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元勇者は静かに暮らしたい(Web版)  作者: こうじ
領主編
73/415

元勇者、静かな異変を知る

 早速、教会に入ってもらい女神像の状態を見てもらう。


「なるほど・・・・・・、修復は出来ますけど時間がかかります。」


 女神像を一目見てサニーはそう言った。


「流石に不在はマズイですから代用の女神像を用意しますよ。」


「修理するとなるとどれくらいかかる?」


「半月ぐらいかかりますね。」


 まぁ、それぐらいならしょうがないか。


「他の仕事もあるだろうにすまないな。」


「いえいえ、丁度時間が空いてましたから。それに、大きな仕事は大手が持っていっちゃいますから。」


「大手と言うとシュヴィアの商会の事か?」


「はい、ただ最近大変な事が起きてるみたいで。」


「大変な事?」


「えぇ、とある伯爵家の自宅がリフォームされたんですが、そこの階段で奥様が転倒されて大怪我をされたそうなんです。」


「足を踏み外す事はあるだろ? そんな大事とは思えないけどな。」


「ただね、奥様は妊娠中だったんですよ。」


「えっ・・・・・・、それじゃあ。」


「はい、流産されてしまいました。それで伯爵様は大激怒してしまい、その担当した建築士に損害賠償を求めているそうなんです。その賠償額も半端無いみたいで・・・・・・。」


「因みにその建築士て誰だ?」


「確か『ゼオール・ドラッガー』て言う人ですよ。」


「えぇっ!? その人僕の兄弟子ですよっ!?」


「えっ、もしかしてアムールを追い出したって言うのは・・・・・・。」


「はい、その兄弟子です。」


 なんとまぁ、因果応報とはよく言うが、こんな形でアムールを追い出した罰が当たるとはなぁ・・・・・・。    

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