家だな。」


「貴族の家と比べたりすればな。とりあえず、サラ、腕を見せてくれ。」


「腕か?」


 サラは両腕を俺に見せた。


「あぁ、やっぱり『奴隷の烙印』が焼かれているな。」


 奴隷には烙印が押される。烙印を押されると、魔力等の本来持っている力を封印される。


「これは一生このままなのか・・・・・・?」


「普通は契約者が解除しなければ一生このままだ。普通・・はな。」


「何か手立てがあるのか?」


「まぁ、見ておけ。〈解除魔法リミットブレイク〉発動。」


 サラの腕に手を当て詠唱すると奴隷の烙印が徐々に消えていった。


「おぉっ! これが勇者の力なのかっ!?」


「俺の力、て言うか、基本的に魔法は全て覚えられるんだよ。」


 勇者の特権というかレベルを最大値まであげた結果だ。


「力がみなぎってくるのがわかるぞっ! ノエル、何と礼を言ったら良いか!」


 サラは凄く喜んでいるが、俺としては大した事をした訳じゃない。


 困った人がいれば助ける。


 親父の教えだ。


 笑顔は何よりの報酬だ、と教えられてきた。


 俺は親父の教えを胸に刻んで生きてきたつもりだ。


 それはこれからも変わらない。

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